第132話 今日は家族とドライブ!の予定な日記

 ゴールデンなウィークは忙しい。でも朝はゆっくり寝れるので幸せです。この後お風呂に入り、そしてその後は大好きなインドカレー屋さんにランチに行ってからの、当てのないドライブの予定。


 はてさて、こんな田舎町。いったいどこにドライブに行こうかな? と思ってこの妄想日記を書いていますが、その前にっと、と思い、ただいま参戦している関川さん主催のハーフ&ハーフ番外編のお題にコメント投稿して来ました。


 噂には聞いて、いや読んで知っていたが、なかなかな世界観の番外編。もうそこで妄想力を使い切ってしまった……。後でこっそり最後らへんに貼り付けておこうかと思いました。


 しかし、いろんな作家さんが同じお題で全然違うテイストのお話を仕上げているのは、本当に勉強になります。それぞれの作家さんの色がちゃんと出ていて、それでいて、お話が纏まっている! そんな企画を考えて、そして前半部分のお話を書いて提案するなんて、関川さんはすごすぎるなと思ってしまいます。


 ちなみに、関川さんはこちらです。(もう何回も書いてるけど)

 ☆関川 二尋さん (https://kakuyomu.jp/users/runner_garden


 関川さんの作品、私大好きで、読んだ後、心がほっこりするのです。特に好きなのがKACの時に現れる


【北乃家をめぐる些細な物語と意外と長い歴史の短編集~北乃家サーガ~

作者 : 関川 二尋  https://kakuyomu.jp/works/1177354054889220750 】


 普通の家庭の北乃家の人々の日常なのですが、KACのお題に合わせてそのお話が続いていて、読んでいると、朝ドラでも見ているような気になって来ます。


【モノノ怪クリニック  作者 : 関川 二尋 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881930866 】


 こちらの作品も、不思議な妖と優しいお医者さんのやりとりが毎回可愛くて、なんて優しい作品をおかきになるんだろうと、出会った時からずっと思っていました。今こうやって書いてみると、そんなに作品数を読んでないことに気づいたので、落ち着いたら他の物も読みに行きたいなと思いました。


 そんな関川さんが長年積み上げられたパブリックイメージ。それを私としたことが。私としたことが。いや私じゃなくて、私の脳内再生くんとしたことが。なんて事を! そんな自分を戒めるためにも、ここにその妄想を残しておこうと思います。


 前半部分は、関川さんのコメント欄にあって、それをここに載せるのはいけないなと思ったので、興味のある方は、こちらをご覧ください。わちゃわちゃしている参加者さん達は、皆さん本当に素晴らしい作品をお書きになる作家さんばかりです。


https://kakuyomu.jp/users/runner_garden/news/16816927863057351833


 それでは、この後家族でドライブに行かなくてはいけない私の本日の妄想日記をこれで終了としたいと思います。本日もお読みいただき、誠にありがとうございました!



それでは、上記の前半部分のお話の続きを書きましたので、載せさせてください♡


***


番外編『フタヒロ殺人事件』のつづき



「サァ白状しな! 誰が私のペットの関川さんのアカウントを殺したんだい?」


そう言いながら霧野女史が鞭をしならせ勢いよく叩くと、その鞭の先が黒い眼帯をした出歯ナシの、少しですぎた前歯をかすめていく。


「ちょ、危ないやんけ!そんな鞭振り回したら、あかへんて!あかへん、あかへんよ、あかへんのやけど、あかへんのやけどーーー…もっかいしてくれへん?」


「ははぁん、お前、私のこの鞭に今、感じたねぇ、お好みならばもう一度味わわせてやるわょ」


霧野女史はそういうと関川の方を向き、目配せをした。こくんと頷く関川。徐にサロンをほどき、胸ボタンを開け始めた。一つ、二つ、三つ、四つ。そして勢いよく白いシェフの服を脱ぎ捨てた。


――ばさっ!



