桜と菜の花と日本酒(辛口)

2022年3月28日


 いよいよ、桜が咲き始めました!


 桜は満開も良いれけど、散り際はもっと良い! というご意見をよく聞きますが、私としては蕾が綻び始めてうっすらピンク色の頃が好きなんですよねぇ。その中に、ちょっとせっかちで咲いてしまった子を見つけてしまった時の喜び! たまりません。


 毎朝、川べりの桜並木を横目に見ながら車を走らせ職場に向かうのですが、気になるのは桜だけではありません。その下で綺麗なコントラストを作っている菜の花! 鮮やかな菜の花の黄色に、桜の仄かなピンク色が映える春らしい光景に毎朝うっとりしてしまいます。


 しかし、咲いてしまったら、見て楽しむだけになってしまう菜の花…。ああ、まだ咲かないで…と祈ってしまうのは、私だけではないはずです。




【菜の花】



 土手に並ぶ菜の花ですが、咲く前にちょっと数本…というわけにはいかないので、職場の敷地内に咲こうとしている菜の花を持って帰るのがこの時期のお楽しみ。スーパーで買うと意外に良いお値段するんですよねぇ。あんななにもあちらこちらに咲いているというのに!

 

 咲く前に収穫するっていうのが、案外難しいのかな?


 しかし、うちの職場はやっぱり最高。菜の花、タケノコ、ダイダイ、夏ミカン、ビワ、梅、アンズ、ザクロ、そしてそれを管理している人達が育てている大根…。最近は、ナスやネギなんかも育てているらしい。どんな会社だ! と、私も思わなくもないですが、広大な敷地の中、溢れる緑といつの間にか増えた畑。本当に、私に合った面白い職場であります。

 落ち葉で腐葉土なんかも作っていて、勝手に持って帰っても常識の範囲内であれば怒られることも無く、年中「幸せ」のお裾分けをいただいております。お陰でやめられないし、やめたくない!


 ぜひとも70歳まで雇ってほしいものです。




【菜の花の辛し和え】



 菜の花は豚バラと炒めても美味しいけれど、やはり私の一番は辛し和えですね。湯掻いて昆布つゆとからしを混ぜたものに漬けるだけという、相変わらず横着な一品。和からしの代わりに、粒マスタードを使っても美味しいですよねー。


 お酒は好きだけど、微妙にお子様舌の私。からしとか、ワサビとか、好んで使うことはありません。おでんもNOからし、刺身はNOワサビ。味がわからなくなっちゃうんですよねぇ。でも、菜の花だけは別。菜の花のしっかりとした香りには、からしが合う!


 菜の花といえば、やはり日本酒。まだ少し冷えるけど、せっかく暖かくなってきたのだからと、合わせるお酒は久々の冷で! 冷たい辛口の日本酒と、辛し和えの相性は抜群です。くううう!







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