第10話 住職の話はつまらない
「なぁ悠、バスのガイドさん超綺麗だったよな?」
「そう?沙也加の方が綺麗だけどな。」
お前ほんとそういうとこだぞ、、、
「あんた目狂ってない?」
「沙也加ちゃん、、、ちょっとは感謝の気持ちか照れるかしようよ、、、」
こっちもこっちで感覚狂ってるし。
「はいはーい、班で並んで座って〜。」
「じゃあ並ぼっか。」
まぁ当然1番に先生の方向いて待ってたよ?
優秀な班なんでね。(悠のおかげだけども。)
「まず、ここの住職さんにお話を聞きたいと思います。皆分かってると思うけど、失礼のないようにね。」
「はい。」
うわー、つまんねー。
チラッ
よし。悠はきちんと聞いてる。後で聞けば楽勝。麻耶と沙也加は、、、
沙也加アレ絶対俺と同じタイプだろ。
話聞いてねぇ。俺もだけど。
「住職さんの貴重な話を聞けて良かったです。
これからは、班別に公園まで行ってもらいます。じゃあまず1班から。」
俺らじゃん。
「はい。」
「あー、住職の話つまんなかったー。」
「マジそれ。お経読んでるみたい。」
「2人共話をきちんと聞いたら分かるでしょ。」
「「まぁ、当然。」」
「だったらなんで聞かないんですか、、、」
「「聞くの自体めんどくさい。」」
「ここまで揃うことある?」
「多分無いです。」
「てか腹減ったー。」
「多分このペースで行くとあと5分位で着くと思うよ。」
「よっしゃ。あ、そういえばさ、」
「どうしたんですか?」
「俺、お母さんから郵送でファストパス貰った。」
「「「え?」」」
「いや、だから、ファストパス貰ったんだって。」
「なんで?」
「知らん。」
「まぁ迷惑では無いから全然大丈夫ですけど、、、」
「むしろありがたいわ。翔のお母さんに感謝しといて。」
「ん。OK。」
「あ、見えて来たよ。」
「ほんとだ。」
「確か着いた班からもう食べていいんですよね?」
「俺話聞いてない。」
「私も。」
「2人共、、、。食べていいって言ってたよ。」
「日陰のとこ行こうぜ。」
「虫あんま居ないとこねー。」
「翔達注文多すぎ、、、まぁあそことかいいんじゃない?」
「よし。行くぞ!」
「OK。」
「ちょっと沙也加ちゃん、速いですよ!!」
「翔も!」
「ハァハァ。俺ギリ勝った、、、」
「女子相手にギリギリはヤバいんじゃない?」
「2人共、、、私達の事も考えてくださいよ、、、」
「ほんっと。俺1番荷物多く持ってるんだからね。」
「「さーせん。」」
「「絶対反省してない。」」
「まぁまぁ。食べようぜ。」
「そうだね。」
さぁ、悠と沙也加と麻耶の弁当は、、、?
「ちょ!皆クオリティ高すぎじゃね??!!」
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