第998話 VS 上位女神フローネ ―激戦―

 前回のあらすじ。女神フローネとの戦いが始まったレイ一行。


 ミリクやイリスティリアを超える上級女神の彼女の猛攻に苦戦するレイ達だったが、レイ達のコンビネーションで彼女に隙を作り、アカメがフローネに止めを刺そうとする。


 しかし、その攻撃は彼女の罠でありアカメは彼女に捕まってしまう。


 そして、彼女はレイ達のマナを吸収する為に時間を止める魔法でアカメとルナの動きを止めてしまう。


 意識を失った二人はそのままフローネによって戦線離脱に追い込まれてしまうのだった。


「残り6人ね……さぁお互いに死力を尽くしましょうか」


 女神フローネはそう言って残ったメンバーを見渡して、密かにレイ達を観察する。


「(これで制空権を奪われる事は無くなったけど、残ったメンバーの戦力を把握しておかないとね……)」


 女神フローネがアカメとルナを先に倒したのは偶然ではなく意図的なものだ。人間は飛行魔法を使う事で空を飛んで戦う事が出来るが、常に魔法力を消費し続けるため長期戦が難しくなる。


 一方、女神である自分は特にエネルギーを消耗することは無く、半永久的に空を飛び続けることが可能だ。なので人間相手に空を飛んで戦うのは戦略的優位なのだが、先に倒したアカメとルナは例外だ。アカメは特殊な能力で空を飛ぶことが可能で、ルナは竜化でドラゴンに変身することで自分以上の速度で空を飛ぶことが出来る。


 先程までの彼女達の戦いは、地上のレイ達を囮にして、空から彼女達二人がこちらの隙を伺うような戦術を取っていた。彼女達を放置して戦いを続ければいずれこちらが致命的な隙を晒して敗北するだろう。


 そう判断したフローネは、先にアカメとルナの2人を撃破して彼女達をこの戦場から離脱させたのだ。


 アカメの仕掛けてきた<混沌たる闇の呪縛>ブラッドカースという魔法は、魔物や人間に対して非常に強力ではあるが、神である自分に対してはそこまで有効では無い。


 だがあまり効かない事を最初に知られてしまうとアカメは警戒して、他の魔法を使ってくるだろう。なので敢えて大ダメージを受けたと演出をして、その隙にアカメを無力化することに成功した。


 もう一人のルナはまだ経験不足なためか比較的容易に突破出来たが、彼女が竜化を最大限に使いこなしていれば危険だった。万一、戦いの中で急成長されても困るため、早々に潰すことを決めたわけだ。女神フローネは彼女に対して負い目があったが、今は感傷的になって隙を晒すわけにはいかない。


「(さて、勇者である桜井鈴くんは最も警戒すべきだけど……次に厄介そうなのは……)」


 女神フローネは地上でこちらを見上げる青髪の女性騎士に目線を移す。


「(カレン・フレイド・ルミナリア……)」


 一度、彼女と相対した時にその強さの一端を目撃している。気配を一切感じないように権能を使用したというのに、こちらの存在を看破した。何かしら人間という枠を超越した能力を有している可能性が高い。


 また彼女はこの世界では広く知れ渡っている英雄であり、人間としては別格の戦闘力を有している。流石に勇者には及ばないだろうが油断は出来ないだ。


「(……それに)」


 そして、最後方でベルフラウと並んで強固な防御結界を築き上げている緑髪の少女。


「(ノルジニア・フォレス・リンカーネイン……王族の血を受け継ぐ者にして、フォレス王国の国土神……)」


 女神フローネは密かに彼女の力を警戒していた。


 ノルンは下級の神であり、その力は女神フローネには遠く及ばない。


 それでも人間と比較すれば、十分強大だ。


 多数の人間から信仰を集めて生きたまま人の身で神へと昇華した特殊な存在の彼女は、普通の神と同じベクトルで測れない。


 ある意味で女神フローネは彼女を最大限に警戒していた。


「(出来ればこの二人も先に潰しておきたいわね……)」


 女神フローネはそう判断して行動に移すことにした。


 ◆◇◆


<光の剣>ジャッジメント


 フローネは再び自身の周囲に無数の光の剣を生み出すと、レイ達に向かって複数同時に解き放つ。しかし、その攻撃は既に一度ベルフラウとノルンの結界によって阻まれている。


「無駄よ。……ベルフラウ!」

「ええ!」


 フローネによって撃ちだされた無数の光の剣は一発直撃すれば即離脱しかねない威力と、秒間で十数発に及ぶほどの速度だが、ノルンとベルフラウは互いに示し合わせて再び強固な防御結界を展開してその攻撃を防ぎ切る。


 だが、二人の結界が発動している間はレイ達も壁に阻まれて攻勢に移れない。レイ達はフローネが攻撃を中断して次の行動に移ろうとする瞬間を待って待機するのだが……。


 彼女、フローネはそれを見越しているかのように光の剣を展開したまま攻撃を緩めない。


 それどころか攻撃を展開したまま、彼女は恐ろしい魔法を詠唱する。


<流星>メテオスウォーム

「嘘っ!?」


 フローネは極大魔法の中でも最強威力を誇る<流星>を無詠唱で発動し、自身の上空に無数の隕石を生み出していく。二人の防御結界が頑強でも<流星>の直撃を受けて耐えられる可能性は低い。


 もし魔法が完成してしまえばレイ達は逃げるしかない。


 しかしフローネは光の剣を無数に展開してこちらに射出し続けているため結界を解くことが出来ない。


 結界から出れない以上、<流星>を止めるにはこちらも魔法で対抗するしかない。


 レイは即座にレベッカに指示を出す。


「レベッカ、<流星の光>ミーティアライトを!」

「!!」


 レイに指示されたレベッカは迷うことなく魔法の準備に入る。


「我、あまねく宇宙の塵を集わせ――」


 レベッカは目を閉じて集中し、膨大な魔力に変換しながら詠唱を開始する。


 <流星の光>ミーティアライト<流星>メテオスウォームを彼女なりにアレンジした魔法で、その威力はオリジナルを上回る。これをぶつけることが出来れば魔力差があっても少なくとも相殺までは持って行けるだろう。


 だが……。


「(間に合わない……!!)」


 無詠唱のフローネの流星に対して、レベッカの魔法はかなり長い詠唱文を必要とする。これでは彼女の魔法が発動する前に、フローネの魔法がこちらに落ちてくる方が早い。


「こうなったら……!」


 レイは消耗した身体に喝を入れて剣を構える。それを見たカレンは慌てて彼に声を掛ける。


「何をする気!?」


「時間を稼いでくる。魔法制御を妨害すれば、後はレベッカの魔法で――」


 そう言ってレイは飛び出そうとするが、カレンに掴まれて止められてしまう。


「今のレイ君は最初の一撃を受け止めて消耗してる。代わりに私が行く」


 カレンはそう言って詠唱するレベッカの背後を見た後に、後方のノルンに視線を向ける。


「ノルン、私に強化魔法をお願い」

「!」


 彼女は覚悟を決めた表情でノルンにそう頼むと、ノルンは即座にマナを練り始める。


 しかしレイはカレンを心配して言った。


「カレンさん、無茶だよ!」


「あら、私を誰だと思ってるのレイ君。これでも私は英雄なんて持て囃されてるのよ、知ってるでしょ?」


「でも……!」


「大丈夫……上級女神だろうが、あんな人にレイ君は渡さないわ」


 そう言いながらカレンはレイに笑顔を向ける。そしてすぐに彼女にノルンの強化魔法が付与されて彼女のオーラが増していく。


「カレン、終わったわよ」


「ありがとノルン。……じゃあ、行ってくるわ」


 カレンはレイ達にそう言って、結界の外に飛び出してフローネに向かっていく。


「カレンさん!」


 レイの叫ぶ声に彼女は振り向かず呟く。


「……後は任せたわよ、皆」


 そう呟いたカレンは、雨のように降り注いでくる光の剣の雨を紙一重で回避しながら疾風のように駆けていく。更に迫りくる光の剣を自身の剣で弾きながら徐々にフローネに近づいていく。


