第7話 脳筋聖女と草




 みんなこんにちは☆ 僕は草です。

なんで草がしゃべっているのか、だって?





 ふふん、だって僕は特別な草だからさ!





———————





 僕は昔、魔草と言われている、自我があって魔法を操ることができる草だったんだ!



 魔王様の命令で街を潰したり、生命の源を吸い取ってたりしていたんだ。




 魔王様の幹部の1人で出世コースまっしぐらだったんだけど………






 ある日、聖女様に倒されちゃったんだよね。どうやら僕の分身を作るためにたくさん生成した実が美味しいらしいのだ!赤色で丸いしゃりしゃりとした食感の実、らしい。


 別にそんなつもりで作ったわけじゃないんだけどね、聖女様ったら僕を浄化しちゃって害のない良質な草に変えちゃったの。






 そして実をむしりとって食べちゃったの!







 僕は気に入られて、現在は聖女様のいる神殿の裏庭に住んでいるよ。

 よく料理人の爺さんが僕の実を取っていくんだ!



 ちなみに僕の高さは爺さんの身長と同じくらいだよ。





でもそれ以外の時間はとっても暇でね……






 寂しいよう、誰か来てくれないかなぁ?







————————————————————




 みなさんこんにちは!作者です。


 この作品はを目指しています。ギャグ系のほのぼの小説です。




《登場人物紹介》



 脳筋で力こそ全てのハイスペック聖女様、



 聖女様の狂信者であり、正常な判断ができなくなっているメイドのミーア、



 聖女様に振り回される熟練料理人の爺さん、



 1番隊に属しているツッコミ担当ルークくん、立場はかなりモブっぽい。



 自己肯定感が低すぎて自分が異常ゆうしゃだということに気がついていない転生者のアキラさん、



 そして元魔草の自我のある草。




 これからももっと個性豊かな仲間たち(?)が出てきます。暖かく見守ってください^ ^

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る