第139話 百合に挟まる男は...
<マネちゃん>『ゆいちゃーん!そこでもう一回ジャンプして~!』
<ゆ い>『わ、わかったー!』
またさっきと同じようにその場でジャンプするゆい。
両足が宙に浮いた瞬間にゆいの体は光に包まれて消える。
それとほぼ同時にしてマネちゃんたちが立つステージに光が集まり、ゆいが現れる。
<ゆ い>『わわ!戻ってきた』
二回目であってもやはり驚いたゆい。他のメンバーも驚きが隠せないようで茫然とゆいを見つめた。
<マネちゃん>『とまあ、今ゆいちゃんがやってくれたみたいにジャンプをして瞬間移動をするんです。わかりましたか?』
<しゃちょー>『いや...よくわからん』
<マネちゃん>『それじゃあルール説明をしますね~』
<しゃちょー>『話を聞けよ!』
しゃちょーとマネちゃんのおかげでグダグダになったので簡潔にまとめよう。
1.ジャンプをしてテレポートする。
2.テレポートした先で何かしらのポーズやアピールをする。
3.もう一度ジャンプをしてテレポートする。
・テレポートは【ステージ→右→後ろ→左】の順番に回る。
<マネちゃん>『ざっとこんなもんですかね~』
腕で汗を拭うような動作をしてやりきった表情をするマネちゃん。
<しゃちょー>『あーうん...ありがとうテロップ』
<六道>『因みに今回は誰がやるんだ?さすがに全員は出来ないだろう』
<マネちゃん>『そうですね...今回はアインさんに決めてもらいましょうか。アインさん、4人くらい選んでください!』
<アイン>『ええ!?私なの!?ちょ、ちょっと待ってね?今考えるから!』
話を振られると考えていなかったアインは必死に考える素振りを見せたが、すぐに答えた。
<アイン>『それじゃあ、しゃちょーとラムネちゃんとクロ、そしてゆいちゃんで!!』
<六道>『...その心は?』
<アイン>『百合に挟まる男は死ね編成』
<しゃちょー>『おい!!』
<マネちゃん>『いいですね~』
<しゃちょー>『良くない!俺はまだ死にたくない!!』
また二人で言い合いになるのを止める為にゆいが口を開いた。
<ゆ い>『ねえ、しゃちょー』
<しゃちょー>『ん?どうした?』
<ゆ い>『ボクはそう言うの、気にしないよ?』
<しゃちょー>『そういう事じゃなーい!』
<アイン>『ブハッ....ごめん耐えれないや』
一瞬堪えようとしたがたまらず爆笑してしまうアイン。
<マネちゃん>『よかったですね、ゆいちゃんが受け入れてくれて』
さっきより一歩引いたような目をしてしゃちょーに語りかけるマネちゃん。
周りを見てみると哀れみというような視線を一身に受けていたしゃちょーは叫んだ。
<しゃちょー>『どうしてこうなったんだぁぁああ!!』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます