第3話 レクリエーション大会何しよう 1
「班決めが終わったところで、あとの時間は班でレクリエーションの題材と用意をしてください。
なんでも構いませんが、1番個性が出ていたところは1週間食べ物無料券が貰えるので頑張ってください!」
「よっしゃぁぁぁ!」
金持ちなのになんでそんなに喜んでいるか。それは、ここが全寮制の所であり、近くの街は全部高価な食べ物しかないからだ。
材料を買って作ればいいって?
言っただろ?高価な"食べ物"だって。
そう。食材もいちいち高いのだ。だから俺らからしたら超超超嬉しいんだよね。
特に俺なんかは自分で料理は作りたい派だからすごく取りたい。
まぁ、、、悠がいる時点で勝ち確な気もするが。
「はい。静かに。
では、班で固まって題材を決めて下さい。
決めたら準備物などの報告ね。では、どうぞ。」
ザワザワ、、、
「沙也加、麻耶、翔。何にする?」
「なんでもいいんじゃない。」
「俺も。悠に任せようかな。」
ちなみに麻耶は沙也加とずっと一緒にいる子で、たまに本のおすすめの話をしてるのを見た事がある。敬語が癖らしい。
「先生は個性がでてた所って言ってましたよね?」
「うん。麻耶、なにか案があるの?」
「ここの班って、良く考えたら英語のTOP10じゃない?だから、何かの劇を英語でするのはどうかな?」
「おぉ〜!いいんじゃない?」
「確かに帰国子女2人とよく海外に行ってた人と、、、俺はなんだ?」
「翔は地頭がいいからでしょ。」
「まぁその英語の劇をする前提で話を進めようか。問題は劇の内容だけど、、、」
「王道はシンデレラだけどもうちょい凝った感じでいい劇がいいよな。」
「うーん、皆のいい感じにアレンジ出来るのかぁ、、、なるべく悪役は出したくないよね。」
「それいいと思うよ!悪役が出ないようにしたら先生への好感度もいいし。」
「そうですね、、、では不思議のアリスはどうでしょう?物語自体は簡単ですし、少人数でも出来ます。原作を改変しても違和感がないのはアリスなんじゃないでしょうか。」
あー、アリスかぁ、、、確かに劇で見た事あんま無いかも、、、
「いいと思うけど、、、ハートの女王は悪者なんじゃない?」
「あ、確かに。」
「そこは、、、ハートの王子にして最終的に王子が帰すのはどうですか?」
「あ、その王子、トランプもロボットでずっと虚しかったって言う設定どう?丁度AIに詳しい人いるし。」
あ、、、
「そうだね、E資格を小学四年生で取った翔?」
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