第298話 やっと祝辞が書けまして。
中学校の入学式まであと数日。PTA会長として祝辞を述べねばならず。
「そんな文章書いたことないぞー!」と、叫ぶことここ数日。家事に掃除にオーディブルに執筆にと現実逃避を続け、ようやく本日、第一案が書き終わりました。あああ、良いのか悪いのかよく分からない。
中学校の教頭先生からは出入り込みの五分以内と言われております。出入りが単純に一分ずつだと考えると、読む時間は三分か——。
文字数的には千文字も書いてしまったのですが、ストップウォッチで測ったところ三分で読めました。ということは、ありなのか。ううむ。読むのは元々MCなので得意な方。もちろん、読み込んで暗記レベルにして祝辞を読む予定です。
声の抑揚、トーン、盛り上げ方に落ち着き方。過去の感覚を呼び覚まし、なんとか読み進めていくことができたので、ひとまず一安心。が、やはり口の動きが鈍い。これはもう特訓が必要です。
と、そこで気づく。
「祝辞って、何に印刷するん?」
あああ、なんてお馬鹿なのでしょう。そんなことに今更気づくなんて。もちろん手書きなんて無理すぎる。字が汚いのです。前年度の会長さんの祝辞をお借りしてきたので、それを取り出してみてみると、めっちゃ本格的ではないですか!
「なぜ、こんなにもしっかりとした祝辞の紙なんだろう?」
デザイン用ソフトは持っている。だからイラレでデザインすればできないことはない。が、しかし——。
私の持っているプリンターはレーザープリンターなので、和紙のような用紙に印刷ができるのかどうか。と、そこでネット検索をしました。
ななな、なんと!
祝辞用の紙と封筒が折られた状態で売っていた!
そりゃそうか。今までどれだけの祝辞やお祝いの言葉やあれやこれやがあったのかを考えれば、そういう用紙が売っていてもおかしくない。なんと、値段は一通分で五百円近くしました! でも一通分しか購入しなくて印刷ミスったらアウトだ……。どうせ卒業式も使うしな、と四通分購入。二千円が、二千円が……。
それにご近所で販売していない為(そりゃそうだ。需要が少なすぎる)密林で購入。届く予定日は明日。なんてこと。明日って、入学式前々日じゃん。
改めて、自分の計画性のなさに落ち込みました。でも、やる気スイッチ入らなかったんだもん。なんならまだ制服取りに行ってないや。え? それは流石にまずいかも?
そんなまずい事態に気付いてしまったので、溜まっている家事を片付け、あれやこれやの入学準備に行ってきます!
お読みいただきありがとうございました!
新年度気持ちを新たに頑張っていきたいです!
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