第530話 想定外の出来事が起きる。2

 マルダス世界 


 モンスター国の神殿では!


 氷に閉ざされたスライムが、光と共に氷が溶けて復活したのだ!


 ??

「われは、スライムのスラ蔵!


お主が今代のスライムの長か?」


スライムキング

「おお! やはりスラ蔵様だ!


私は、スラ蔵様の部下スラメの孫になるスララと申します!


こちらは、オークジャイアントと、ゴブリンジャイアントです。


我らは、古の保護区域をフロント達の奸計で滅ばされ、さまよっていましたが、なんとか国を作ったばかりです。」


オークジャイアント

「古の盟主の直属の部下であったスラ蔵様!あなたの主である、恐竜族の長をなんとか復活しようと、今!力を貯めてジャイアント達を復活させているところです。


 なんとか、大盟主である長の復活の手がかりであるスラ蔵様のお力をお貸し下さい。」



スラ蔵

「ヘルムーンと、デスムーンが無くなった?」


オークジャイアント

「ハイ、それもつい最近です。回転し始めたら、墜落していったみたいにヘルムーンが消えて、デスムーンもこちらに、墜落しそうになった途端に向こうの方に急に移動して行きました。」


スラ蔵

「そして、俺の復活か!


全て予言通りになったか…。


と言うことは、大教皇の奴も素に戻ったな。」


スララ(スライムキング)

「この、教典の予言の月の回転の章の次章の書いてあることが、さっぱりわからないのです!」


スラ蔵

「暗号だよ!そのマークは、

1.縦読み


2.右斜め読み


3.真ん中読み


順に読んで行くと、わかる。


そろそろ、ヘルムーン・デスムーンがなくなったのなら、通信妨害が消えたはずだからデストピア世界と、地球にスライム通信が出来るようになる!


さて…腹ごしらえして長を探すか!


その前に、スラポの奴もそろそろ復活する時が来たと言うことだから、連絡できれば取りたいな。確か、天王星だったか…」





その頃…


東京都では…



 自称・臨時内閣総理大臣 


愚下駄 幌耳実(くけた ほじみ)


「あーーーーーーーーーーーー!!


いやーーーーーーーーーーーー!」


隠れ里の宗主を(仮)外務大臣にしたのはいいが…


この宗主…


既に力を封印されていて…


呪いなんて、解除出来ない状態だといくら言われても、聞く耳を持たない自称・総理大臣様は執務室の呪いに絶賛かかってしまい…


 叫んで、逃げようとしてた。


 誰も見たくないような場面である。


 なので、次の場面に行きます。





地球世界・宇宙火星軌道


そこでは、


今、


こっそりと!


地球にむけて、


人工衛星島が、出発していた。


勇者タツヤの推しSFアニメに出てくるものなどのデザインにそっくりさんも混じって、


合計10基発射された。



しかし、それは表向きである!


隠蔽結界で隠されたものが、その3倍発射されたのだ!


そして、上手く軌道に乗るように見守る用達。



用達は、あまりこういうものの操縦をしたことがなかったので、練習をしていたのである。


そして、今作られているのが、魔導モビルパワードスーツである。



もちろん、表向きはディーゼルエンジンモデル式だ!


 もちろんディーゼルエンジンオンリーでも動く!



 これは、ヨッピーの希望でもあった。


 かつての同胞のなれはて…


 それが怪獣と呼ばれた外道諸国連合軍・決戦兵器!生体魔導装甲である。


 天界にも、地獄にも、そして地上にも、彼らの魂はなかった。


 つまり、今も兵器となってしまった肉体に囚われているのである。


 もちろん、天界に許可も取った。


 弾薬などは、生態系に優しい魔導硬化プラスチックを申請した。


 使用後、すぐに分解が始まり、残さない。


 これは、地球環境に優しくという理由だけでななく、かつての文明の後始末をするために、持ち込むものでも、のちの地球世界に対しての文明の負担強度を軽減するためである。


 やはり、自分達で1から文明を積み上げるべきである。


 わけわからん兵器を振り回して、滅亡した古代文明の足跡を少しでも見た者達が出した、考えだが…


AI

「手加減出来ない状態だったら、フルで旧地球文明の兵器を作っていいと、許可が出ました。


 あの??食料生産衛星を増やしたのは、地球が焼け野原になる可能性があるからですよね?」



用!

「それもある。○○○パンデミックのせいで、どうも食料問題が深刻化するよな~って、短波ラジオでもそんな雰囲気だろ?


 用意しておいていいじゃないか。


 おじさんは、今、南極大陸か…


 そろそろ、装備が充実していても身体が疲労してくる頃だよな。


 いっそうのこと、緊急時にここに転移で運ぶか?


 それよりも、着陸用の戦艦作らないとな!


 ステルスは、当たり前だから…」





南極大陸では?


大岡警視正

「銭形!食料が足りなくなってきた!


あのマルダス世界の援軍も、敵の援軍が来たことで後退している。


ここは、引こう!」



銭形警視正

「私が殿をします。


え!あなたは?」


騎士シー・ド・ダイハード

「私は、騎士シー・ド・ダイハードと申します。


銭形警視正様ですね。


我々が避難場所を確保しました。


戦略的撤退をしましょう。


状況が、物凄く変化しました。


我々の部隊は、かつてヨウ・ヨウガ殿に命を救われた者達の部隊です。


外道諸国連合は、地球を破壊出来る決戦兵器を持ち出してきました。


お願いします。信用してついて来てください。」



そして、警視庁ファイブフォース班も限界が来ていたので、撤退を決める。



置土産に、ハバネロバナナの加工品を置いて置いた。


後にこれが、地味に恐ろしい結果を生み出すのである!



□□□□□□□□□□□□□□□□□□

持っていた、ハバネロバナナ!



銭形さんは、モンスターとの戦闘も考えていたようでしたね。

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