第535話 モンスター国の意外な対応?
マルダス世界
モンスター国。
ここでは、3日前から国民に臨時休暇が出された!。
もと聖ボロボーン王国民達も、身体を休めてこれからの行動に備えよ!という事だ。
ジャングラー国を、はじめ全ての周辺各国の諜報員は、本国にこの異変を伝える。
それに対して、ブリザード公国とパイン街のみ静かであった。
各国はブリザード公国に問い合わせるが、
プリナ女王が
「来るときが来たのだ。動くぞ!」としか言わなかったらしい。
パイン街にも、お伺いをバホン国王がしたが、何故か冒険者ギルドと商業ギルドが、事態を見守ると、回覧を回しただけだった。
では?モンスター国で何が起こっていたのか?
ヨッピーの元従魔である、ハイスライム・エンペラーであるスラ蔵の、本当のマルダス世界の歴史と旧地球の歴史の授業が、あっからである。
娯楽の無いモンスター達は、自分達の事でもあるので、しっかりと聞いた。
そして、元聖ボロボーン王国民もスラ蔵のどんな質問でも答え、丁寧に説明する姿勢にひれ伏した。
そして、泣いた。
自分達の学校の教師がこんな、こんな方だったら、どんなに良かったのだろう。
そして、めぐり会えた事に幸せを感じていた。
そうすると、スラ蔵を育てたという主の恐竜達の長とは、どんなにそんざいなのか?
そして、その盟友であるヨーと言われる外道滅殺拳当主と言われる方は、どんな人なのか?
そして、スラ蔵と同じハイスライム・エンペラーのスラポとは?
そして…
この影響により…
モンスター達の隠された…
いや…
隠蔽されてしまった、正体が…
遂に、暴かれようとしていた。
その頃…
そのスラポと話している用達は?
用!
「あーーーーーー!このプニプニ感!
スラポだ!」
AI
「(まぁ…嫉妬してしまいますが、数億年ぶりの再会だから…黙っておきましょう。)
はい、かき氷作りましたよ!」
ヨッピー
「うん!これだ!よく再現出来たね。スラポ?
大丈夫! スライムの里の近くで売っていたかき氷の味だよ!」
スラポ
「ホントだ! また味わえるとは!
AIさんですか、私、昔の地球の時に主の補助をさせてもらっていた、スラポと申します。
ホントは、久しぶりなのだけど、設計段階のときだったから記憶に無いだろうけど。」
AI
「あ!まさか!私のOSの原作者の一人の署名にSURA.POって書いてあるのは、あなたでしたか!」
スラポ
「基礎の理論は主のテンアトミックランドのOSのコピーなのだけどね。
主?今、どういう状況か、よくわからないけど、その…テンアトミックランドの未完成部品を外道諸国連合の管理者が強奪していったんだよ! 悔しくて悔しくて!
また1からだけど、作らない?
あのフロントバーレ諸国連合の管理者の奴も腹が立つし!
主が、モンスター保護区を指定したけど、フロントの姪が潰しやがったらしいんだよ。
コールドスリープに、入る前までにマルダス世界の情報をスラ通信で集めていたけど、本当に私達を蔑ろにして、腹が立つ!
あ!!プリナ!ブリザード公国って名前の国にしているけど、プリナを怒らないでね!
霊星が重力破壊された時に、移民先の星の管理者がいないと、許可が出ないとなったときに涙飲んで女王と兼任して移民先の星の副管理者(仮)にならないといけなかったんだよ。
(仮)は、主が管理者にふさわしいからって言って、無理矢理つけさせたらしいけど。」
いろいろ…マルダス世界の黒歴史が出てきた。
用!
「なるほどね…なんとなく霊星の崩壊の真の理由がわかってきたぞ!」
ヨッピー
「あいつら…、取り決めを破ると、後で戦争になるってわからんのかね?
ハァ…」
スラポ
「そうだ! ヨッピーさん!」
ヨッピー
「もう、私も眷属になったから、ヨッピーでいいよ!」
スラポ
「では!ヨッピーの従魔のスラ蔵が、あまりに腹が立つから、コールドスリープに入るのをわざとずらしたって言ってたな。
フロントの奴がコールドスリープに入って幽体離脱をして、自分の世継ぎ?に乗り移っては、ずっと天下を取る計画を企画していたみたい。
そして、その時に既にモンスター保護地区を崩壊するように、奸計を仕込んでいたみたいだね。
保護区が崩壊したのだったら、間違い無くフロントの子孫が、実行したのだろうね。
話を戻すと、フロントの魂をスラ蔵が捕まえてフロントの冷凍体から引き剥がして、昔ハーノ姉貴分が作った、縛邪符(ばくじゃふ)で、悪魔・邪妖怪として封印して天界に勤務することになった、外道滅殺拳関係者に、こっそりと渡したのだって!」
用!
「ブハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ! マジか!」
ヨッピー
「ヒィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッ!
よくやったよスラ蔵!
ヒィーーーーーーヒッヒッヒッヒッヒッ!」
AI
「あ!その話、恐らく聞いたことがあります!
名前はシークレットでしたけど、主人達の怒りに答えて、一矢報いた者の話が、昔話として今でもマルダス世界で出版されてますよ。
そういえば出版元は、ブリザード公国のお抱え商会でしたね。」
スラポ
「プリナさんも、フロントには激怒していたからなぁ…だけど、もう戦争にならないようにしないと、まじでやばかったみたいだから…」
用達が爆笑して、スラポの回帰祝いの宴会を始めた!
自分達がやらかした事がバレているとは知らず精霊・妖精達は、火星近辺で逆ギレをしていた。
精霊・妖精達
「クソ!こうなったら!」
AI
「うるさいですね!」
用!
「祝の時にうるさいな!!火星ごとテンアトミックランドの偏向結界内に閉じ込めるか!
よっと!」
そして…
地球では…
シドニー
フロント皇女
「ハァ?火星の精霊・妖精を動かして、ヨー達に連絡をよこすように、板に書いたりプラカードを出したりして、隠蔽結界間近で声を出して突撃したら、火星の全ての精霊・妖精からの連絡が出来なくなったですって!
なんて事を、したのよ!
それは精霊王か、妖精王の命令でやったの!
誰よ!命令したのは?
光の精霊王?
連絡がとだえたって…
まさか…火星ごと消えたの?」
その時ホテルの食堂で王達の前なのに、魂が抜けたような状態を見せてしまったフロントであった。
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