「(これだけの光の剣をすり抜けながら近づいてくるなんて、大した強さね)」


 フローネは眼前に迫ってくるカレンの技量に舌を巻きながら、後方に空間転移を行って距離を稼ぐ。


 やろうと思えば彼女達の背後に転移して奇襲を掛けることも可能な筈だが、フローネなりの敬意の表れか、あえて正面から迎え撃つことを選択している。


 しかし、ここまでの流れはフローネの想定通りだった。


「(だけど、これで彼女を仲間から引き剥がすことが出来た)」


 レベッカの極大魔法は想定して無かったものの、レイを消耗させることで彼の消耗の隙を突いてカレンを引き出すことに成功した。


 孤軍奮闘する彼女をここで仕留めれば一気にこちらに勝勢が傾く。


 彼女を離脱させた後は上空に待機させてある<流星>メテオスウォームを再起動させ、後ろのレイ達を仕留める。


 仮にレベッカの<流星の光>ミーティアライトが間に合ったとしても、こちらの魔力はほぼ無尽蔵。極大魔法を連発すればそれで終わりだ。


 勝ちを確信したフローネは目前に迫るカレンを対象に魔法の標準を向ける。


 フローネは時の流れを強制的に止めるこの魔法を使って、カレンの動きを封じようと試みる。その間、カレンは上空に高く跳びながら上空のフローネ目掛けて突っ込んでくる。


 その瞬間を狙い撃って、


「そこまでよ、時間停――」フローネは<時間停止>タイムストップの魔法を発動させようとする―――のだが。


<焔の嵐>ディープレッドノヴァ


 その寸前にエミリアの極大魔法が発動する。


「なっ!?」


 フローネの周囲に巨大な炎の渦が巻き起こる。レベッカの発動準備と同時に、エミリアもまた詠唱を始めていたのだ。


 フローネはレベッカの魔法詠唱に気を取られて見逃していたが、エミリアはレベッカの後ろで隠れていたため気が付かなかったのだろう。


 しかし、偶然ではなくカレンと示し合わせた結果のタイミングだ。


「ぐ……!」


 フローネは炎に完全に巻き込まれる寸前に自ら炎の渦に飛び込んで、そのまま外に突っ切って脱出する。


「逃がさないわ! <聖極光破斬>ディバインブレード


 すかさずカレンは聖剣技を発動して、聖剣技の余波を利用して炎の渦に大穴を開ける。そしてその隙間にカレンは飛び込んで、逃げようとするフローネを背後から聖剣で彼女の身体を貫いた。


「―――ッッ!!」


 苦悶の表情で顔を顰めるフローネ。


 聖剣はフローネの左胸を貫いており、心臓を貫いた致命傷だ。


 ダメージを負い過ぎた彼女はレイ達に向けていた光の剣を途切れさせ、血反吐を吐いて自身の傷口付近を左手で抑える。しかし……。


「!?」


 フローネは自身を貫く聖剣を左手で掴んで、カレンの身動きを封じる。そして。


「――見事よ。……だけどこれで終わり」


 そう言ってフローネは血濡れの引きつった笑顔でカレンに言う。次の瞬間、フローネの右手から光弾が出現しカレンの頭を打ち抜いた。


「カレンさんっ!!!」


 叫ぶレイ。しかしカレンがその声に応じることは無い。


 フローネの攻撃を受けたカレンは、意識を失って力なく地面に落下し――


 そのままこの空間から離脱してしまった。それと同時に「行きなさい」とフローネは血の気が無くなった顔で自身の魔法に命令を下す。


 上空の<流星>が速度を速めて降下して結界ごとレイ達を壊滅させようと動き出す。


 それに一歩遅れて、


<流星の光>ミーティアライト!!」


 レベッカの極大魔法が発動する。


 <流星>と<流星の光>は互いに巨大な隕石を生み出して、衝突し合う。


「くうぅ……!!」


 レイ達はその衝撃に巻き込まれないように身を屈めながら耐える。衝突した<流星>と<流星の光>が互いに消滅し、辺りは静寂に包まれる。


 レイ達が周囲を確認すると、ベルフラウとノルンの結界が消失していた。流石に今の極大魔法のぶつかり合いに耐えきることが出来なかったらしい。自分達も多少擦り傷を負っていた。


「……フローネ様は?」


 ベルフラウは上空に浮かんでいたフローネに視線を向ける。

 しかしフローネの姿は無かった。


「何処に……?」


 彼女はカレンの聖剣に背中から貫かれており、普通に考えれば即死は免れない。しかし相手は女神。それだけで終わるとは考えにくい。


 レイ達は彼女が隠れていないか確認する為に、一旦陣形を解いて周囲を警戒する。しかし彼女の姿はやはり何処にも見当たらない。


「もしかして、本当に倒せたのでしょうか?」


 レベッカは仲間達に言った。だが、ベルフラウは首を横に振って言った。


「いえ、もしフローネ様を倒したのなら私達もこの空間から解放されるはず」


「とすると、何処かに隠れているという事ですか? あれだけの怪我を負ったのであれば、回復の為に姿を隠すのは不自然ではありませんが……」


「……なら探しましょう。全回復されてしまえば厄介よ」


「わかった。皆、気を付けてね」


 レイ達は相談すると、フローネを探すために散開する。


「……」


 しかし、それから1分後。


 ノルンが他の仲間と別れて捜索していると、違和感を感じて僅かに表情を変える。


 そして、一瞬目を閉じると――


<魔法解除>マジックキャンセル


 ノルンはその場で魔法が発動させる。

 すると、何もない空間から消耗して弱ったフローネの姿が現れた。


「私を狙い撃ちしようとしてたのね、気付けて良かったわ」


「……どうして分かったの?」


 胸にカレンの聖剣が突き刺さったまま、フローネは目の前のノルンにそう質問する。


 ノルンは険しい表情で彼女を傷口を見つめて答える。


「……貴女の辛そうな吐息よ。気配は消していたようだけど、それだけの重症を負えば呼吸が漏れてしまうのは避けられないわ」


「……なるほど、これは迂闊だったわ」


 フローネは自嘲気味に嗤い、自身の胸に突き刺さった剣を強引に引き抜いて剣を地面に転がせる。


 そして左手で傷口を抑えながら、右手をノルンに伸ばす。

 ノルンはそれを見て「みんな!!」と大声で叫んで仲間を呼び寄せる。


 だが、仲間を呼ばれたフローネは表情を変えずに言った。


「貴女は何をしでかすか分からない。この場で消えてもらうわ」

「!!」


 次の瞬間、フローネの右手から光の剣が出現し、ノルンの身体を貫いた。


「……っっ!」


 ノルンは腹部を貫かれ、口から大量の血を吐き出す。同時にノルンの姿が透明になっていく。一定のダメージを受けてしまったので、カレン達と同じようにこの空間から離脱してしまうのだろう。


