真っ直ぐ行って凪ぎ払う!!~今年の勇者は最高レアの筋肉モリモリマッチョマンの大男を側に憑けてました~

デルタイオン

第1話 勇者召喚 幽霊もサービスで

今年も魔王が復活した。

雷鳴らいめい鳴り響く城に王様が座っていた。

王女は汗だくになりながらも勇者召喚の儀式を続けている。

そして、召喚の魔方陣が光り輝き、勇者が現れた!!

幽霊と共に




勇者の名前は勇者。

正義勇者せいぎゆうしゃである。

ちなみに喋りません。

そして、幽霊。

うん、幽霊。

ただ筋肉モリモリマッチョマンの大男なだけの幽霊である。

なんか熱気が凄くて空間が歪んだりしてるけど、ステータスには幽霊となっているので幽霊である。

んで、まあいつものように8000Gと鉄の剣(新品)を渡して聖剣を探す事から始まる・・・はずだった。


「王様!大変です!」


「なんじゃ?」


大森おおもりの山が・・・大森の山が消えました!」


「なんじゃと!?勇者達は無事か!」


「ええ、勇者達は無事・・・なんですが。」


「そうか、それは良かった。して、なんじゃ?」


「その・・・実は勇者の幽霊が大森の山を消しまして・・・」


「・・・え?」


さて、ここでこの世界を説明しよう。

魔王城は大森の山と枯れ果てた大地を越えた先にある魔女の森を抜けた先・・・の更に先。海の向こう側にあるのである。

そして、聖剣は大森の山にあり。魔王を倒した後に勇者がそこにある聖剣の丘の頂上にある清なる岩に突き刺し、眠りに就くのである。

そして今回。大森の山で筋肉を育てていた幽霊が山の岩肌に向かってグーパンチした所。一夜いちやにして音も無くちりと化したのである。

ちなみにこの影響えいきょうで枯れ果てた大地に木が生えたりしてるが、まだその報告は来ていない。

聖剣は無事だったが、その聖剣に宿っている精霊がPTSD(つまりは死にそうになって白目剥くようになる)みたいなのになって擬人化したまんまである。

ちなみに、これは余談だが。その影響で子供みたいになって可愛くなってたりもする。

ロリノジャじゃなくなったわけだ。

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