第529話 想定外の出来事が起きる。1

  自称・臨時内閣総理大臣 


愚下駄 幌耳実(くけた ほじみ)



 彼女は、目を血走らせて報告書を見ていた。


 まず、行政権を使って 通販サイトJukaiの営業妨害を仕掛けたが…


 →ネット戦…敗退。


 →適当な、言いがかりをつけて営業停止にしようとすると、応じようとした担当の職員はすべて病院送り。よって何一つ書類すらできていない。


→申請してきたものを、すべて窓口で却下したら、その職員と、その親戚すべてが30分後に全て救急車に運ばれる事態となってしまい、窓口業務を放棄して逃げた途端、謎の発疹が出来てそのフロア全員は、全て救急車送りになる。


 今、国も東京都の窓口も、停止状態になってしまった。



 それだけでない!


 都知事と、副都知事の奴ら!


 私に監禁されている!なんて言って、すべての責任を私におっ被せやがった!


 警察庁、警視庁は、動かない!

 自衛隊は動かない!


 官房長官の特別に使える予算は、職員が札を触った途端に救急車送りになった。


 思っていたのと、違いすぎる!


 隠れ里の奴を釈放しようとしたが…


 え?


 記録が無い?



 ハァ?


 既存の牢屋が足りなくて?個人所有の無人島を借りて島送りにした?


 オイ!


 いや…いつでも脱出・脱獄できるように忖度された結果なのか!


 見張りすらついていない。


 実質、放置だ!


 間違いなく忖度された結果だ!


 キレてはいけない!


 キレてはいけない!



 だが…この島?どこにあるのだ?


 とりあえず、秘書官達に担当者に迎えに行くように言う。



 

 だが、1番の悩みは…


 行政の書類だ!


 あの書類を触りたくない!


 触った途端に、腕が勝手に動いてもうすぐ、あの法律を廃止する事を、国会に立案する事をしてしまうところだった!


 どうなっているのよ!


 ゼーロ様に、助けを求めても返事が来ない。


 まぁ入院中の隠れ里の宗主が、もうすぐここに来る!


 そして、この呪い?を解かそう!






その頃…


外道王達は、栄養失調で動けなくなっていた!


生体魔導装甲ほ、かなりの体力を使う。


とても起動出来ない!




ゲルーゲス将軍

「陛下! やっと安心して食べる事が出来るものが届きました!


 日本から送らせました!


 大福です!」



「うみゃい!」


「あー、もっとくれ!」


「お茶!う!喉に……」



出陣には、まだ時間がかかるみたいだ。



第5陣が、動けるようになったので、マルダス世界に侵攻させる用意をする。



 


 その頃…


用達は


火星の軌道上にいた。


地球は、見えていた!


だが焦らない!


問題が、あったからだ!


地球と、太陽を境にして反対に位置していた惑星を探していたのである。


 その名は…マルーダス星。


 旧地球では、管理者達の住む惑星であった!


 しかし、見当たらない…


 浮遊都市テンアトミックランドと、同じように隠蔽結界を張ったのか?



 ヨッピーが、実は何回か行ったことがあるらしいのだ。


 用?は、弱小コミュニティだったので、担当管理者が当時いなかったので、行ったことすらなかった。



 少し、観察することになった。


 その間に、地球からの電波を傍受して通信機を作る事になった。


 用!

「スマホ無事で良かった〜!


 さて、このプログラムをコピーして電波を増幅すれば…


 しまった…発信はできるけど、地球からの電波発信が遠すぎる!」


 不思議と、日本以外の短波ラジオが聞こえて来た。



 これまで、溜め込んてきた素材を使って、宇宙要塞を、ヒマだったから作り出す!


 錬金自動製造機によって、用!の頭でイメージしたものが、3Dプリンターの如く宇宙空間に作られていく。


 某SF大作映画の名物宇宙要塞そっくりさんが、出来てしまった!


 そして勇者タツヤ、いや社長の大好きなSFアニメシャンダリオンの、宇宙移民用ステーションも2基作る。


 そして、棒状の宇宙ステーションも5基作った。


 棒状のものを追加で10基作り、火星に設置しておく。


 食料生産を開始されておいた。


 これで、もし火星に避難することがあっても、食料調達が出来る。



 大戦争を実地でくぐり抜けて来た者達である用達は、やはり食料問題をまず考えるのである。



 だが、なかなかマルーダス星は見つからない!



 あの星がどうなったのかの情報は、AIさんでも閲覧出来なかったみたいだ!


 霊星の破壊もである。


 当時の情報で、公開されていない機密情報となっていた。


 

 ヨッピーと用!は、治療室でスラポの様子を見ながら相談する。



 ヨッピー

「おかしいよね。あの天王星のものでも、かなり目立たないように書いてあった。」


用!

「あの宇宙要塞を地球軌道上に3つ設置するか?


そして月軌道にデスムーンそっくりさんと、ネタで作った、あの映画の要塞を置こう!」



ヨッピー

「短波ラジオの情報だと、各国の様子はそれぞれだけど、日本政府の沈黙が長引いたら、それだけ不安が大きくなるよね。


 いつでも、政府を取り返す事が出来るって言うことをインパクトあるもので宣伝しないと、だめだよね。


 やるしかないかもな。」


AI

「その…(やってしまって)ってメールがきました。


どうしましょう?」



食事の時間がきたので、食堂に行く三人。



その時…少しだが、水槽のスラポの目が動いた。

 


 

 


 

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