第3話 昨日までの君②

学校から帰ってきてからは特にやることも無い。

なんか、趣味をみつけようとしても自分でも何がしたいのか分からないから、ただ寝るまでずっと何かしらして暇を潰してる。小説をよんだり、動画を見たり…

こんな毎日もそろそろ飽きてる…

何もしてないけど、時間は進んでいく―


「もう、8時か、そろそろご飯食べないとな…の前に風呂沸かしに行くか」


と言ってもご飯は冷凍食品だ。一人暮らしだから自炊してる…という訳でもない。と言うより料理ができないのだ。何故、一人暮らししてるかって?親からの提案だ、将来のことを考えて一人暮しを提案してくれた。


「ふ〜、今日は何食べようかな。最近の冷凍食品って進化してるよな〜、色んな食べ物がレンジで温めるだけで、すぐ食べれるんだから。主婦の味方だな」

「にゃ〜ん」

「お、ハク起きてきたのか、ちょうどいい時間に起きてくるもんだ、すぐご飯用意してあげるからな」

「にゃ〜」


ハクのお食事シーンを、眺めることが俺の毎日の楽しみである。それはとても美味しそうに食べるから、見てるこっちもなんか嬉しく思える。よく言うじゃん?自分で作った物を美味しそう食べてもらえると嬉しいって。

ま、別にハクのご飯作ってるわけじゃないけどね。


「今日は唐揚げでいいかな。冷凍食品の唐揚げでも、味付けが違う商品があるから飽きたりとかは特にないもんなぁ。冷凍食品にはいつも助けて貰ってるな〜」

「にゃ〜」

「食べ終わったのかい?

「にゃーん」

「はいはい、分かったよ〜」


ハクも食べ終わったし、俺もはやくご飯食べて風呂に入るか。


「やっぱこの味付けの唐揚げ美味しいな」


俺はご飯を、食べて風呂の準備をした。


「にゃ〜」

「一緒に入る?」

「にゃん」

「入るのか、したら準備するからちょっと、待っててね。」


猫ってお風呂は半年に1、2回でいいから楽だ。

ブラッシングで清潔に保たれてるらしい。まぁ家にいるから特に汚れることもないしね。

ハクをブラッシングして、毛玉や毛の汚れをとり、猫用のお風呂にぬるま湯を入れてシャンプーを入れかき混ぜてから、ハクを入れて上げた。ハクは特に水を嫌わない。猫って水めっちゃ嫌いなんじゃないの?まぁ暴れたりしないからこちらとしても助かる。


「どう?ハク、気持ちいい?」

「にゃー」


猫をお風呂にいれてあげる時は、首の近くまでお湯にいて上げて、首から尻尾にかけて、順番に洗ってあげるのがいいらしい。顔や頭は直接やらずにタオルなので優しく拭いてあげるそうだ。

シャンプーなとが皮膚に残ってしまうと皮膚にダメージが行くので入念に洗い流す。

その後はちゃんとタオルで包んであげて、水分を、取ってあげる。


「ハク〜ここで、タオルに包まっててね。俺もすぐ終わらせてちゃんと吹いてあげるから。」


俺は手短にお風呂をすませ、ハクの体に残った水分をちゃんと取ってあげる。


「よし、完了〜、もう10時近くになったなぁ。もう少ししたら寝るとしよう。」


俺は少しだけ暇を潰し、寝る準備を整えて、寝る体勢を、取る。


「ハク〜今日も一緒に寝る?」

「にゃーん♪」


ハクは寝る時はいつも俺と寝るし、朝は必ず起こしてくれる。

愛猫と毎日一緒に寝るってどうなんだろう。というか、ハクの寝床あまり意味ないよな、折角作ったのにな


「じゃあハクおやすみなさい。また明日ね」

「…」


もう寝たようだ。相変わらず寝るのが早い。

明日は土曜日、、何しようかな…

俺のそう考えてるうちに眠りに落ちた――


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


今日も短めでごめんなさい

②の途中で回想は終わろうと思ったんですがまるまる使っちゃいました。今日は本当は投稿するつもり無かったんですが、ちょっと暇ができたので投稿させてもらいました。

次の話からは本格的に話に入ると思うので、楽しみに待っててくれると嬉しいです。

感想、評価くれると嬉しいです。誤字脱字の報告してくれると嬉しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る