「「「「「あああ!そ、それは!!」」」」


「これが私の本当の姿さ!」


そこには、手足が動くように真っ赤な紐で美しく縛られた、関川の鍛えられた肉体が現れた。


「たまんないわぁ、関川さん、それでこそ私のペットよ!見なさいここを!」


そういって霧野女史が関川の股間を鞭でさした。ゆらゆら揺れる鞭の紐がさわさわと触れる関川の股間は少しずつ大きくなっていく。


「あぁ、まさか! そんな!」


ワオーンが身を捩らせながら声をあげた。


「だ、大好物ですぅ〜」


「わ、ワオンちゃんそんなエロっぽい顔して見てたら犯人にされてしまうって」


と言いながら風鈴もよだれを垂らし始めている。そのよだれが、ポタリ、ポタリとセーラー服に染みていく。


「ほらほら、私のペット関川さんの美しいこの体にお前達も虜であろう!サァ!平伏しな!!崇め奉りな!この美しい関川さんを!菊の御門も見せてやろうかぁ?ほらほら、ほらほら」


関川はくるりと後ろを向き見えそうで見えない菊の御門をもったいぶってチラチラ見せ始めた。


「サァ、そこの出っ歯も結んでやるからこっちに来な!お前の好きなワインレッドの紐で結んで、私の鞭に溺れるのよ!肉がムチムチする姿もまた腕が鳴るわぁ」


が、その時!


「わかったわ!犯人が!」


と、シャーロクホームズ風の洋服を着た女性、オフィス幽鬼の社長、幽鬼が麻婆豆腐を食べて汗をかきすぎた顔で指をさした。その声に驚いた美しい着物を着た『鈴月』は鉄槌丼を手に持ったままが立ち上がった。


「ま、まさか犯人って……」


「そう、そのまさかよ!」


「自作、自演………」


「さすがね、さすがコンテストで賞を取っただけのことはあるわ、『鈴月』さん、そうよ、自作自演よ! 私の推理はこう、まず関川さんは自分のアカウントがバンされないようにパブリックイメージを積み重ねたわ。そして手に入れた。完璧にいい人像を。それに騙されて集まった人たちがここにいる人たちよ!」


「確かに、関川さんがいい人だと思って疑ったことはない」


「そうよね、そこの厚化粧したおばさん、ワオンさんだったけ? そしてその横でうんうんんうなずいているセーラー服のフーリンさんだっけ?そうでしょ? あなた達はまだ関川さんと出会って日が浅い。本当の関川さんはもっと姑息なのよ!」


「で、でもでっせ、なんで自分のアカウントばんさせるようなことしますんや?」


「誰でもそう思うわよね、前歯の立派なお兄さん、そこよ、そこが問題なのよ!」


「私は決して自分で自分を通報するなんてあり得ない」


「そうかしらぁあ? 」


「何を根拠に言ってんのよ!お前も鞭で打たれたいの?」


霧野女史の鞭がしなった。


「見て見なさい、あなたの股間! さっきよりも大きく膨らんで興奮しているじゃない! あなたはそうやって自分を虐められることに快感を覚えているのよ!その最高潮を自作自演したんじゃない!」


「「「「「まさか……」」」」」


ゴクリと唾を飲み込む音が会場に響く。霧野女史でさえも一歩後ろに下がり、その変態性に恐れ慄いているようだ。


「まさか、自分で自分を殺して快感を得ていただなんて……。そこまでは私も思わなかったわ……」


「ふふふ、ふふふは、はーははは!自作自演。ばかな。そんなことがあってたまるものか!」


《続く》


……かも知れない。


こうして未解決事件の幕は、関川さんのこの姿を放置したまま、降りるのだった。


……かも知れない。




***



バカな妄想を……。お読みいただき、ありがとうございました。



そんなバカな事を考えて書いて、そして、これから家族と出かけるだなんて、なんて幸せな日々でしょうか。一刻も早く世界中がそうなって欲しいです。




戦争のない世界をいつまでも望んでいます。










――黙祷。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る