* 1-2-11 *
“とあるデータベース”参照による情報開示
閲覧者:アンジェリカ・インファンタ・カリステファス
MDCCLXVI - File code:PL-G05 / RC-Patriarch TYPE:Secret
【ロザリア・コンセプシオン・ベアトリス】
出身:リナリア公国
誕生日:No Data
身長:162cm
ローマカトリック教会 ヴァチカン教皇庁で総大司教を務める人物。金色の髪に青いアースアイを持つ、大人びた美しい少女の容姿をしている。
およそ千年前に滅びを迎えたリナリア公国における七貴族の一家、コンセプシオン家の一人娘である。
幼い頃から信仰者としての類稀なる資質を兼ね備えていた彼女は、噂を聞きつけたヴァチカンからサンピエトロ寺院へ招かれカトリック教会の修道女となる。
リナリア公国が他国の侵略を受けた際、彼女は既にヴァチカンへ身を置いていた為に難を逃れることが出来た。
名の由来である薔薇の花と本人の美しい容姿、決して本心を他者に語らないということから別名〈不可視の薔薇〉と呼ばれている。
自身の持つ力によって不老不死の特性を得て現代まで生き抜いてきた。
彼女の持つ異能について判明しているものは下記のとおりである。
1.過去視
広義に〈サイコメトリー〉と呼ばれる力。サイコメトリーとは対象となる人物、或いは物質に触れることで、そのものの過去を読み取る力を指す。
しかし、ロザリアの持つ過去視は些か〈サイコメトリー〉と呼ばれる力とは特性が異なり、彼女は力を行使する際に〈対象に触れる必要が一切ない〉という特徴を備えている。
自身の視界に捉えた人物や物体、物質、無機物有機物を問わず対象の過去を瞬時に読み取り暴くことが出来る。
この力があることで、初対面の相手であってもその人物の感情のほとんどを理解することが可能であり、“求められている言葉”が何であるのかが理解出来てしまう。
理解出来てしまうからこそ、相手が一番かけて欲しい言葉を的確に返すことが出来る。
彼女にこうした力が備わっていることを知らない人間からすれば、心情を看破されて掛けられる言葉の数々はまさに“神の言葉”そのものであっただろう。
過去視という異能こそが、当時のヴァチカンから声がかかる程の類稀なる才覚の正体であった。
尚、対象となる人物が記憶そのものを欠損している場合、つまり解離による下意識など記憶そのものを存在しないものとして封じているなどの場合は読み取ることが出来ない。
また、過去視の力は〈未来視〉の力を所持する者に対して使用することは叶わない。
2.生命に対する絶対の裁治権
生きる教会とも言える彼女のみが扱うことを許された能力。
リナリア公国出身者であるからではなく、ローマカトリック教会に所属する最高クラスの権威を持つ者だからこそ扱うことが許された力でもある。
ある意味では対特殊能力、特殊事象における切り札といえよう。
亡霊、怨念といったものはもちろん、例えばある者が外法によって自然界には存在し得ない物質、或いは魂を持った人形のような存在を作り出したとして、そうした「世界に本来存在し得ないもの」「異物」に対してロザリアが『存在を許さない』といえばそれらはこの世界に存在することが出来ず、有無を語らず消滅の道を辿ることとなる。
あらゆる方法で存在する〈不老不死〉という特性も彼女の前では基本的に意味を成さず、辿る道は上記の者達と同様のものとなる。
故に、彼女の持つこの力を指して〈不死殺し〉と呼称することもある。
例外はマリアの傍らに常に控えるアザミであり、彼女は元々が自然の摂理によって正しく存在する神である為、「正しい存在」であるが故にこの力によって消滅させることは出来ない。
また、正しい存在であるアザミから正しく与えられた不死特性を持つマリアも例外の1人である。
3.人形作成
一見して人間か人形かの区別を付けることは不可能なほど精密な人形を生み出す力。
複数の人形を同時且つ一瞬で創造し、それらを個別に一斉に操作することも可能と言われている。
生み出された人形は〈監視の目〉と〈監視の耳〉を持ち、人形が捉えた映像や音はスマートデバイスを通じてであったり、直接ロザリアの感覚器官に通じてであったり様々な方法で伝達することが出来る。
4.洗脳
薔薇の花の香りには強力な催淫作用があると言われる。
同じように彼女も、他者を惹きつけ惑わせる才覚を有している。
麗しい容姿、声、息遣い、所作や語る言葉などを通じて対象とする人物を自身の操り人形のように洗脳することが可能と言われている。
ただし、一度洗脳した相手の〈洗脳を解く〉ことに難儀をするという理由で滅多に使いたがらないとも言われている。
5.■■■■■■■……
ERROR: Data corruption
Related words: ■■■■……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます