第296話 書きたい書きたい書きたいどー!な、本日はPTAの話

 PTAがいよいよ始まり、なんだかやることが増えている春休み。そんな本日はもう書きたい衝動が抑え切れないっ! と、妄想日記にやってきました。だからと言って、何を書くでもないのだけれど。


 キーボードを叩いていない時間が長いと禁断症状が出てきてしまい——。


「ぐおー! どんだけ書くのが好きなんじゃ!」


 自分で自分にツッコミを入れますが、キーボードを全く触ってないわけでなはく。PTAの役員規約の見直しで書類を作成したり、役員免除期間が分かりやすくなるように表を作成したりとキーボードは触っております。なんなら今日は宿泊研修についての企画書を制作していました。


 久々の企画書。めっちゃ砕けて書きました。だって、PTAはボランティアだしね? と、そういうことだけではなく、PTAから校長先生に出す書類。カタッ苦しく書くのもなんか違うなと思って、あえてイラスト多めの真面目すぎない文章で作成。


 事の発端は先日中心メンバーで行ったPTA規約見直し会議でした。


 私の子供の通う中学校は小中同じメンバーです。だから保護者会も同じメンバーで九年間過ごすわけですが、数年前に小学校のPTA会長さんが役員免除期間の規約を大幅に変えてしまったのです。それも、中学校のPTAには何の連絡もなしに……。


 PTAに馴染みがない方は少々わかりづらいかと思いますが、PTAとは、P=Parents(保護者)、T=Teacher(先生)、A=Association(組織)の略で、子どもたちのために、親(Parent)と先生(Teacher)、それに家庭、学校、地域社会がお互いに協力し合い様々な活動をする集まりのことです。


 でも正直めんどくさい。だって無償だし、時間を割いて会議には出ないといけないし。だからみんなあまりやりたくない。ところがどっこい! やりたい人もいるんですよね〜。私は小説を書く時間確保の為、絶対立候補なんてしない派ですが、お馬鹿な二番くんが免除申請を出し忘れたためにやる羽目になっております。


 ちなみにやりたい人の中には心から「子供のために」と思ってる人と、PTAが好きな人の二種類いると思っています。我が校のPTAメンバーは無駄な飲み会などは絶対にやらないですが、小学校の方のPTAさんは理事のおじさんが飲み会が好きらしく、コロナ自粛が緩くなったのをいいことにめっちゃ飲み会(懇親会)を提案してくるそうです。かわいそうな小学校PTA会長さん。小さなお子さんがいるお母さんなのに、そりゃないよね。場の読めない私なら言ってしまいそうです。


「飲み会に意味あるんですか? てか、何目的で?」と。ああ、良かった。そんなおじさんがいないPTAで。


 年間スケジュールを見て思ったんですが、市のPTA会長会議も学校のPTA会議も金曜日の夜が多いんですよね。被ってる日もあって私はさくっと金曜日以外に自分の学校のPTA会議を移動しましたが。


 なぜ、金曜日の夜なんだと思いますか? 


 これはかなり確信してるのですが、きっとそのまま飲み会の因習が蔓延ってる日程のままだったと思うんですよね。コロナだとそういうわけにもいかないし、そのまま金曜日で引継ぎされてきた会議日程。私は引き継ぎ会の時に金曜日固定の会議日程を廃止しました。だって馬鹿馬鹿しいでしょ? 市のPTA会長会と自分の学校のPTA会議がかぶっていたら、自分の学校のPTA会議に会長なのに出れないんですよ?


 てなわけで金曜日の会議は廃止。曜日はその月毎に変えて、十九時からの会議も十九時十五分からに変更しました。中学生の塾の時間って大体十九時からが多いので、お母さんたちは十九時は忙しいのです。


 おっと。話がずれましたね。PTAをやりたい人は少ない。結果的にPTA役員を選出するときは選挙もしくはくじ引きになるわけです。でもそこで免除される人が出てきます。過去にPTAや子供会長などの役を引き受けた人はある一定期間免除されるというものです。(私の場合は部活の保護者会会長を免除目的で買って出たのにその免除申請を息子が出し忘れPTAになってしまいました)


 毎回選出選挙のたびにこの免除書類の確認作業が入ります。それがまあ手間なこと手間なこと! 一枚一枚免除の紙を見て、それを免除規定と照らし合わせていくのです。たまに「これは免除じゃないよね?」って人もいて。


 そこにきて!


