第536話 モンスター国の意外な対応?2
火星近辺
スラポ復活の宴の次の日…
テンアトミックランドを火星の裏に隠して、火星サイズだけ、偏向結界を解除することになった。
スラポ
「まさか! テンアトミックランドが完成していたとは!って火星…木星よりもデカくない?」
用!
「大丈夫! あの当時の、設計計画よりもかなりデカくなったけど、しっかりと縮小出来るように作っているから!
それに、もうすぐ惑星の重力軌道のデーターが取り終わったら、地球に向かう!
それまで、魔導モビルスーツの訓練をするつもりだから。」
なんて、言って偏向シールドの分厚い壁を火星のサイズだけ解除した。
スラポの体調が安定したのと、スラ通信をするためである。
旧地球時代のあと、いくつかの古代文明が生まれたが、その時に放たれたクローン恐竜の子孫の一部が鳥類として、形を変えて今も生きているという。
確かに、DNA数が人間よりも多い奴が多い。
では?スライムは?
一部がアメーバーに変化したらしいのだ!
だから、喋る事はできないけど情報は受け取れるらしい。
そして、そのための映像受信機構もテンアトミックランドに作った。
そして、それが時を動かす。
マルダス世界
モンスター国
スラ蔵は、だいたいのレクチャーが終わり、ジャイアント達と話していた。
そこに!
スラ蔵「!!」
スライム・キング スララ 「!!!」
スラ蔵
「今、スラポとスラ通信がつながった。」
それから、長い話になる。
スラ蔵
「オイ!オークジャイアント!ゴブリンジャイアント!喜べ!
恐竜族の長にして、我が主!
そして、モンスター達の大盟主が、復活している!
そして、通称としていた名ヨッピーを本名にして、スラポの主であるヨー様と共に行動されている。
今、画面に映すぞ!
オークジャイアント
「おお!我らの大盟主様! そして…ああ、私達は…なんて事を…」
ゴブリンジャイアント
「全ては、私の暴走です。私の罪です。どうか!どうか!私の首で、なんとかおさめてください。
どうか!」
用!は、どうするか…
悩んだが、もともとモンスター保護区を壊しやがったフロント達が、悪いのであって…
確かに国を作ってから、まったく戦闘行動に出ず!そして残っていた移民取り決め条文の資料を元に法律を作り、人の虐殺!連れ去りを禁止!
食料問題対策のために、食料清算義務があるが、それは移民取り決め条文にも、危機回避条項として、書いてあるため合法!
うん…
ヴァーミリオン姉妹と、旧地球時代の弟分の事と、女子高生組の事はあるが…
ヨッピーと、相談して他の管理者達や女子高生組にも訳を話す。
既に、ゆみさんや女子高生組達は、レクチャー済みであり、ヴァーミリオン姉妹も旧地球時代の取り決めを、守るようにするなら見守ると執行猶予が出た。
そして、とりあえずブリザード公国とパイン街に特使を送り、声明を出す許可を出す。
こうしてモンスター国は、本当の一歩を踏み出すのである。
実は、ゴブリン!オーク!は、旧地球時代の人体実験台に、さんざんされて捨てられた外道諸国連合と、フロントバーレ諸国連合、大教皇国の国民達のなれはてが、他のモンスターの変異体達と混ざった?いや、電気刺激融合とかの当時の技術で合成された者達の子孫であって、
旧地球時代の前世の記憶がある者達も時々いるのである。
ゴブリンプリーストとか、習っていないのにスキル魔法が使える者がいるのは、一部の記憶が蘇った証拠なのである。
旧地球時代の移民取り決めの時に、ヨーが出した保護区条項ほ、モンスターからの脱却の取っ掛かりをつかむ手がかりを、持つために作った。
しかし、外道諸国連合や、フロント皇女や、大教皇(主にオババ・大オババ)達には、捨てた実験台なので、無視を決め込んだのである!
特にフロント皇女は、ゴミを焼却する感覚でしか、見ておらず…
だから奸計を持って保護区を潰したのであったが、この事の清算課目にヴァーミリオン姉妹と、マルダス副管理者と、女子高生組を自爆要員にしたことが、追加される事になった!
怒りは、おさまらないのだ!
そして、用達は地球戦対策に入る。
モンスター国では!
すぐに、ブリザード公国に特使を出す。
それも、国境の森で相手が出てきてくれるまで、土下座するという姿勢だ!
出てきた国境警備隊の対応にスラ蔵が出てくる!
ブリザード公国は、外道滅殺拳の者達の国!
プリナ女王に、連絡が行き女王が国境に行って対応した。
そして、特使を招き入れた。
ホロン・バボン・ブリードルの王妃達は、びっくりするが本当の歴史を聞いて、真っ青になる。
プリナ女王
「今、スラ蔵ちゃんから言われたことと、同じ内容がパイン街からの来たわ。
パイン街にも、対応するように言っておいたから。
スラ蔵ちゃん!
長い任務、お疲れ様!
今は休んで、次の事に備えましょう。」
オークジャイアント
「(暴走して、ブリザード公国に入らなくて良かったーーーーーー!
間違いなくこの人強い! 強者だ!)
どうか、この首を…」
プリナ女王
「主から、言われたことを遂行しなさい!
あの当時、あなた達が人に戻れるきっかけをつかめるように保護区を作りましたが、
私が別件でこの世界に帰ってきたときは、既にフロントの仕込みで壊されたあとでした。
主と、敵対したあなた達が国を作った後を見ていましたが、元の保護区を…いや移民取り決めを守る国を作るなら、見守ります。」
オークジャイアント
「ありがたき幸せ。当主様、大盟主様の顔に泥を塗らないように、励みます。」
そして、パイン街では?
一匹のスライムがパイン街の大門にいた。
地面に、門番が見えるように、なにかの図形を描く。
魔法陣?
門番が警戒をするが…
ヘル・タイガーが出てきた!
ヘル・タイガー
「連絡を受けた。うん承認の陣だね!
君がスラ蔵ちゃんの代理か!
こちらにおいで!」
ギャランべーの時とは違い、穏やかである。
少し違うのは、パイン街周りの精霊・妖精達が、目を回して謎の記憶混乱と障害を起こしたことである。
このことは、精霊・妖精界に知らされなかった。
そして、モンスターの騒乱の原因であるこの女!フロントは?
フロント皇女
「駄目だ!全くヨーに近づく計画が、進まない。
3王女は……非協力的というより…時期が来れば会えるというスタンスだ…。
ダイハード達は、むしろ点数稼いでから会うつもりだ…
大教皇(大邪神)も、同じ姿勢だ…
ジャングラー国は、むしろ私達の被害者だから通常運転をしていれば、いいわけだから…
クソ!手詰まりだ…
なに?
日本のクーデターの首謀者が会いたがっているだと?
チャーーーーーンス!
(グヘヘへへへへへ)」
フロント皇女が知らずに、思っていることが極度のストレスで口に出てしまい、黒い笑みを出していた事を、
側の3王女は、表情の無い顔で雑誌を見ながら横目で観察していた。
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