第549話 激闘!日本国内戦2!その2

山梨県某所


 某湖上空!


 湖の側に集まる人の見ている状態で、


 咆える光の精霊王!


 そして、攻撃体制に入る光の精霊兵達!




 そして、まるでピエロの姿の5人の者が、


 タンバリンを鳴らして対峙する。



 そこに、山梨県県警が観光客の避難をさせる為に動き出す!


 用賀家陰陽師部隊が、駆けつける!


 名目上は、警視庁からの援軍である。




 「ハッ!」


 用賀家陰陽師部隊が、札を持ち集団で結界を張る!


 光の精霊王

「小癪な!行け部隊長! 」


 用賀 スミレ

「そうはいきません! 天の意向に背き!

人の悲しみの涙を、娯楽のネタにして!

人の血を賭博の儲けの金にして!


マルダス世界移民時の取り決めを破ってやりたい放題して不幸をばらまき!


挙句の果てに、何が異世界勇者召喚賭博ですか!


それが、精霊・妖精達の自由意志?


なら、もはやあなた達は、もはや邪心の権化です!」



第2地獄戦隊(ロックン・サーカス)

同毛(ヘル・ピエロ)

「(ありゃ?光の精霊王のやつ!ズバリやらかした事を、言われたから顔を歪めているよな!)


さぁ♫逃げられると、おもっているかな♪」



代王(ヘル・クラウン)

「(うわ〜、ズバリ言うところは、生まれ変わっても変わらないね! 今はスミレちゃんか!

フハハハ!)


逃げるよりも🎶楽しいサーカスに見ないかい♬」



台理(ヘル・ジョーカー)

「(ウヒャヒャヒャ!うちらも魔法少女みたいな

感じの戦隊作るか?)


さぁ🎶楽しいサーカスの始まりですよ♫」


行烈(ヘル・パレード)

「(光の精霊王のやつ、ま〜だナメプ状態だね!

ルットさんが、移動完了するまでコイツラを足止めすれば、こちらの勝ち!)


はじまりの催しは♬光の精霊兵部隊長様の催しです♫」


幻騒(ヘル・ファンタジー)

「(あっれ〜?あいつ…昔戦ったけど…姿はそっくりだけど、まだナメプ状態?


 スミレちゃん?戦ってみる?)


では🎶はじまりはじまり♬」


用賀 スミレ

「(ハ! では行きます!)


 私の相手は🎶あなたなの?♫」




 光の精霊王

「(クソ!威圧かけても、全く効いてねぇ!

どうなってやがる!俺は王だぞ!)


なめているのもここまでだ!行け部隊長!」


光の精霊部隊長

「(なぜだ!なぜだ!全く勝てる要素が見えない!


あのピエロ達…戦った事があるような…


いや…有るぞ! 思い出した!


外道滅殺教の本部の奴らだ!


奴らはたしか、俺達ごとフロント皇女と外道軍が撃った魔導爆弾で吹き飛んだハズだよな。


俺達は、すぐに復活したが…

確かに死んだハズだよな。


光の精霊王様の命令は絶対!


嫌だーーーーーー!死ぬよりも恐ろしい事が起こる気がする!


あ!あの小娘が相手?


あれなら、まだマシそう!)


小娘!覚悟しろ!」



光の精霊王

「(はぁ?オイ!部隊長!あのピエロ達を…

クソ! あの小娘に斬りかかって行ったか!)」



光の精霊部隊長

「ハァーーーーーー!」



用賀 スミレ

「用賀流 一の祓いの構え! 参る!


カッー!」



光の精霊部隊長の光の槍と、スミレの持つ用が自ら作った日本刀がぶつかる!


バチーーーーーーン!


両者の光の精霊力とスミレの気力がぶつかって、派手な音が辺りに響く!


 空を走り右手に光る日本刀、左手に護符を持ち戦う姿は、メイド・ゆみの戦いとはまた違う味があり、観光客の一部が避難しながらヨーチューブでライブ配信をしたので、またたく間に世界中にこの戦いの事が広まった!