 数年前に勝手に免除規定を変えてしまった小学校PTA会長さん。中学校の免除規定とズレが生じ、そのおかげで「私免除なはずなんです!」という方が出てきてしまった。と、今回はそんなKさんが問題提起をしてくれたおかげで「今後一切小中の免除規定をどちらかが勝手に変えてしまわない協定」を小中のPTA役員で結びました。これで一安心。私の代でずるずるしても来年度また同じ問題が出てしまいますからね。


 そこで集まったメンバーの中に小中のPTAどちらにも立候補で在籍している方がいたのですが、その方がなぜPTAに立候補したのかというと、その理由が宿泊研修の復活の為だったんです。


 コロナ前、私たちの中学校は中一、中二と一泊の宿泊研修があり、中三は二泊三日の東京修学旅行でした。ところがその方の話によると、「中一、中二の宿泊研修がなくなってるんです」とのこと。詳しく話を聞くと、「同じ市内の他の中学校は昨年から宿泊研修が復活してるのに、我が校は復活していない」とのこと。ただでさえコロナであれやこれやがなくなった子供たち。「中学校の宿泊研修を復活させて欲しい」というのがその方のご希望でした。


 確かに。

 宿泊研修の思い出って大事かも?


 教頭先生に電話をして話を聞くと、「コロナのせいではなく文部科学省からのお達しで学習時間を増やしなさいとあるので、宿泊研修をやめた。ちょうどその時期とコロナが被った」との回答でした。


 うむむ。で、あるならば——。


「学習時間が減らないで宿泊研修できたらいいのでは? ということは……。学校で宿泊研修すればいいんじゃね?」


 そう思いついたら最後。企画が脳内に溢れ出し、今日私は『防災宿泊研修』なるものの企画書を書き上げました。防災の日に合わせて金曜日の放課後から土曜日の午前中を使って、地域の人と一緒に学校で防災訓練がてら宿泊研修をすればいいんじゃないかと思ったのです。


 調べたところ、平成24年度から東京都内の都立高校は宿泊型の防災訓練をしています。ライフラインが止まったと想定して、救命活動や炊き出しなどの講習を生徒が受け学校に宿泊するというもの。


「おお、これって子供たちのすごくいい思い出にもなるし、防災についても学べていいのでは?」


 そんなことを思いつき、合計四ページの企画書を作成! 久しぶりの企画書制作。それも会社ではないから楽しく作れました。(会社の企画書も楽しかったけども)


 古くからの友人が地元新聞社にいるのですが、相談したところ我が校はもともと防災学習が盛んだったとか。その資料のリンク先を送ってもらい見たら、確かに。学校を使って防災訓練を地域の人と大々的にしている記事が載っていました。


「ふふふ。校長先生、お願いしますよ?」


 明日、私は今日作った企画書を持って校長先生に会いに行ってきます。学習時間を減らすことなく、子供たちが宿泊研修を行う為にはこれは結構いいアイデア、のはず——。


 そんなわけでキーボードは打ってるけれど、カクヨムに書けてない禁断症状。年間スケジュールが決まってしまう前の春休みが一番忙しいかも?


 ああ、はやくこのあれやこれやが終わって長編小説を書きたいし、読みにいけてない作品にお邪魔したいっ!


 でもなんだかんだ言ってやり始めたらPTAも楽しいです♡


「これって困ると思いません?」

「これ、おかしくないですか?」

「これ、子供たちのためにどうなんでしょう?」


 自分から思うことはあまりないのですが、そういう意見をもらったら意見を言ってくれた人の納得がいくように対応したいタチなんですよね。だから当事者さんと話し合いながら問題を解決していきたい所存です。


 うん。なんかこの経験、いいな。


 そんな本日は少々長くなりました。お読みいただき、ありがとうございました。


「真面目かっ!」

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