第72話 自分で自分の二次創作

 毎日毎日、悲惨なニュースで、もう見るのが辛すぎるけど、でも、一日一回はしっかり見て、その後、平和への祈りを綴る毎日を送っている今日この頃。


 『祈り』を白瀬隆さんが翻訳してくれる前に、某サイトで『翻訳』のお願いしてた方から、一昨日、英訳文が届いた。


 マジで困った! 「ご確認お願いたします」とあるが、英語が読めへんかったら確認できへーん! もうマジでどうしようか、などと思っていたところに、風鈴ちゃんがコメント返信してくれたのを発見! 実は彼女はとても頭が良くて、英語がスラスラわかるのだ! すげー! マジですげー! と、早速助けてもらうことに!


 近況ノートで英訳を貼り付けて、確認してもらう。すると、お忙しいだろうに、白瀬隆さんもやってきてくれて、またまたアドバイスをいただいた。


 本当に、皆さんに気にかけてもらい、助けてもらい、わたくし和響は幸せです。カクヨーム王国で出会った方々に感謝です!ううぅ。と、そんな昼下がり。


 実は、この某サイトでお願いした方には、幼児向きの英訳でお願いしていたのだが、私の書いたものだと、少々長すぎるかもしれないと、同じタイミングで連絡をいただいていたのである。


 ううむ。どうしよう。それはもう別で書かなきゃいけないやつじゃん? と、無謀にも? セルフカバーのように、自分で二次創作をしてみたので……。


 この妄想日記に載せさせてください〜! 本当は、漢字の部分も、全部平仮名で……と思ったけれど、それではちょっと大人は読みにくいしなと思い、あえて書いたまま載せてます。


  もうあれなんですよね、一人でコツコツワードに打ち込むよりも、カクヨーム王国の中のカキカキルームで書いてた方が、なんだか周りにたくさんの友達がいて、励ましてもらってるような気がしてまして、カクヨーム王国に来ないと、書けない身体になってしまったのです!ううぅ。カクヨーム王国が大好きなんですぅ。そもそも、ここ以外でお話書いたことがないんですぅ〜ううう。


 なので、今日はこれを妄想日記とさせてください。もうほんと、私物化エッセイ(これはエッセイなのか? もはや近況ノートでは??)していますしね、もう、ほんと、何度もこの『祈り』の話が出てくるので、まったかーい! って、方は、すっ飛ばしていただいて全然大丈夫です! ここまでお読みいただけただけで嬉しいです!


 でですね、ここだけのお話ですが、もうね、子供向きめっちゃ難しかったです!そういえばガッチーズと怪党キューピーの時に、正雪さんが、漢字を開いて表現するといいでっすよって教えてくださったのですが、ほんとそれでした! って、 いや、そもそも、大人むきもそんなに書けないじゃんって? ですよねー! そこは毎日修行中です!


 てなわけで! 自分で自分の二次創作『祈り』です!良かったらお付き合いくださいませ!



 *******



『祈り』


むかし、むかし。

青色王国という平和な国に、一人の男の子が住んでいました。

男の子は大好きなお父さんとお母さんと、毎日幸せに暮らしていました。


そんなある日のこと。

青色王国の王様は、弟の水色王国の王様が、

こともあろうか、青色王国の王様が大嫌いな、

赤色王国のお姫様と結婚すると言い出してしまったのです!


さぁ! 大変です!

青色王国の王様の頭から真っ黒な煙が出始めました。


ぷんぷんぷんぷん!ぷんぷんぷんぷん!


青色王国の王様は、とってもとっても怒ってしまいました。


「大嫌いな赤色王国のお姫様と結婚だなんて!絶対絶対ワシは許さないぞ!」


ぷんぷんぷんぷん!ぷんぷんぷんぷん!


青色王国の王様の頭から出る真っ黒な煙は、

王様の部屋いっぱいに広がっていきます。


するとその時です!


真っ黒な煙が大好物の一匹の悪魔が、

しめしめしめしめと、王様の部屋に入ってきて、


「これはこれはご馳走だ。もっともっと怒って、この世界を真っ黒にしてしまえ!」


と青色王国の王様の耳元でささやいたのです!


それを聞いた青色王国の王様は、

自分でも不思議なくらい、

もっともっと黒い煙を頭から出して、


「もうこれは! 国をあげての戦争だ!」


と言ってしまったから、さぁ大変!


青色王国の王様は、国中から、

水色王国と戦うための兵隊さんを集めることにしました。


水色王国の王様も、赤色王国の王様と一緒になって、

青色王国と戦うための兵隊さんを集めることにしました。


その噂を聞きつけた、いろんな色の王様たちは大騒ぎ!