 そう悟ったノルンは、フローネに不敵な笑みを浮かべた。


「――ふふ、私を侮ったわね」


 次の瞬間、ノルンの周囲から彼女の血に濡れた赤く染まった紙吹雪が舞い散る。


「な――」

「役に立てずに退場は勘弁――<封印>」


 ノルンは笑みを浮かべながら、自身で編み出した魔法を発動させる。ノルンの周囲を飛び回っていた紙吹雪がフローネの足にまとわりつき始めた。


「このっ……!」


 フローネは回避しようとするのだが、途中でその動きが止まる。


「な……!?」


 フローネは足元を見ると、紙吹雪が纏わりついた場所が黒く硬化していた。必死に振り払おうとするが、足の感覚が無くなり異様な疲労感と鉛の様な重さを感じる。


「これは……石化の祝福……? 神の私にも効くなんて……!」


「……これで役に立ったかしら」


 狼狽した様子のフローネを見て、ノルンはそのまま満足そうに目を瞑り、そのまま空間から離脱した。


「まさか……最後に捨て身で反撃をしてくるなんてね」


 ノルンが消滅すると、フローネは忌々しそうに口元を歪める。するとそこにノルンの大声で異変を察知したレイ達がフローネの元に駆けてくる。


「(足が重い……また姿を隠して、どうにかこの魔法を解除しないと……)」


 フローネはそう考えて、レイ達から逃げようとする。しかし次の瞬間、彼女に放たれたレベッカの弓矢が彼女の右肩を貫いた。


「――くぅぅっ……!!」


 思わぬ激痛に、フローネはついにその場で膝を崩してしまう。

 そこにレイ達がやってきて、彼女の前に立つ。


「ノルンは?」

「どうやら、私達が助けに来る前に倒されてしまったみたいですね」


 レイの問いかけに状況を察したエミリアが答える。


「となると、残りはわたくし達4人でございますか……」


「でも……フローネ様……」


 ベルフラウは膝を付くフローネを見て、憐みの視線を向けた。


「フローネ様、もう勝負は付きました。これ以上の戦いは……」


 流石にこれ以上の戦いは無理だろうと思い、ベルフラウは彼女に情けの言葉を掛けて手を差し出す。しかしフローネはその手を取らずにその場から消失する。


「!」

「……甘いわね、ベルフラウ」


 上から声が聞こえて、レイ達は空を見上げる。


 そこには、先程まで片膝を付いて辛そうにしていたフローネが無表情で浮かんでいた。


 至る所に酷いダメージを受けており、満身創痍に思える。


「私もダメージを受けているけど、あなた達も8人中4人が離脱してる。勝負はまだ分からないわ」


「ですが、フローネ様。そのお怪我では……!」


「そうね。確かに、もうまともに戦うことは出来ないでしょう」


 レイの言葉にフローネは無表情のまま答える。そしてそのまま上空に移動して、地上を見下ろす。


「でも……それはあなた達も同じよ?」


 瞬間、レイ達の周囲の空間が重く圧し掛かる。


「ぐっ……!」

「これは……!」


 レイとエミリアは以前の経験から、この圧力が目の前のフローネの攻撃であると悟る。


「あなた達も相当魔力と体力を消耗しているはず。確かに私も正面から戦うには傷付き過ぎてはいるけど、今のあなた達であればこうやって手を翳すだけで――」


 フローネがそう言うと、レイ達の周囲の空間の圧が更に増す。


「う……あ……」

「くっ……!」


 レイ達は苦悶の表情を浮かべながら、何とかその圧力を耐え忍ぶ。


「……降参する? 私もここまで消耗すると手加減する余裕が無いわ」

「……お断り……します……!」


 フローネの言葉にレイが即答する。


「……そう。なら、このまま全員リタイアさせるまで……!」


 フローネは語尾を強めて更に力を加える。だが――


「――蒼い星ブルースフィア!」


 瞬間、レイの聖剣が輝いて周囲一帯に衝撃が走る。フローネは咄嗟に防御魔法を展開させて衝撃に耐えきるが、レイ達はその一瞬の間にその場から離脱して散開する。


「まだ、僕達も負けてません……!」


 フローネの呪縛から抜けた四人は武器を構え直して、フローネと対峙する。


 ――こうして、レイ達と女神フローラの戦いは最終局面を迎えるのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る