第2話:女勇者
「なんと、あなたは勇者です!」
「はいっ?」
神殿に呪われて脱げなくなった男物の
どうもいけな。
平和が長続きするとこう言ったボケ老人が増える。
「とりあえず、この呪いを解いて下さい」
「いや、これは凄いぞ! 歴代の勇者の中でもかなりの力が有るぞ!!」
あたしを鑑定していた別の神官までボケたか?
全く何を言っているのやら……
ばんっ!
「た、大変だぁ! 魔王が復活したぞ!!」
いきなり入ってきた神官がそう言う。
思わず驚くあたし。
「はいぃぃぃぃっ!?」
「なら大丈夫だ、今ここにも勇者が現れた!」
「良し、早速お城に報告だ!!」
言いながらあたしは神官たちに
「ちょっ、なっ! 変な所触んなっ! じゃなくて、なんであたしが勇者なのよッ!! こ、こらぁっ!!!!」
あたしの叫びは完全に無視されて神官に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます