第594話 用!の休日? いや……

 その日は、何故か穏やかだった。


 そう!何故か!


 昨日、

元外道国フェントロー管理者・バルー

の大爆発した魂は、全て回収されて

炎獄火炎殿の地獄の釜に

放り込まれた。


ゼーロは、基地から出てこず、

地雷女は、炎獄火炎殿に行った。


新・デストピア大陸からの

蒸気噴火は、

かなり火力が低くなり、

今度は地球の大気に、

押し返されて来た!


今、太平洋外道軍基地に、

滝のような土砂降り合体降っている!


ゲリラ豪雨なんて、

すっごくマシな位降っている!



テンアトミックランドの

上部テラスで、

少しずつ晴れてゆく

地球の空を見ながら、

用!は、この外道国侵攻の後片付けと、

自分の身の振り方を

考えていた。



用!

「願わくば、高校生を続けたい。

たが、そうもいかんだろうな。

とりあえず、姿を隠して、

どこかの高校の編入試験でも受けるか…」


AI

「(ドッヒャ───∑(゚◇゚ノ)ノ───!

予想どおり!

このままだといけません!

では!オペレーション!

スタート!)」




ハーノ(元聖カルッティ第1王女)

プルト(元聖カルッティ第2王女)

メルード(元聖カルッティ第3王女)

の3人が、

用!の前に現れる、


用!

「?!」


プルトが膝をついて、祈る姿をとると、


光るなにかの存在と、

羽が10枚生えた、天使姿のプルトに

分離する。


プルト(元聖カルッティ第2王女)

「私は、プルト!

ミカン様の、分身を受けし受け皿。

貴方様の下僕。

そして、外道滅殺教であり

平和コミュニティでのちいさな一員。」


光るなにかの存在は、天に登り

そして、テンアトミックランドを照らす。


その時…用!は、

自分が、包囲させているのに

気がつく。


ヘル・キャット

「さぁ!主! 

取り戻して貰うニャ!」


アリス(地獄戦隊ワンダーランド)

「やっと、このときが来ました!」


プリナ(ブリザード公国女王)

「まずは、封印された記憶を

取り戻して、もらいます!」


炎獄火炎大帝(ポプリ)

「まぁ、大丈夫!」


地雷女

「私も参加してもいいの?」


炎獄火炎大帝(ポプリ)

「構わない!フロント!お前もだ!」


フロント皇女(メイドver)

「ハァハァハァ、ジュルリ!

もう、素直になります!

子供何人も生みますよ!」



バボン王国第3王女 ルルト・ラ・バボン

「特別許可が出た!

がんばります!」


バボン王国第2王子?ミルト・ラ・バボン

「ハイ!」


七瀬 唯

「やっと、用様と…」

大田 ナナ

「我慢した事が実る!」

学級委員長 大俵 あけみ

「もう、我慢しない!」

二本杉 真菜

「女子高生組、みんな

用意完了しましたよ!」


パルサー新侯爵 三女ミリ・ド・パルサー

「ハァハァハァハァ!

我慢しません!」


メイド・トロイ

「出来るメイドは、まだ我慢!」


メルト(元聖カルッティ女王)

「いいのか!

本当に!わしが、参加してもいいのか!

夢のようじゃ!」



ミレイ・ヴァーミリオン

「私が、右腕を抑えるから!」


ミイナ・ヴァーミリオン

「私が、左腕を抑えます!」





用!

「∑(O_O;)!

なんだ?

みんな?

どうしたの?


(꒪ꇴ꒪|||)

ポプリに、フロントまで!


(  Д ) ⊙⊙ !!!

え?

ちょっと!

なに言っいるの!」





そして、天界から光の柱が降りてきて

そこに、

女性??と、フロンティアさんがいた。


女性??

『やっと、来れました♡』


用!

「え?AIさん?」


AI

「違います!

私の声の元であり、

生みの親の一人です。」


ブリザード公国第2王女 

アイス・デ・ブリザード

「やっぱり、記憶を封印していたか!」


ハーノ(元聖カルッティ第1王女)

「ごめんね、私達があんな死に方したから、

ヨーの幸せまで、封印してしまった。」


メルード(元聖カルッティ第3王女)

「ある程度、思い出しているけど

肝心な、行動記憶類と、

エピソード記憶関係部門が、

完全分離している。


大丈夫!

おそらく、

思い出したら、

欲望が止まらないだろうけど!


沢山希望者はいるから!」


フロンティア

「私も、素直になりましょう。

天界婚姻届複数婚用!

全て用意できてます!

あとは、この男性欄を書くだけ!」



用!


「(  Д ) ⊙⊙ !!!


ちょっと待った!」



『ならん!

確かに、これまでは、

地球魔導怪獣大戦の

後片付けや、

これからの世界を

作る事で、

忙しかったが!


そろそろ、

観念しなさい!』



用!

「え?

天界総管轄全管理総代!

観念?

この娘たちは、

それぞれの幸せがある!

それを…」


女性??

『さぁ、思い出して下さい!

謝りたい事が、

沢山ありますが、

まずは、私を思い出して下さい!』


そう言って、

女性??が、用!の顔を

両手で触る。 



用!

「ミカン?

え?…………………………」


ミカン(外道滅殺教でのヨーの後輩)

『ハイ♡ では!記憶を戻しましょうね♡』


ミカンが用!に抱きついて、

段々と、用!の顔が赤くなる!


いつの間にか、ヴァーミリオン姉妹に

両腕を固定されていた。


ミカン(外道滅殺教でのヨーの後輩)

『ハイ♡ それが、元気な

正常な男性の反応です!


大家族になりますね。

幸せな家庭を築きましょう!』




それから、3日間…


テンアトミックランドも、

全く何も、動きがなかった!


外見的には!



しかし、用!の居住スペース付近は、

立ち入り禁止であり、

時々、用!の悲鳴が聞こえたらしいが、



ヨッピー達は、ただ微笑んで

司令室で、外道軍基地を

見張っていたらしい。






一週間後!


ミカン

『ハイ♡では、

皆さん、スッキリしたところで、

ローテーション表を作りましょう!」


メイド・トロイアル

「その前に、地雷ちゃんの

改名をしないと!」


フロント皇女

「あのタラント達を、

呼んでいいですか?

旦那様、疲れたって

寝てますが、

まだまだ、やり足り無さそうですよね?」


メイド・トロイ

「大丈夫!

あの子達の希望通り、婚姻届は、

用意出来てる。

リッパーさんの復帰が明日だから

それまでお預け!」


トレブ(元聖カルッティ女王)

「スッキリした!

トレブは、まだ足り無さそう。

メルトも待機中だね。」



ミイナ・ヴァーミリオン

「まだまだ、みんな欲求不満ですね。」


ミカン(ヨーの後輩)

『当たり前じゃないですか!

まだまだ足りませんよ!

何億年、我慢したか!』





□□□□□□□□□□□□□□□

ヨー(用)は、

遂に、逃げられず

観念しました。






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