第13話 料理配信!

スーパーから帰ったボクはすぐに配信の準備を始めた。

マイクとかの準備は終わったから、次は材料の点検。

もし材料にスーパーとかの住所が載っているとそこから特定されかねないからね!

そして黙々と材料を点検しつつ、必要分に分けて置いておく。よくある料理番組みたいにしていくのであった。



◇◇


《氷柱ゆい》少し遅くなったけど夜ごはん作っていくよ!【セカプロ二期生】

1.6785人待機中 20XX/05/XX 20:00配信予定



次は同じミスがないようにもう一度チェックをして配信をスタートさせる。




◇◇◇



『しずにい、しずねえのみんな、こんばんは!』


ゆいになったボクは少し緊張しながら挨拶をする。


【コメント】

 :こんばんわー

 :やっと水が飲める!

 :今日もカワイイ

 アイン/Ain

 :やっほー


『あ、アイン先輩!来てくれたんだ!ありがとう!』


初配信だけじゃなくてその次の配信も見てくれる。実際にあったことないけど多分すごく優しい人なんだろうな~

アイン/Ain

 :(*´σー`)エヘヘ

 :おい誰だこれ

 :俺たちが知ってるアインじゃない

 :草


『?』


少しだけコメント欄が気になったけどそのまま続けることにした。


『今日は夜ごはんを作っていくよ!』


 :二回目でリアルカメラ!?

 :大丈夫?

 :ゆいちゃんとご飯...ハアハア

 :↑通報しました


『因みに、カツを作っていくよ!』


 :以外

 :お菓子とかだと思った

 :おいしいけど、油が...

 :カロリー...うぅ、頭が


『ふっふっふ』


 :お

 :得意げなゆいちゃんかわいい


『あ、えっと、お菓子はお休みの日に作りたいから、今日は夜ごはんにしたんだ』


 :確かに時間かかるしな

 :そうなん?

 :下手したら一日かかるのだってあるよな


『油が苦手な人とかカロリーが気になる人も大丈夫だよ!』


 :カツは油あってなんぼじゃね?

 :脂っこいの苦手、、

 :女からしたら死活問題だったりするわ!


『今回作るのは、カツレツだよ!あ、豚肉のカツレツね』


 :ああ~

 :でもあれも結構脂っこいよね

 :あんまり違いが分からない、、


『これはボクなりにアレンジしたものだからもし口に合わなかったらごめんね、、』


『お肉が苦手でなおかつ揚げ物が苦手なボクがアレンジしてあっさりさせたものだから同じ悩みを持ってる人におすすめかも!』


 :楽しみ

 :さあ、ここまでやるから美味しいんだろうな~

 :食べたい

 :同じく


『料理してる様子は見せられないんだよね...でも材料と完成した時だけ写真で見せるね!』


 :まあそうだよな

 :しゃーない

 :完成品が見れるだけいい!

アイン/Ain

 :どこに行けば食べれる!?

 :草


『え、えっと、アイン先輩そんなに食べたいの?』


アイン/Ain

 :もちろん

 :↑食いついてるww


『もし、オフコラボしたときにだったらいいよ』


アイン/Ain

 :言質取った!じゃあまた連絡するね!


『ふぇ?』


 :あ

 :コラボ第二弾決定w?

2期生担当

 :コラボOKです。

 :許可下りたwww


『ええええ!?』


材料にすら触れずに30分経ったことに気が付くのはもう少し後になるのだった。

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