第62話 明日3Dになるから衣装予想!
3Dライブ配信が明日まで迫った夜。ライブに向けて今日は午前中からモデルテストにリハーサル。ステージテストetc.
確かに疲れてはいるけど、今日も配信を始める。最初は緊張してたし、怖かったけど...今はとっても楽しいから!
『しずにい・しずねえのみんなこんばんは!セカプロ二期生の氷柱ゆいだよ!』
【コメント】
:前日にも配信してくれるの神
:こんばんわ~
:キターーーーー
『今日はみんなが予想してくれたボクの3D衣装を一緒に見ていきたいと思うよ!』
:え!?そんなのあったん!?
:俺も初耳
:画力ないから無縁()
:告知的なことはやってなかったよね?
『そうそう、これはねボクが言い出したことじゃないんだよ?聞いた話だと、ピピッターの絵師さんたちが予想してくれていたらしいんだけど...アイン先輩が...』
:あっ(察し)
:大体予想が付いたww
:い つ も の
アイン先輩が配信で先導するかたちでこれを広めたらしく、気が付いたころにはタグまできていた。こんなことになるなんてボクが予想できなかったや
『今日はあんまり時間がないからじゃんじゃん見ていくよ!』
因みに普段の配信出来ている格好はオーバーサイズの灰色のパーカーだよ!
『一枚目はこれ!え、かわいいー!』
画像を表示させる。そこに描かれているのは、白とボクのイメージカラー?の薄い水色で構成されているアイドル衣装だった。なかなかオーソドックに見えるけどこれが可愛いんだよね!
:普通に絵がうまい
:かわいい!
:ありだな
『書いてくれてありがとうね!それじゃあ次を見ていこうか!』
次に表示したのは、セーラー服に身を包んだゆいだった。
『これもかわいい!中学校の制服はこんなに可愛くはなかったなぁ~』
:普通の学校ではこんな制服は無いよw
:かわいい
:現役では?
:ありだな
『現役じゃないよ!こう見えて高校生だからね!?次行ってみよう!』
:高校生だと!?
:嘘は良くない
:正直に言ってみ?怒らんからさ?
『ねぇ~ほんとにボクは高校生だよ!』
そういいながら次の画像を配信画面に載せる。そこに映っているのは、涼しげな色合いの夏服に身を包んだゆい。やっぱりみんな絵がうまいなぁ
『かわいい!この色合いが涼しげでいいね!』
:かわいい
:ありだな
:↑それしか言わんやんww
:かわいい
『よ~し!この調子でどんどん見ていこう!』
◇
みんなが書いてくれたイラストを見ているとあっという間に終了の時刻になってしまった。
『時間的にも今見たのが最後かな?いやぁ~みんな絵が上手くてびっくりしたよ!』
:ほんとそれ
:画力ある人羨ましい
:紹介ありがとうございます!
『ボクも絵が上手かったらなぁ~あ、今回紹介しきれなかったイラストもたーっくさんあったからみんな見てみてね!紹介は出来なかったけど、全部見てるよ!』
:結構の数あったよね
:すげー
:ゆいちゃんエゴサするの巻
『これってエゴサになるのかな?まあそれは置いておいて、今回思ったことは...新衣装じゃなくて、みんなが着せたい衣装を書いている気がするのはボクだけかな?』
:まあw
:体操服で歌って踊るかw
:欲望の粋を集めているからしゃーない
『みんな、書いてくれてありがとうね!そして!明日いよいよボクの3Dライブが開催されます!もう緊張してきたや...怖いけど、一生懸命頑張るから、みんな見に来てね?』
:絶対見る
:何があっても
:見る
:その日仕事(血涙)
『きちんとアーカイブ残すから、お仕事のしずにい・しずねえのみんなは安心して頑張ってね♪』
:頑張る
:やる気1000%
:後10年戦える
:なんか応援してもらえなくて残念な気がする笑笑
『そろそろ終わろうかな?えっと、また明日だね!みんなお疲れさま!おやすみ~』
:乙ー
:おつかれさま
:明日絶対見る
:明日頑張ってね!
ーーーーーーーーこの放送は終了しましたーーーーーーーー
「ふう...」
椅子の背もたれに体を預けて休憩を少ししたら、ボクはいつもより早くベットに入る。
開始時刻は午後だけど、なんとなく早く寝たほうがいい気がしてきたからね。
「ふぁ〜...」
重くなっていく瞼。遠くなる意識。確かに睡魔が来ている事を実感する。
その遠くなる意識の中で、ボクは願った。
明日は上手くいきますように。と
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