第43話 番外編

 (???視点)


 夢を見た。


 彼女と二人で部屋で勉強をしているところを。


 夢を見た。


 彼女と一緒に登校しているところを。


 夢を見た。


 大学に合格して、一緒に泣いたところを。


 夢を見た。


 卒業式の夜、彼女と一線を超えたところを。


 夢を見た。


 一緒の大学に行っているところを。


 夢を見た。


 同棲を始めても互いに愛し合っていたところを。


 夢を見た。


 就職に悩んでいた時期に彼女が支えてくれたところを。


 夢を見た。


 無事に就職できて、ようやく生活が落ち着いてきたところを。


 夢を見た。


 結婚式で彼女が泣いていたところを。


 夢を見た。


 嫁が妊娠してお腹が目立ってきたところを。


 夢を見た。


 嫁が無事に子供を産んで、命の尊さを感じていたところを。


 夢を見た。


 育児にお互い悪戦苦闘していたところを。


 夢を見た。


 夜中に隣の部屋で何かが聞こえたところを。


 夢を見た。


 帰ると、ベッドが軋んでいる音が聞こえたところを。


 夢を見た。


 彼女が2枚の紙を渡してきたところを。


 夢を見た。


 子供のDNAの親の欄に自分の名前がなかったところを。


 夢を見た。


 子供と共に嫁が家を出たところを。


 夢を見た。


 嫁の部屋には何もなかったところを。


 夢を見た。


 夢を見た。


 夢を見た。


 夢を夢を夢を夢を夢をみ夢を見た夢を見た夢を夢夢夢夢を夢を夢おw見みhcデュフぢ亜vyふfヴェギュfghbf絵卯ウィhbフュぢさちぃdhべgftくぅwy類終bywy7ifTV絵うjwfづいえlうqyれtゐあうvfてwj76q………










 「はっ!?」


 俺は悪夢から目が覚める。周りを見渡すと、そこは自分の部屋だった。


 「……何だったんだ?」


 俺は頭を抑えながら考える。今は深夜の3時半。嫁のはもう寝ているだろう。それにしても一体あれは何だったのだろう……

 考えるのをやめた俺はまたベッドの中に入るのだった。







 「……………は?」


 「あっ……」


 目の前には、沙耶香と知らない男が裸でベッドで二人で寝ていたところが見えていた。


 「……どういうことだ」


 「はぁ。明日、明日話し合いましょう。取り敢えずこの人を帰してもいいかしら」


 「ちょっと待てよ。そいつは一体……」


 「それも全て明日話すから」


 そう言って彼女は俺を部屋から追い出した。あんな彼女は俺は見たことがなかった。冷たい目に冷たい態度。まるで俺なんか眼中にないかのよう。俺は戸惑いを隠しきれなかった。


 そして次の日。


 「昨日のやつは……それにあの男はどういうことだ」


 俺は有休を取って、彼女──沙耶香に問い詰める。


 「どういうって、見たまんまよ。それと、これ」


 そう言って渡してきたのは2枚の紙だった……これはデジャヴか?なんか見たことがあるぞ?


 「……こ、これは?」


 「見ればわかるわ。それじゃ」


 そう言って彼女は自分の部屋に戻っていった。子供をあやすために戻ったのだろう。

 俺は2枚の紙を手に取った。


 「っ!?」


 それはDNA鑑定の結果の紙と………離婚届だった。

 そしてこのDNA鑑定は俺たちの子供のものだった。しかし何故DNA鑑定なんてしたのだろう。する必要がないじゃないか。しかしよく見ると、自分の名前がどこにも書いていなかった。書いていたのは沙耶香と子供の名前、そして知らない男の名だった。


 「……は?どういうことだよ」


 そして昨日見たものを思い出す。


 「………まさか……いや、そんなはずは………」


 俺はその場で数時間呆然としていた。そして気がつくと夕方になっていた。

 沙耶香を呼ぶために彼女の部屋に行くと、そこはもうもぬけの殻だった。きっと呆然としていた間に出ていったのだろう。


 「はは……ハハハハハ」


 俺はその場にへたり込んだ。


 そんな……そんなはずは…………そんなそんなそんなそんなそんなそんなそnそんそん押し卯fgへいおrgtyれltyれういあいうfgrづいsyrげうqぅt部48qjふぇい九をqybフィ絵卯wkqghフィof絵wgqフュ家湯ウィ鬱gyrwy…………











 「はっ!?」


 俺は悪夢から目が覚める。周りを見渡すと、そこは自分の部屋だった。


 「……何だったんだ?」


 俺は頭を抑えながら考える。今は深夜の3時半。嫁の沙耶香はもう寝ているだろう。それにしても一体あれは何だったのだろう……

 考えるのをやめた俺はまたベッドの中に入るのだった。







 永遠に。永遠に。それは永遠に。永遠の苦しみから逃げることは出来ない。それは永遠にループを重ね、少しずつ、少しずつ彼の心を壊していく。

 それが終わる時はきっと、彼の魂が消えるその時だろう。

 記憶はなくとも、感じた苦しみは蓄積される。最後には生前の記憶も含め、一気にそれが蘇り、彼は絶望へと落ちる。

 それでも、許されない、許せない、許さない。

 

 永遠に。永遠に。それは永遠に。永遠の苦しみから逃げることは出来ない。彼の定めはもう決まったのだった。



____________________________________


 これで本当に大月ざまぁは終わりです。暇つぶしにパパッと書いたので色々酷いとは思いますがご了承ください。

 後、大学のレポート等についてのコメントありがとうございます!とても参考になりました!

 

 

 

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