第2話 昨日までの君①
俺たちは着替えて、リビングに来た。そして、このハプニング?アニメとかラノベとかで言うイベント?なんかよく分からない現象が起きたのが土曜日で助かった。平日の朝に起きたら余計バタバタする所だった。幸い今日は予定がないから、時間はかけることが出来る。
着替えたはいいけど、謎の女の子の方は俺のシャツ1枚だから、目のやり場に困るな…ラノベとかではよく見る光景(?)なのかもしれないけど、いざ目の前で起きるとこんな感じになるのか…ラノベ主人公って凄いのかもしれない。それより、俺の飼ってる猫の「ハク」は何処に行ったんだろう…いつも朝起こしに来てくれるのに。
知らない女の子がいたから逃げたのだろうか?
「あの、色々聞きたいんだけど、朝俺の横に白色の猫いなかったかな?いつも俺の事起こしに来てくれるんだよね、今日はどうしたのかな…」
「え?今ご主人の目の前にいるじゃないですか!」
「え?」
「え?」
この子は何を言ってるのだろうか。今目の前にいるのは
確かに猫耳も尻尾もついてるけどさ…
ん?待てよ、確かになんか、ハクの面影は感じるな
肌の色はシミ1つない、綺麗な白、髪の色や、尻尾、猫耳など、全体的に白色だ。
本当にこの子が…?
「ご主人、まさか気づかなかったんですか?」
「本当にハクなのか?……ハクが人間になったのか…?」
「正解です、ご主人!私がご主人の飼い猫のハクですよ!」
「えぇぇぇぇぇぇ!?!?」
「気づくの遅いですよ〜!酷いじゃないですか!毎日一緒にいるのに!!!」
「いやいや、普通は気づかないでしょ」
まさかの、本当にハクだった…
けど、昨日の夜までは普通に猫としていたよね?
━━昨日の夜までの話━━
「和人〜今日遊びに行かねぇ〜?どうせ、一人暮らしで暇してんだろ〜?たまにはカラオケにでも行こうぜ」
「ごめん竜馬!今日はパスする!」
「どうした、和人!何かあったのか!?あの暇人の帰宅部代表和人が、遊びを断るとか…体調悪いのか?…まさか女…?はありえないか。」
「いや、それ酷くね?俺にも彼女できるかもしれないじゃん。なんで1人で言って1人で納得してるんだよ。」
「は!?お前本当に女なのか!?友達なんて俺ぐらいしかいないやつが、いつ作ったんだよ!?」
「なんか、めっちゃ口悪くね!?いや、女じゃないんだけど…」
「ま、そうだよな。お前に彼女とかありえねぇわ。」
と、さっきから俺に対して中々辛辣なのが、学校でよく話してる、
名前負けしてないよな、竜馬って顔してる気がするもん
「なんだよぉ〜折角の金曜日だし、遊びに行こうかと思ってたんだけどなぁ」
「来週また、誘ってくれよ!来週は特に予定ないし、いつでも誘ってくれ」
「おっけ〜♪ じゃ、また来週な?絶対予定入れんなよ、絶対誘うからな!予定入れてたとしてもキャンセルさせるからな」
「そこまで俺と遊びたいの!?」
「冗談冗談、それじゃまた来週な〜」
「うん、じゃあね〜」
俺が誘いを断ったのは、ちょっと遊ぶ気分になれなかっただけ…ちょっと今日は気分が落ち込む事があったからなぁ
ま、落ち込んだ時は―
「ただいま〜」
「にゃーん」
「ただいま、ハク〜今日は何してたんだい?」
「にゃ〜」
「そうかそうか〜」
気分が落ち込んだ時はハクと会話するのが一番だな!
何言ってるかは分からないけどね。俺は猫じゃないし
けど何となく伝わってる、、多分。
帰ってきたらいつもお出迎えしてくれるハク、やっぱ帰ってきた時に誰かいると嬉しいよな〜、俺の「ただいま」って言葉に反応していっつも「にゃーん」って返してくれるけど、「おかえり」って言ってくれてるのだろうか、だとしたら嬉しい。僕は制服から着替えて、リビングに来た
「ハク、おやつ食べる〜?」
「……」
「あれ?ハク?」
「…」
あれ、もう寝てる。
まぁ、いつも寝てるもんな、俺が休日の時とか、ごはんとおやつの時間以外いつも寝てるもんな。いつも寝てるってことは俺帰って来る時も寝てるのかな?わざわざ起きて出迎えてくれるのかな?まぁ考えたところで帰って来る時のハクの状態はわからないもんな。
さ、寝るまでなにやろうかな―
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
あとがき
2話どうしようか考えたんですよね、どんなストーリにしようとか
特にこんなストーリーにしてこんな終わり方にしようとかまだ考えてないんですよ。
その日はその日に考えてます笑
ちょっと長くなりそうだったので一旦区切りました
3話もちょっと話が続いて、回想から戻るので、楽しみに待っててください。色んな人の小説読んで、構成とか勉強してるんですけど、難しいですね…
これからもよろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます