ホースラディッシュとローストビーフと赤ワイン

2022年12月23日


 お正月から始めたこのエッセイも、気が付けばもうすぐ1年かぁ…などと感慨深く思いながら、すっきりとした庭を見ております。

 寒い寒いと言いながら、先日いよいよ今年最後の庭掃除を終えました。この時期は雑草もあまり生えないし、思い切って植木などもバッサリとやってしまってかなりさっぱりさせちゃうのが私流。我が家の庭は強剪定を喜ぶ子が多いので、ゴミ袋10袋を目指してやっつけましたよ。もちろん、可燃物の収集日前日に!


 東側の狭い畑の様子も、草むしりがてら見に行きましたよ。ミョウガは、葉がだいぶ枯れてきていたので、バシバシと根元から伐採。そして、その横に存在感のある葉を広げたあの子もいよいよその色を茶色く変えていたので、どうやらいよいよ収穫時期がきたようです。




【ホースラディッシュ】



 西洋わさび―――別名ホースラディッシュ。


 スーパーのお惣菜コーナーで見るローストビーフなどについている、西洋わさびですが、既にすられた状態でパッケージされているあれが好きすぎて、どんなものかを調べるのではなく育て方なんぞを調べてみた私。しかし、これが意外にも簡単で。

 同じくスーパーの野菜コーナーに並んでいた西洋わさびを見つけ、それを料理に使うのではなく庭に植えてしまったっていうね。

 

 しかし、初めて植えたそれは結局ダメにしてしまったのです。いや、最初の年はうまくいったのですよ。それとすぐわかるような目立つ葉も大きく茂らせて、枯れてきたので収穫と。

 しかしどうやら、暑さに弱いらしい。そして、越冬はできるけど、2月には掘り上げて別の場所に植えなきゃダメだったりして。それ用の種球じゃなかったことも原因だったのか?———次の年には、顔さえ出してくれませんでした。


 様々な反省から、今度はそれ用の種球を買ってきて、ミョウガの隣、あまり日の差さない場所に植えてみました。夏に草むしりをしにいくと、なんとも存在感のある葉っぱを広げていたそれ。葉が枯れてきた頃がまさに収穫時ということで、いよいよ出番がやってまいりましたよ! 冷凍保存もできるので、ここで一気に収穫しちゃいます。




【ローストビーフと西洋わさび】



 西洋わさびといえば、ローストビーフ。ローストビーフといえば、西洋わさび。ていうか、それ以外に思いつかない…。


 というわけで、ローストビーフを作ります。 と言っても、相変わらず料理が苦手で手間をかけたくない私。炊飯器で作ってもみましたが、今はもっぱら湯煎です。

 黒コショウと塩をふって、収穫したローズマリーと一緒に密封して冷蔵庫で寝かせておいた牛もも肉をまずはフライパンで焼く。表面に焼き色が付いたら、ラップに包んでビニール袋に入れ、沸騰したお湯へ。火を止めて25分。ついでに生卵も入れて、一緒に温玉も作ってしまいます。ちなみに、温玉は13分。(お湯の量などによって変わるので、あくまで我が家の時間てことで。)

 

 袋から出した時に出る肉汁は、フライパンへ。冷蔵庫に常備しているニンニク醤油と生姜、赤ワイン、そしてはちみつ少しをそこに入れて、ソースも作っちゃいますよ。

 あっ、せっかくした西洋わさびを忘れてはいけません。最後にすったそれをお皿にのせ、良い色に仕上がったお肉を切って並べて、出来上がり! 手抜きローストビーフの出来上がりです。


 もちろんいただくお酒は、赤ワイン。しかも、フルボディ。夕食は、ご飯の上にローストビーフ、そこに温玉をのせてローストビーフ丼。

 一足早いクリスマスパーティです!


 さていよいよ、年末。次回が今年の最終回と相成ります。早いものです。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る