被子植物とリボベジ

2022年1月24日


 朝食の最中、次女が「生きていくのに、理科が一番必要ないと思う。」と言い出しました。「今、何を教わっているの?」と聞いてみれば、「被子植物と裸子植物。」というわけです。


 うーん。確かに、あまり必要の無い知識ではあるかも?


 庭いじりが趣味の私でも、これは「裸子植物」とか、これは「単子葉類」とか、考えたりしないもんなぁと思うわけです。まあ、往々にして「学問」と言われるものは、必ずしも世の中に貢献するようなものだったり、人生に役に立つものばかりではないということは事実としてあるわけですけれども。

 子供たちにとっては、もう少し現実に沿ったものの方がわかりやすいし、楽しいのかもしれませんね。


 そんなことを考えながら再生野菜…つまりは「リボべジ」の水替えをしながらつまみ食いする私。種をまくにも早いこの時期、私の楽しみはキッチン菜園ぐらいなのです。いつの間にか増えたクリスマスローズも、可愛いけどお腹は膨れないもんなぁ。




【リボべジ】



 なんだか随分オシャレな名前になってしまった気がしますが、要は「再生野菜」ですね。本来は、もったいない精神の真骨頂と言うべきか、お野菜のヘタでもう一回お野菜を育てちゃおう!ってやつです。


 ちなみに我が家のリボベジは、ニンジンと小葱から始まって、先日書いた豆苗、アボガド、小松菜、大根、ブロッコリー…そんなものですかね。小葱は丼物の上を飾る時、豆苗はそのままおかずにと大変重宝しておりますが、それ以外はほぼ観葉植物化しております。

 ニンジンや大根といった根菜は、切り口がすぐにぬるぬるになってしまうので、水やりが難しい…。毎日水を取り替えるというよりは、毎日「濡らす」というのが一番合っているようで、そんな水遣りも楽しみなのであります。




【アボガド】



 一番のお気に入りは、アボガド。あの種から、小さい木が生えてくる感じが堪りません。

 アボガドの種に爪楊枝をさして、浮かせた形で水耕栽培にしたのですが、あまりに大きく成長したので庭に植えてみましたが、いつの間にか誰かに抜かれていたんだよなぁ。どちらにしろ狭い庭ですから、アボガドの木が育っても困るので、それ以来キッチンのみでの栽培となりました。


 サラダにするために買ったアボガド。種を引っぺがしながら、「アボガドは、被子植物だね。」なんて次女と笑い、「裸子植物の野菜ってほとんど無い気がするねぇ。」なんて、学校の知識のお陰でひとつ話題が増えました。学んだこと、ちょっとだけでも役に立って良かったね。


 切ったアボガドと、リボベジの葉っぱたちを集めて、バジルとオリーブオイル、そして少しばかりのイタリアンドレッシングをかけてしまえば、簡単お手軽すぎるサラダのできあがりです。


 イタリアンと言えば、やはりワインかなぁ。というわけで、赤ワインを炭酸で割っていただきたいと思います。


 いや、朝からは飲みませんけれどもね!

 







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