第572話 ハワイに襲いかかる者達。その1
その頃…
ハワイ島では、激戦が?
いや、聖なる結界に守られたハワイ諸島に、亡者軍と、魔導生体装甲を着た外道軍は、苦戦していた!
結界が、力押しでも破れない!
そして、困ったことが起こる!
南極大陸戦の敗北と、分身様達の太平洋基地への転移だ!
実は、ゾンビをかなり嫌う管理者様がいるのを知っている。
ハワイ諸島を、攻めるドブボード大佐は、ため息を吐く。
そして、太平洋基地の近くに出来た水蒸気の噴火柱を見る。
確かに、アレのおかげで危険な胸の熱い痛みはなくなった。
だが、そのせいで今現場は嵐だ!
横殴りの雨が、魔導生体装甲の結界を叩く!
視界が悪い!
海を渡る怨霊と亡霊とゾンビ達が、波に攫われて流されていく!
だが、海流すらあの蒸気噴火のせいで変わってしまい…
ぼやいても、だめだ。
ビーーーーーー!
クソ!燃料があとわずかだと!
仕方ない。
着水して、エコ運転モードにするか!
そして、太平洋に着水すると…
ジュワーーーーーーー!
魔導生体装甲も、熱を持っていたようだ!
アレ?センサーがなにかに反応しているぞ!
燃料発見?
そうか!
この近海は、あのマグマ出来た島とか岩盤なんだ!
すぐに、太平洋基地に連絡する。
パンデピート王
「でかしたぞ! よくやった! すぐに採掘させる!」
やったぜ!
これで、エネルギー問題が解決!
魔力問題は、マルダス世界から転送!
あとは、食料問題か…
この、パイナップル…美味いな。
部下にも、配る。
アレ?エネルギー問題が解決出来たのなら、促成栽培とかできないか?
部下に食物の種とかを、促成栽培してみようという、理由を説明して残しで置くように言った。
□□□□□□□□□□□□□□□□□
日本
東京…
ついに、怨霊軍団がハワイから押し寄せて来たのが、はっきりと観測された。
だが…
「う…総理…なぜ…」
自称・内閣総理大臣が、暴れて衆議院議会場が血祭りになっていた。
自称・内閣総理大臣
またの名を、光の精霊王の分身
「楽しくねーな! さてと、参議院は血祭りに上げたばっかりだから、歯向かう者はいない!
俺様が王だ!」
さてと、飯でも食うか!
そして、東京駅に向かう光の精霊王の分身!
そして、悲鳴の騒乱となる東京駅!
光の精霊王の分身
「土産物ばっかりでは…
あん?誰だ!」
銭形警視正
「そこまでですよ! 自称・内閣総理大臣 光の精霊王の分身よ!
あなたは、殺人未遂など数々の多すぎる罪状で…」
光の精霊王の分身
「死ねーーーーーーーーーーーー!」
分身の目から、光線が放たれる!
左手に護符と、右手に十手を持った銭形が応戦する。
光の精霊王の分身
「ライトクローーーーーー!」
銭形警視正
「圧熱符!起動!」
ドン!
光の精霊王の分身
「ギュワー! なぜ、俺よりも早く動ける?」
日本を、取り戻す戦いが東京駅で、はじまった。
その頃…
東京湾に流れ込む亡霊達が、ガスの貯蔵施設を襲い出す!
チュドーン!
大きな丸いタンクが、爆発した!
海上保安庁が、警備船から発砲しているが、効かない…。
ついに、陰陽師達が動き出した。
だが相手の数に対して、数が少ない!
用賀家・陰陽師軍団が表に出てきて、結界を張る。
そこにやってきたの助っ人は、大岡警視正達であった。
バズーカ砲で、怨霊軍団を吹き飛ばす!
爆破地点に、光の穴が発生して怨霊達が吸い込まれていく!
