第18話 昼ごはんの観光

「こっちこっちー!」

「見えてるのに大声出す理由無い。」

「はぁ?」

「まぁまぁ。」

「翔。行くよ?」

「え、沙也加は?」

「喧嘩勝手にふっかけて自分で買ってるのは翔でしょ。」

「まぁ、、、確かに納得しなくも無い。」

「では行きましょうか。とりあえずお昼ご飯を決めなきゃですけど、、、」

「俺そんなにお腹すいてなーい。」

「私も。朝ごはん多すぎた。」

「私もです。」

「やっぱ共通なんだね。じゃあチュロス位でいっか。んー、あ!こっち!」

「ちょ、悠?!」

「あらあら、、、カップルね。」

「親目線になってしまいますね。というか、いつからオネエになったんですか?」

「違うよ。道端のおばさんだよ。」

「直すとこそこですか、、、?」

「2人共早く〜!」

「「はーい、今行く(きます)」」

「じゃ、行くか麻耶。」

「そうですね。」


はぁ、これでも気付かないとかありえないだろ沙也加。鈍感過ぎてなんか怖い。

2人の動向見てるだけで騒がしいわまじで。

それにしても夢の国だけあるな、、、

ゆっくり見ると可愛いもんとかいっぱいあるしキャストさんのペイント芸凄いしで流石。


「そう!ここだよここ!ル・フウズ!」

「へぇ、美女と野獣のモチーフか。」

「味はアップルシナモンだけどアレルギー無い?」

「ハァ、ハァ。ここまで急いで来て今更アレルギーない?って、、、まぁないけど。」

「私も無いですよ。」

「ご存知の通り俺も。」

「OK。んじゃチュロス4つ下さい。」

「はい。ではカウンターでお待ちください。」


いやぁ、やっぱ気が利く。俺は甘えるだけ☆

ちゃんとやる時はやるからね?ね?


「どうぞ。」

「ありがとうございます!」


「はい。」

「せんきゅー。」

「ありがとうございます。」

「ありがとねー。」

「じゃあ、食べながら色んなとこ観光して、食べ終わったらショップ巡りでいい?」

「OK!」

「分かりました!」

「りょーかい。じゃあとりあえずシンデレラ城まで戻る?」

「ゆっくりね?」

「うん、そうしよ。」



この後起きる事を、、、俺は知らなかった、、、

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