ポインセチアとスパークリングワイン

2022年12月4日


 この時期の園芸店、もしくはホームセンターの園芸コーナーに並ぶものと言えば、真っ赤なポインセチア! クリスマスと言えばポインセチア―——てな具合に、溢れんばかりに並びますね。なんででしょう?


 


【ポインセチア】



真っ赤な葉っぱが特徴のポインセチアですが、最近はピンクとか白とか緑っぽいのとか斑入りのものとか様々あって、これがなかなか面白い。でも、冬に出回るくせに寒さに弱いっていうところがね、なかなか手が出ない所以。思わず買いたくなって、でも手を止めて…を園芸コーナーで繰り返してしまうのも、冬の風物詩です。(私だけ?)


 ちなみに和名は猩々木しょうじょうぼくと言うらしいです。大酒飲みで赤い顔が特徴の「猩々しょうじょう」。つまり、能で演じられるあれですね───と、さも知っているかのようですが、もちろん調べたもの。ええ、ええ、能とか、高校生の社会科見学的な時に見たことがある———ぐらいのものですから。

 まあつまりは、呑兵衛の木というわけですね。こうやって聞くと、あら不思議。一気にクリスマスから正月までをカバーする、酒の友と相成っていただけそうです。


 買ってしまうか。


 さて、そんなポインセチアを片手にお酒コーナーへと向かえば、やはり気分はクリスマス。クリスマスと言えば、シャンパン!———と言いたいところですが、予定外にポインセチアなんぞも買ってしまって、年越しにかかるお金なんぞも考慮すれば、スパークリングワインに必然的になってしまうわけで。


 しかし、侮るなかれ。最近では、ワンコインに近い値段のそれも出ていて、片っ端から試しておりますが、なかなかどうして、馬鹿にできないお味です。


 今日のスパークリングワインは何にしようかと悩んでいる頃、ポインセチアが入ったビニール袋が微妙に重くて、なんで買い物の前に買ってしまったんだろうと後悔。園芸コーナーは、買い物の後! 寒けりゃ牛乳もすぐには悪くならないしね!




【お好みクラッカー】



 さてさて、スパークリングワインのお供は、やはりカリカリとチーズ系かな~ということで、クリームチーズとベーコンとしらす、あと少しの野菜を買って帰り、小さな温室から、シソと万能イタリアンパセリを採って来て、簡単おつまみでも作りましょう。


 バゲットとクラッカーは真ん中に。盛った方が見映えはしますが、カリカリが好きなので、私はセルフサービス方式。

 お徳用のチーズ、クリームチーズ、モッツァレラチーズの三種類を乗せたチーズプレート。

 輪切りに切ったミニトマト、パプリカ、ズッキーニを乗せた野菜プレートと、その脇にイタリアンパセリ。

 薄切りにして軽く塩もみした株の脇に、シソ、しらす、カラシ、マヨネーズを混ぜた簡単和風マヨソース。

 小さく切ったソーセージ、ベーコン、ツナのメインプレート。

 あとはトッピングのトマトソース、マヨネーズ、オリーブオイル。そして、簡単マジックソルト。


 おつまみは準備完了! スパークリングワイン用のグラスも忘れてはいけません。



 そういえば、園芸のエッセイでしたね。てことで、もちろんテーブルの上には先ほど買って来たポインセチア。真っ赤な顔の呑兵衛の木が、今日のお酒の相手です。


 赤いポインセチアがあるだけで、部屋は一気にクリスマスムードです♪





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