第2話 自己紹介

 キャラの説明回です。 飛ばしてもらってもかまいません。

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カードにはこう書いてあった。


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   ルール説明


 このゲームは、いわゆる人狼というゲームとほぼ同じです。


 1、狼は24時間以内に羊を殺さないと、死にます。


 2、羊は狼が誰かを狼が羊を殺した時刻から見つけ、「狼は誰だ」の時に告発すれば、

 脱出のヒントを公開します。


 3、もし羊が狼を殺してしまった場合その羊は


 4、羊が狼の犯行を見た場合、その狼は「狼は誰だ」を待たずに処されます。


 ―――――――――――――――――――――――


 そしてカードの裏には羊の被り物をした人を描いてある。


 「よくある、陳腐な人狼ゲームじゃないか」

 …………生命いのち弄ぶもてあそぶゲームじゃないか………………………


  コンコン ……

 ドアがノックされた。

 「はい」と言って、ドアを開けようとしたがドアの前にいるのが狼かもしれないので、ドアを少しだけ開けた。

 パーカーを着た女だ…確か西成千と言ったか。

 「何です?」

 「ふふん、その様子だとカードの裏をみたいね」

 やけに緊張感が無いな……狼か?……

 「そんな目で見ない、大丈夫、自分は狼じゃないよ、って言っても信じないだろうね。」

  「その通り」

「みんなもう広間に集まってるから呼びに来たんだ」


「了解した」

 パーカー女が歩き出したにので自分も後を追う。


 自分だけは死にたくないな


 そんなことを考えているうちに2階の広間ついた。


     さぁ、何が始まるのだろうか


 ――――――――――――――――――――


 ドアを開けると、自分とパーカー女以外、全員そろっていた。

 椅子は5脚しか無いので後ろにある少しボロいソファーに座った。

 パーカーは立っているようだ。

 「どういうことなんだっ!!」

 五十嵐がいきなり床にドンッと足を踏み下ろした。

「うるさいっ!」西島が五十嵐に突っかかる。

「俺も迷惑しているんだよ!黙れよ!!」

「ハァ!うるせぇ!」

 西島が五十嵐の襟首をつかみ、ぐっと引き寄せる。

 「静かにしろってんだよ!!」

 五十嵐が黙って西島を睨みつける。

 西島も五十嵐を睨め付けるねめつける

 ………………………………

  重い空気をまず、パーカーが破った。

 「、喧嘩っ はぁ!、テメェら、高校生か!……アホ……!」

 パーカーが猫の様な目で西成らを睨みつけた。

  凄い迫力だ。

 ………………あだ名を猫パーカーに変えようかな…………

 おずおずと西島が襟首から手を離した。

「えっと…自己紹介でもしませんか?」

  烏間が当たり障りの無い提案をした。

 「うんうん、そうしよ。」

 潤真ルルマが賛成する。

 「じゃあ、出席番号順で自己紹介しよ。」

 「いいと思うよ、パ…西成さんの案いこう。」

 ………………しまった。間違えた…………

  「………………パ?」

 「何でも無いよ。……ルルマさん自己紹介して下さい。」

 …………うん、我ながら上手く、切り抜けたな……

  「はいはい、えっと 僕は荒木ルルマです。潤むに真実の真です。 高卒で働いています。」

 「はい、ルルマさんよろしくお願いします。」

 …………烏間は、律義だなぁ……あだ名は烏嬢にしよう……………………

  「えっと…つぎは烏間さんかな?」

 確か2は烏嬢のはず…

 「あっ、はいそうです。」

 …………そういや、出席番号は何の順なのだろうか?………………

 「私は烏間 奈夜です。巫女をしています。17です。」

  「どこの神社何ですか?」

 ラヒが聞いた。

  「豊穣稲荷神社です、千本鳥居が有名なんです」

 ……………名字から八咫烏かと思ったのだが…………

    ……一応、聞いてみるか……

    「……烏なのに稲荷?」

 「……訳ありでして……………………」

  烏嬢の顔が少しかげってしまった。

 「ごめん、余計な事聞いてしまったね。」

   「別に、大丈夫ですよ。」

  「あまり、深入りはしないほうがいい、と私は思います。」

   名取が初めて喋った。

   「3番いこっかぁ〜」

  パーカーが先を促す。

  「あ、私だよ 南 美絵っていうんだ」

  「15でJKだよ」

 …………チャラいな…髪も茶色だし……

  南がこちらを睨め付けてきた。

 「言っとくけど、コレ地毛だから」

  …………ばれてら………… 

  「は、はい4いこ」

   今まで喋らなかったルルが手を挙げた。

 「4は私です。…荒木流瑠です。」

 「19で大学生、潤真ルルマの妹です」

 ………………やっぱり、、兄妹だったか。…

  

   「はい俺5です。」

   ラヒが手を挙げた。

  「えっと、ITの仕事に就いています…西島ラヒです。」

 「ふーん、ITだって、頭良さそだねー」

  パーカーがラヒを褒める

 「いや、そうでも無くて前なんか友達に…」

   ラヒはそこで何故か話を切った。

 「……友達がどうしたの?」

   ラヒが聞く。

  「いや…やっぱり言いたく無い、嫌な事思い出した。」

     「…………ふーん…………」

  一瞬パーカーが蔑んだ目でラヒを見た。

 …………何故?…………


  「えーと、6は誰なんですか?」

 烏嬢がきいてきた。

  「あぁ、自分だよ」

 「えーと、28で医者なんだ、よろしく。」

  何故か白衣を着用してる…何処コレを着たのだろうか…………

  「喋り方が変わったね、」

 パーカーが突然喋りかけてきた。

   「!?」

  「第一印象をよくしようと思っただけだよ。」

 ………………中々鋭いな…………


「七番〜」

 「はいわたくし名取 虹と言います以後よろしくお願います。」

 ……とても執事っぽい……半眼鏡をかけている…

「8〜って…あ、私か西成千と言いますよろしく。」

「年齢は22だよ、研究者やっているよ。」

「ちなみになんの研究を?」

 烏嬢が聞いた。

「ヒ ミ ツ!内緒だよ〜」

 …………僕も知りたかったのに…………


  「最後は俺だ 五十嵐千里という。」

   「俳優やってる、よろしくな」

 …………多分、かなり有名だろう、雰囲気がある…………


「全員の自己紹介が終わったけど、次は何しよっか?」

 

  「やっぱ、この建物の探索をしない?」

 …………確かにテンプレではあるが…………

 「それだと犠牲者が出ることになるでしょう。」

 「うーん、それもそうか」

 「3人1組でチームを組んだらいいんじゃないかな?」

 …………確かにそれなら狼も動きにくい…


「そうしましょう、チームはくじできめませんか」

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