どうやったら戦争をしないですむのか、頭をひねって考えこんでしまいました。

だって、戦争をするということは、

たくさん人が死んでしまうということだからです。



小さな男の子のお父さんのところにも、

『水色王国と戦争をするので、兵隊さんになってお城にやってきなさい』

というお手紙が届きました。


青色王国の王様の命令は、絶対に守らなくっちゃいけません。


小さな男の子のお父さんも、お母さんも泣いています。

もちろん男の子も泣いています。

国中のいろんな場所でいろんな家族が泣いています。


だって、誰のことも傷つけたくないからです。

水色王国のみんなとも、仲良く暮らしていたいからです。


小さな男の子は考えました。

いっぱいいっぱい考えました。

小さな頭で考えました。


そして男の子は、たくさんたくさんお手紙を書いて、

お友達の白い鳩さんに渡しました。


白い鳩さんは、たくさんたくさん書いた男の子のお手紙を、

お友達の鳩さんに、たくさんたくさん渡しました。

お友達の鳩さんは、

海をわたる渡り鳥さんに、男の子のお手紙を、たくさんたくさん渡しました。

渡り鳥さんは、海を渡って、イロイロな国の人たちへ、

男の子のお手紙を、たくさんたくさん届けてくれました。


いよいよ男の子のお父さんが戦争に行く日がやってきました。


男の子は泣いています。

お父さんとお母さんも泣いています。

青色王国の人たちも、みんなみんな泣いています。

戦争はイヤだイヤだと泣いています。


するとその時です!


世界中の鳥たちが空へと舞い上がり、

口々にさえずり始めました。


「ケンカはやめて、みんなともだち」

「ケンカはやめて、みんなともだち」

「ケンカはやめて、みんなともだち」


青色王国の誰もがその声を聞きました。

そして、みんなでお空に向かって言いました。


「「「ケンカはやめて!みんなともだち! 戦争なんていかないぞ!」」」


こうしてこの日、兵隊さんになってお城に行く人は、誰もいませんでした。

みんなみんな、戦争にはいかず、家族で幸せなご飯を食べたのです。


青色王国の王様は、一人ぼっちになったお城で考えました。


「どうして誰も来ないんだろう? ワシは一人ぼっちになってしまった」


青色王国の王様がそうつぶやいた時です。


青色王国の王様の頭から出ていた真っ黒い煙が、だんだん薄くなり、

あたたかなひとすじの光が、王様をてらしはじめました。


そして、どこからともなく、優しい光の天使が現れて、

王様の耳元でささやきました。


「ケンカはやめて、みんなともだち」


「みんなで仲良くした方が、ワシもみんなも幸せなんだ」


青色王国の王様が今度はそうつぶやくと、

みるみるうちに、ぷんぷんぷんぷん出ていた真っ黒な煙は消え去って、

悪い悪魔も、いちもくさんに逃げて行きました。


こうして、青色王国の王様は、大嫌いな赤色王国のお姫様と、水色王国の王様の結婚を許してあげることにしました。


それには世界中のイロイロな色の王様達も大賛成!

世界中のイロイロな色の王様達は、みんなでいろいろ話し合って、


「どんなことがあっても、戦争だけはしてはいけない」


という約束をみんなで作りました。


こうして世界は、どんな色の国の人とでも仲良くできる、

とっても優しいカラフルな世界になったのです。



え? 男の子はお手紙になんて書いたかですって?



それはね、優しい光の天使が貸してくれたペンで、愛の言葉を書いたんですよ。


「みんなともだち、ケンカはやめて」


愛の言葉は、国境を越えて、世界中に広がり、心に直接届くことができるのです。



――祈りが広がりますように




*******



最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。今日の朝のニュースで、小さな子供が亡くなって、その子のお母さんが泣き崩れる姿を見ました。爆撃で瓦礫の山となった街の様子も見ました。顔から血を流しながら、画面越しに平和を訴えている人の声を聞きました。なぜ、どうしてそんなことができるのだろうと、本当に理解できません。


どうか、神様、お願いです。独裁的なリーダーに、愛することを教えてあげてください。愛を送ってあげてください。もしも愛が足りないのであれば、私から溢れ出る愛をお裾分けしてもいいです。いくらでも溢れ出てくるので、そこは気にしなくても大丈夫です。もうこれ以上、命が失われる人を作り出さないでください。


どうか、神様、お願いです。今すぐにでも、戦争が終わるように、独裁的なリーダーの耳元で、囁いて、世界を平和にしてください。


毎日、毎日、そう祈ってます。そして、お亡くなりになられた全ての方に、鎮魂の祈りを捧げています。




――黙祷。



優しい光が世界を包み、一刻も早く、戦争のない平和な世界になりますように。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る