第505話 第3陣派遣開始!

  太平洋 フィリピン近海にて、巨大魔法陣が確認された!


 フィリピン軍、アメリカ第7艦隊は、臨戦体制!に入る。


 ここに、後に南極大戦太平洋の地獄と言われる戦いの火蓋が切られた。



 デストピア連合軍 第3援軍


カベーゲロ大佐

「第5陣が、ここにつくまでに発電所を奪う!


 我々は、日本から奪う事にする。」


ゲルーゲス将軍

「オレ達5人は、オーストラリアの敵本部を叩く事になるな!


 失敗は許されん!わかっているな!」


ゲルーゲセ大佐

「わかってるよ兄貴!」


ゲルーゲソ大佐

「フー、久しぶりの戦争だな!」


ゲルーゲタ大佐

「兄貴達も、心配性だな!やばかったら魔導爆弾を使うのだろ?」


ゲルーゲチ大佐

「イヤな予感がしやがる。あの外道滅殺拳のあいつが、あの後…男の欲望を全て捨てて、魔力理力燃料にして攻撃して来やがったから、俺たちは9割の軍勢が消えてしまったのだよな…。


なんで、今頃思い出す?


イヤな予感しかしないぜ。」




ゲルーゲス将軍

「実は俺もだ。情報だが、(仮)管理者1名と、管理者マイネが封印された!


 気を引き締めろ!


 魔導爆弾は使えねー!


 この世界でも使えないようにされている!


 つまり、無理矢理痛み分け作戦は使えない。


 そして、外道滅殺拳の爆砲並の攻撃が来ても不思議じゃない!


 わかったな!」


「「「「「ハ!」」」」」




そして、カベーゲロ大佐率いる日本侵攻部隊が、太平洋から第7艦隊を迂回して、東京湾に向って宇宙船を潜水させて移動を開始した。


他の部下に宇宙船を二隻、フィリピン軍とアメリカ第7艦隊を釘付けにするために派遣!


そして、ゲルーゲス将軍5兄弟部隊が、オーストラリアを襲う!


アメリカ第7艦隊からの急報を受けた、オーストラリアのシドニー会議場では…


急遽、フロント皇女達の三国連合が迎撃することになった。


しかし、これも外道諸国連合(デストピア軍)の策略であった。


第2陣が、宇宙船艦隊をカナダ経由で日本に侵攻する算段であった!


途中で、アラスカの油田を狙うと思われていたが、そこに戦力を注がせて、手薄になった日本から、火力発電所の施設をそのまま盗むつもりである。


彼らの重力砲で無理矢理基礎ごと、火力発電所を引き抜いて、中の作業員ごと拉致!


そして南極まで運んだら、人手も確保の外道思考である。


もちろん、日本も黙ってはいない。


既に各発電所から退避済み!


迎え撃つ勢力の総大将は?


自衛隊と、海上保安庁!


そして助っ人がいた。



ユミ・オオト率いる異世界帰還組!

と謎の艦隊…。



しかし、アメリカ第一艦隊が手こずったオリハルコン製の宇宙船に、とても海上保安庁の機関砲や、自衛隊の砲撃が効くとも思えない。


しかし…このことも既に打ち合わせていた。


ヒントは日本海溝である。


カナダ経由の宇宙船が、まずは千葉を目指すが…


ガコン!


ガコン!


ガコン!


ガコン!


海中で何かが引っかかる音がする。


普通、潜水艦乗りだったら、こんな音がするとスクリューに何かが引っかかった可能性を考えて、前進を止める。



しかし、相手はオリハルコン製の宇宙船であり、もし罠だとしても気にせず前進して砕けると、判断した。


そう!もし相手が最近の地球製のものだったの話だったら正解だろう…


だが…日本の伝説となった金属!ヒヒイロカネだと、どうだろうか?


実は…青い鉄の金属(ミズイロカネ??)の製法は、天平時代まで作られていた記録がある。


有名な業物は、聖武天皇の二振りの剣らしい。

だが、記録によると行方不明だった。


だが…


数年前に、奈良東大寺の大仏様の下から発見された二振りの剣がそうではないかと、言われている。


製法の謎の解析になるかもしれない。

青色成分はチタンだとも言われている。


では……



ヒヒイロカネ!


伝説の金属であり、製法は失伝したと言われているが、再現・再生のヒントはある。


先人達が残していったヒントだ。


ヒッタイトの鉄


玉鋼と、珠鋼 


そして、ベネチアンゴールド


後は、ただ鍛錬して追求するのみ!

 


 5年前とある旅館経営会社が、山奥の元鍛冶場の跡を買って、山の中で研究していたらしい。


 どこの会社?


 今は何故か産業もないのに、突然裕福になった地元の観光協会加盟店達に、嫌がらせをされて撤退したらしい。


 そして、宿の跡すらなくなった。


 だが…その親会社は、今は通販サイトで有名だ!


 では、何があったのか?


 用は、当時9歳!

 だが、何故かヒヒイロカネがどういうふうなものかわかったらしい。


 そして、当時の整理予定の旅館の名義で山の中の鍛冶場を開設!