 光の精霊部隊長

「食らえ光速の槍を!」


用賀 スミレ

「新・必殺!スミレ舞!」


本来なら、光速に繰り出される槍を、避けるなんて無理だろう!


だがスミレは、別の異相空間に移動する事でそれを避け、光の精霊部隊長の周りを別の空間で囲い込み、多数の突きを繰り出す!


 ブスリ!


 はじめの突きが、入った時に光の精霊部隊長は、自分の今の防御力では防御不可能だと悟り切り札を切った!


 光の精霊部隊長

「ウガーーーーーーー! 絶対防御陣!」


光の繭が光の精霊部隊長を包み込む!


 それを合図に、周りの光の精霊兵を無力化した第2地獄戦隊が、光の精霊王を囲む!



 そう!


 いつの間にか!1000はいたはずの光の精霊兵が、倒されていた!


 部隊長が切り札を切るまで光の精霊王は、全く気がつかなかった!



 光の精霊王

「何だと!こうなったら!やむえまい!


あれを呼ぶのか…いや、まだだ…。」





□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

この模様は、シドニーでも見られていた!


フロント皇女

「あれは!光の精霊王!


なぜ!なぜ!地球に出てきた!


それに、何をしている!


オイ!精霊達!今から精霊・妖精界に行って知らせてこい!


何が起きている!


何を隠している!」


さすがのフロント皇女も今回の事は、


「精霊・妖精だから、自由なのでしょ?」


なんて言葉で、済ませることは出来なかった。




それに、(いいよ!)評価がすでに20万を超えている!


秋葉原の魔法少女も、頭が痛い人気動画だったが、今回は正統派陰陽師の少女の戦いである!


それも、かなり強い!


あの、魔法少女のことでコメントを求められて、すっごく困ったのに…


今度は…… フロント皇女は頭を抱える!



ハーノ(元聖カルッティ第1王女)

「よ・う・が・り・ゅ・う… お・ん・み・ょ・じ・ゅ・つ…


 なるほどね。」


フロント皇女

「ヘ?」


プルト(元聖カルッティ第2王女)

「唇の動きを読んだのよ!

あの娘とも、仲良くなりたいな〜🎶」


(なぜか第2地獄戦隊は、どこのヨーチューブチャンネルを見ても、写っていない。)



フロント皇女

「あれが、いいのね!


精霊達!あの魔法少女って闇の精霊王様の配下精霊がやっているって言っていたわよね!


許可取ってきて!


なぜ?


私達も、魔法少女をやるのよ!」



タラント(フロン皇女近衛・青薔薇部隊)

「陛下!」


フロント皇女

「反対しても駄目よ!


なんとかして、あの人の興味を引かないとだめなのだから!」


タラント(フロン元皇女近衛・青薔薇部隊)

「バトルドレスの試作品ならあります!」


プルト(元聖カルッティ第2王女)

「へ?」



フロン皇女時代から、フロン親衛隊とも、呼ばれていた者達の大半は、腐女子であったのだ!


既にフロント皇女に覚醒して、精霊・妖精魔法を使いこなしていた姿を見た時から、魔法少女のバトルドレスの試作品制作が、こっそりと進められていたのだ!


タラント(フロン皇女近衛・青薔薇部隊)

「皆様の分も既に制作済みです!」



フロント皇女

「やりましょう! やるのよ!


負けていられませんことよ!」


ハーノ(元聖カルッティ第1王女)

「えーーーーーー!」


プルト(元聖カルッティ第2王女)

「マジで、出来てる…。」





その頃…

テンアトミックランドでは…



用!

「なんだ!この寒気は! 風邪? まぁいいか…


なんだ?この変な気の流れは?外道軍のものではないな!


とうとう動き出したか!あの癖のある横移動!


ゲルーゲセ大佐だな!」



魔導生体装甲を着た、ゲルーゲス将軍率いる外道軍と魔導モビルスーツを着た用とヨッピー率いる自動戦闘モビルスーツ部隊が、衝突しようとしていた!



つづく










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