第8話最終回、殺し屋・岡崎先生

岡崎は殺し屋リストから、いつも殺し屋に権田のジジイ殺害を目論んでいたが、ことごとく失敗した。

誰かいないか?

……僕だ!僕ならあのジジイの行動パターンを知り尽くしている。

岡崎先生はノートに難しい数学の問題を書き始めた。

しばらくすると。


出来た!完璧だ!ジジイの殺害計画が!


まずは金庫の扉を開け、大金には目もくれず、目覚めたジジイを殺害して、賊に入られたと警察に証言すればよい。



決行の日。

岡崎は防犯カメラ全ての電線を切った。

一階から、二階のジジイの寝室に向かう。

近付くにつれ、ジジイのイビキが聞こえてくる。

とうとうジジイの息の根を止めてやる。

オレは、偉大なる数学者にして、殺し屋だ!


グキッ。

ドタドタドタドタドタドタッ!


岡崎は階段で足を挫き、階段を転げ落ち、頭をぶつけ即死した。


翌朝、権田のジジイは警察に電話し、最近の連続不審死は岡崎が絡んでいた事が判明した。

権田のジジイは、財産を息子に譲渡し、立派なサ高住に移り、幸せな余生を送ったと聞く。


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資産家連続殺人事件 羽弦トリス @September-0919

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