第140話 ジャンプ!
数分ほどしゃちょーは
<マネちゃん>『反対意見は無さそうなので始めちゃいましょうか!あ、全員同時スタートで三分間のうちにどれだけポーズを決めれたかで勝敗は決まりますよ~』
<アイン>『せんせー質問です!』
<マネちゃん>『はい、アインさん』
<アイン>『二人とかで一緒にポーズとっちゃダメですか~?』
勝負事だから駄目だろうと考えていた人も多いと思うが、やはりマネちゃんは一味違った。
<マネちゃん>『美味しければ、OKです!』
<アイン>『やたー!』
その返答に大きく反応を示したのは他ならぬ観客やネット視聴者だ。
それもそうだろう、推しと推しの
<マネちゃん>『ほかに質問は無いですか?』
<しゃちょー>『はい!質問です!』
<マネちゃん>『質問無しということで、早速始めていきましょう!』
しゃちょーが何かを言いかけるも、マネちゃんが強行突破で話を切り上げる。
それを合図にステージの照明が消えたのだった。
◇◇◇
再びあかりが戻ったときには今回この種目をやるメンバーは配置についていた。
ステージにはラムネと実況のマネちゃんが、右側にはゆい、観客席側にしゃちょー、そして左側にクロと言った風にそれぞれ手を振るなどして種目のスタートを待っていた。
<マネちゃん>『皆さん配置に着きましたか~?それでは始めますよ~!』
マネちゃんがそう言うと一瞬ステージの照明が消えてすぐについた。
<ラムネ>『な、なんだったんですかね?今の』
ラムネが若干不安そうな表情をするも、観客たちはそれどころではなかった。
それもそのはず、今見えているメンバーたち全員の衣装が夏服に代わっていたからだ。
<マネちゃん>『皆さんが言いたいことはよ~くわかりますが、とりあえず始めましょうか!スタートです!』
歯切れの悪いスタートコールに合わせてBGMがさっきまで流れていたものよりも可愛らしいものに切り替わる。
<ラムネ>『それじゃあみんな、いっくよ~!』
『『『『ジャーンプ!』』』』
種目準備のための暗転中に決めていた通りに最初はみんなで一斉にジャンプをする。
急な新衣装での動揺は抜けきらない観客たちだが、そのメンバーたちの可愛い姿(1名を除く)に歓声上げるのだった。
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