 かなりの労力で、玉鋼と珠鋼を制作。


 ふいご仕事(空気を炉に送る作業)は、流石にしんどいので、ブロワーとか現代機器を使用。


 ただ石炭は使わなかった。


 当時投げ売りされていた木炭を回収して、使用しての鍛錬と実験であった。


 金槌? 機械をもちろん使う。


 だって、体力が保たない。


 そして、金・玉鋼・(珠鋼)・不錆鉄・単純単体鉄・✤✜❖・♠♡♧・♤▽◇を混ぜた合金を鍛錬しては、冷まし…炉の温度を下げては鍛錬し直して…


 やっとヒヒイロカネらしきモノが出来た…


 だが…どうも、今から思えば隠れ里の土地買収だったみたいだが、その煽りがあったので、

無人島を購入して、地下室を作りそこで小さな機械で自動化させて、少しづつだが生産していたのである。


 

 そのヒヒイロカネの銛が宇宙船の砲口に見事引っかかる!


 アレ〜?日本海溝に何故か調査船がが潜水している!


 そう!誤算その2!


 深海6500ができた後…


 とある会社も無人潜水機を作っていた!


 なぜ?


 動機は、新調味料を作る事だったらしい。


 カップ麺の器の発泡素材が水圧で6分の1に圧縮した深海の映像と実物を博物館でみた用が、超高水圧を使った素材の液化調味料製造方法を、海底に鎮めるだけで作れないかと考えて、当時作ったものである。


その現役を退いたが、まだ動く初号機と2号機が、ヒヒイロカネのチェーンを日本海溝のとある場所に引っ掛けて、宇宙船を海溝に引きずり込み出した。


 

 初めは、余裕の外道諸国連合軍第2陣だったが……


 燃料が………


 尽きた!!!!


 なぜ?


 ヒヒイロカネを千切れなかった。

 レーザー砲で焼ききれなかったのだ。


 そして、思ったよりも燃料が初めから入っていなかった…。



 水圧で脱出すら出来ない…

 脱出艇なんて!経費がかかるからと、王達が積み込む事を禁止したからとの理由もある。

 

 

 

 後は第3陣!


 第2陣からの絶叫の通信を聞いて、浮上するしかなくなった。


 そこに、落ちて来るコンクリートの塊!


 そう!ヘリによる、テトラポットを投下しての攻撃である!


 第3陣には、地味に効いていた!


 まず燃料の関係でビーム砲を撃つと、エネルギー不足で作戦失敗になる可能性がある。


 狙いは鹿児島県・喜入!



原油狙いだ!


 だが、既に封鎖されていた。


 黒潮とは違う、謎の強すぎる海流に押し流される宇宙船軍団。


 そして、仕方なく東京湾を狙う。


異世界帰還組の待つ所は、小笠原諸島。


ここで決戦が起ころうとしていた!







その頃…用達は…


用!は、心の底に封じていた記憶を出すことになってしまった事で、思いっきり落ち込んでいた…


 そして、その落ち込んでいた黒き燃料に火が引火する。


用!

「徹底的にやってやる! 拉致被害者の救助と奪われた物の回収だ!」


ヨッピー

「やろう! 」


AI

「ハイ!」




もちろん、その場の物を全て収納されましたが…流石にコアが無いと、いきなりこの世界が崩壊しますので、今、用!がプログラムを組んでます。



ヨッピー

「このエネルギーも、マルダスに還流すれば?」


用!

「そうだな! この配線をいつでも切れるようにして………


よ〜し!オレが、ファンタジーな設定にしてやるぜ!


AIさん!(ブラック・ダメダメクエスト15)って言うRPGゲームのプログラムを出せる?


オリジナル版のプログラムが、会社のオレの机の青ファイルのBD-Rにあったはず。


あれなら、うちの会社がプログラム使用権利買ってあるから使えるからね〜」



AI

「ダウンロード完了しました!


ステータスプログラムを使うのですか?


アレ?これって大陸調整コマンド?


え?(;゚д゚)ェ…


このまま使うのですか?


しかも、自爆コマンド付き!」


ヨッピー

「主!できたよ正八面体のガラス!」



用!

「では、ガラスにプログラム無理矢理入力!


そして、クリスタルと取り替え!


えーと、自爆コマンドは、バカメ!」


AI

「その自爆設定を使うのはできるだけやめません?この世界ごと天上界に上げたら、絶対絶対!苦情が来ますよ!


 ロクでもない奴を、上げるんじゃねえ!って!」



ヨッピー

「僕もそう思う。地獄も嫌がると思うけど…」


「止めとくか…。


なにかいいファンタジーな要素ないかなぁ?」



 今、地球侵攻中のデストピア軍も…


今から、マルダス世界に侵攻する外道諸国連合国の国王達も…


そして、偽火口を満たしていたクリアウォーターの罠にハマり、絶叫をあげて苦しんでいる、1号とゼーロ達も…


 今、この時点で自分達に有利過ぎるチートステータス操作ボードが、某ゲームの単純なステータスボードと、スキル構成になってしまい、


そして、自分達の体力とかも、無理矢理数字化された事により、数字以上の力が出ないようになってしまった事を、まだ気がついていない。

 

 







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