それを見ていた、消防隊がバブル発生機を稼働させて、漏れた天然ガスを除去を始める。
そこに、日本に帰ってきていた女子高生組が、参戦する。
大俵 あけみ
「いくよ! ホーリーアロー!」
最近、ホーリー系魔法スキルも使える用になった女子高生組。
その模様は、テレビで中継される。
だが、多勢に無勢…
ではなかった…
死んだ者が、全て怨霊になるかといえば、そうではない!
そして、大岡が作った地獄行きゲートに、ホーリーアローを駆使して、追い込むことにより東京湾に侵入した怨霊達が吸い込まれていく。
魔法少女ぬん
「アレ? 来たのはいいけど、私の出番がない?」
用賀 スミレ
「猫の手も借りてる状態なので、手伝って!
後で、ご飯奢るから!」
ライにゃん
「ミャ〜! (そこの精霊さん?後で主に連絡つけるから大丈夫!)」
魔法少女ぬんと、レンカも参加する!
自衛隊も、知事の要請が出てやっと動けるようになり加勢する。
なんとか、ガスタンクの処置が終了した!
警察官達が、動き出す!
御札を貼ったジェラルミン盾を持つ機動隊が、前に出る!
大岡警視正達が、本格的に発砲を始める!
陰陽師達の、呪力を供給された自衛隊の火炎放射器が火を吹く!
魔法少女の二人も光の浄化系魔法を使う!
女子高生組が、砲台となってホーリーアローを撃つ!
そして、ドーン!
ドーン!
ドーン!
白い爆発が、怨霊達の塊に発生する!
用!
「クリア・ダーク×20!
クリア・ダーク×20!」
船に、乗った用!達が加勢する!
段々と、減っていく怨霊達。
なんとか押し返した。
そして用!は、現場をヨッピーに任せて、東京駅に向かう!
東京駅…
その近くの道路がめちゃくちゃだ!
しかし、光の精霊王の分身が暴れる状態にしては、被害が少なすぎる。
警視庁機動隊と、銭形警視正が被害があまり出ないように、誘導しているからだ!
なので、東京駅の駅舎が本来なら吹っ飛んでいても不思議ではないのだが内部は無茶苦茶だが、建物は残っているという奇跡が起こっていた!
光の精霊王の分身
「しぶといな! だーが、俺様の…
なんだ?
この、背中がゾクゾクするこの悪寒は!
貴様は誰だ!」
用!(普段・高校生バージョン)
「(やっぱりこの姿だと、俺だと認識出来ないのか?)
用賀家始祖、参る!」
メイド・トロイ
「用賀家、始祖様補佐、参る!」
袴姿をした、用!とトロイが十手に鎖分銅を付けた、鎖鎌ならぬ鎖十手を持って参戦する。
銭形警視正
「用、こいつは触れた者を、高熱で溶かします!」
メイド・トロイ
「とりゃ!!」
トロイが札を投げると、その札が燃えて氷の鳥になり、巨大化して光の精霊王の分身を丸呑みしようと襲いかかる!
しかし、ソレだけでは無かった!
用!が、鎖分銅を分身に投げつける!
光の精霊王の分身
「小癪な!(冷や汗が止まらない!)
ライト・バーナー!」
しかし、分身の口から出た輝く炎のバーナーを氷の鳥に食べられてしまった時に、用!の鎖で縛られる。
用!
「クリア・サンダー×60!」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!
白い、目に見える電撃が鎖を伝って分身を焼く!
光の精霊王の分身
「ビキャギュワワワワワワワワワワワ!」
そこに、トロイが出した氷の鳥に丸呑みされて、辺りに眩い光が放たれる。
光が収まった時…
氷漬けの自称・内閣総理大臣と、光の精霊王の分身の顔を2つ持つ者が、いた。
銭形警視正が、指揮をして警視庁のいちばん頑丈な部屋に氷漬けが運ばれて行った。
銭形警視正
「大戸総理は?」
用!
「今、マルダス世界に連絡をとった。
もうすぐ、帰還する。
安全宣言を出してもらって、それから…」
警視総監
「まぁ、大丈夫だろ!
現地(マルダス世界)で、拉致された勇者達の免罪を交渉していたからな。」
上空を見上げると、月が明るく輝いていた。
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