第3話:勇者の使命
「ふむ、そなたが新たに現れた勇者か…… ぷっ!」
おいこら王様、あたしを見て笑ったろ?
大広間であたしは
周りの貴族や騎士に大臣たちもひそひそと中には笑いをこらえていやがる。
神官があたしを王城に連れて来て勇者だと言う。
町娘のあたしが勇者なわけないと言うと、涙ながらに神官は
「いわんや、
何それ迷惑!
そんな理由であたしに取り憑いてんの!?
「なんであたしなんかにぃ…… うっ! ちょ、ちょっと
「あ、魔王討伐しないとそれ脱げんよ?」
おいこら神官!
何言いだしてんのよ!!
「では勇者ソミアよ、魔王討伐をして人々を救ってくれ、ぷっ!」
王様!
緊急事態で内股でプルプルしているあたしを見てなに笑ってんよ!!
「乙女は
「そこぉっ! 何妄想入ってるの!! 緊急事態よ、何とかしてよ!!」
神官も笑いをこらえてやがる!
「では魔王討伐してくれるなら【浄化魔法】教えてやろうかの。体内の
足元みやがってぇ!
「する、するから呪文教えてっ! じゃなきゃ乙女の
「約束じゃぞ?」
にたり顔の神官から【浄化魔法】を習って危うきを回避したけどその後しっかりと殴っておいた。
王様も他の人も流石に何も言わなかった。
はぁ、なんであたしが……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます