第267話 次回作の案がだいぶ決まった、本日。

 カクヨムコンに向けてホラー小説を妄想しておりまして、その舞台設定がだいぶ固まった、そんな本日。


「うおー! 昨日病院の待ち時間に読んでいた専門書が全く関係ない話になっちゃった!」


 それなら昨日もっと別の本を読めば良かったかもしれない。いやそんなことはない。きっとどんな情報も何かの肥やしにはなるはずだ。


 前作の『無明の闇夜に』が山奥のキャンプ場だったので、今度は海に行こうかなと思いまして、妄想を膨らませること数日。さっきはっと思い出したのです。うちの実家のお母さん、そういえば福井県の出身だったということを!


「ねぇ、お母さん来週の水曜日定休日でしょ? 私と一緒に福井の方のお墓参りに行こうよぉ〜」

「はぁ? 何を急に言い出すの? わかった! お墓参りじゃなくて、小説のネタのために行きたいんでしょ?」

「バレたか! いやぁ、あの寂れた感じとか、日本海の荒波の感じとか、ちょっとそういうのを書きたいなって思ってさ。空気感っていうの? やっぱりいかないと感じれないというかね」

「もう本当に。でもちょうどいかなきゃいけない用事もあったし、あんたが運転してくれるなら行ってもいいよ」

「やりぃ〜!」

「蟹も解禁したしね」

「蟹!!!! 蟹食べ行こう〜! ということで来週水曜日ね!」


 お母さんの実家は海岸沿いの小さな村でして。もうその実家は無くなってしまったんですが、実はその実家の近くには廃業して廃屋化した観光ホテルがあるのです。ああ、思い出した。そこが怖くておばあちゃんちに行くのがあんまり嬉しくない時期があったことを——。


 そういうわけで、次に書くお話は、子供の時におばあちゃんの家に行って怖かった話を題材にしようかなと思っています。


 私、海、怖いんですよね。


 夜になると本当に真っ暗闇で、なんの明かりも見えなくて。どこまでが海で、どこまでが空かわからなくて。それに、私が小学生の時、おばあちゃんちのすぐ目の前の海でテトラポットに足が挟まった男の子が死んでしまった事故があったりして。それが本当に怖くて、怖い話の記憶のほとんどは福井のおばあちゃんの家でした。その近くに建っている廃業したホテルも怖かったなぁ。夜中に誰も乗ってないのにエレベーターが動いたりして……。


「こわっ!!!!」


 思い出したら結構出てくるリアル怖い話。そんなお話をミックスして書いてみようかなと思っています。


「ふふふ、舞台設定が大体決まってきたし、あと少し心と指を充電したら書き始めれそうな気がする! 去年は十万字以上なんて一生無理な気がすると思っていたけれど、今年は長編でカクヨムコンに挑戦だー!」


 カクヨムコンが始まるとあちこちから新作が続々と出てくるんでしょうね。短編もあるし、楽しみです。でも、書く方に集中してると読みに全く行けないから、読者選考始まってからヨムヨムタイムになるかもしれないです。そういうのがなんか、本当にお祭りみたいで去年楽しかった思い出があります。


 兎にも角にも、指を療養。そう言ってても書いてしまった、そんな本日。送迎地獄の土曜日ですが、中間テストが月曜日に迫った中学生たっての希望で焼き肉を食べに行ってきます。なんでも、「テストが頑張れるように焼肉が食べたい」そうです。うんと、「テストの点数が良かったから焼肉を食べに行こう」ではなくて? と少し思いましたが、朝から八時間塾で勉強に励んでいるし、良しとしました。家族七人、焼肉へ行くとまあまあな金額になってしまうのでドキドキしますが、歩いて行ける場所なのでいつもはノンアルの私も生ビールが飲めるんだー! 美味しく生ビールをいただいてこようと思います。


「そこは肉やろ!」と自分にツッコミを入れたところで本日はこの辺で。


 本日もお読みいただき、誠にありがとうございました。








 ——日々の暮らしに感謝して。


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