第489話 その頃…あいつら?どうしてる?

 デスムーン墜落まであと140時間!


そんなマルダス世界では?


 バボン臨時政権の議会で、とんでもない大混乱な議会となっていた。


バホン国王

「なんて事をやったのだ!貴様らもう貴族ではない!ただの盗賊だ!


 人質を取ってパイン街に圧力をかけてジョブを強制変更するだと!


 狂ったか!


 どう、収集つけるつもりなのか聞かせて貰おうか!」


議長

「○○君!出て来て答えなさい!」


しかし氏名された貴族議員は、出てこない…。


他の貴族議員が喉が乾いたみたいでワインを飲んだが…


「ゲボッ……」


血を吐いた…


それを見た貴族達…


しかし、周りは動かない…


衛兵が、駆け寄る。


そして、医務室に連れて行く!



実は、これが初めてではない!


今週で10回目だ!

 

そして、出てこなかった貴族が逃亡に失敗して、証人喚問の議場に連れられていく。



その貴族の顔は、歪み真っ青になっていた。





その一方大邪神側では…


大邪神

「やったぞ!ヒールが!ヒールが!使えるようになったぞ!」


オババ

「そんなにヒールが履きたければ、ほら履け!真っ赤なハイヒール!」


それを見た大オババが、

カーン!


と鐘を鳴らす!


面白くともなんともなかったらしい!



杉谷

「疫病の対応が出来るようになってから、亡命者が激増しています!


 どうしましょう!


 それにベット数も既に足りなくなっており、

疫病になった者が、都市に流れ込んでます!


 明らかに、バボン側が重症者を送り込んでます!


 そこへあの天体衝突が来たら、恐らく暴動が起こる可能性もあります!」


帆山

「近隣の廃街を、病院都市として使いましょう!


そこで対応するしか、もはやベッド数も確保出来ません!」



エージェント則子(旧田丸 則子)は、激務の為に動けないらしい。


大邪神

「よし!俺もヒール班に入る!則子を5時間労働にするんだ!


 オレは、死ねないから24時間やっても大丈夫だからやろう!


 オババは、擬抗生物質の生産と、その監督を頼むとして、


 そうだ!5交代の24時間制でなんとか持ちこたえろ!


 大オババ!と杉谷は、新下水道工事をやってくれ!


 どうせ、人口が増える!


 だから下水がいる!当たり前だ!


 そして帆山!


 近くの暴れ川の治水工事は、先程俺が完成させた。


 かなりこれから水がいるだろう!


 もはや、井戸水では足りない。


 浄水場を作れ!イオン交換はできないが、実はオゾン消毒はできるから作ってくれ!」


しんどいけど、やりがいがある笑顔のある職場?(責任者が、ブラック現場に投じているから皆がついてきて、国民がなんとか我慢してついてきてきてる状態)


そんな様変わりが、発生していた…




そして、最近出てこなかったあの元王様は…


そう!元ブラック聖ボロボーン王国

現在 大邪神王国


少し前の荒れる邪気を無理矢理注入されていた大邪神の邪気でブラック民となった者たちは…


元国王   ブラックマルト・ド・ドッセ

元ゲス宰相   ワルト・ド・ドッセ

元空気な第1王子 フルー・ド・ドッセ

元ゲス第2王子 アプー・ド・ドッセ

元第3王女 ヒプー・ド・ドッセ


を筆頭に邪気が落ちてしまい、


普通の肉体に戻り、そして全員が頭が割れそうなくらいの頭痛に襲われていた!


そう!大邪神が普通の人に戻って来たために、

この人達にも変化があったのだが…


全く別の精神的な頭の痛みが、発生していた!


そう!自分たちの、やらかしてきた事が走馬灯の様に強制的に思い出された事である。


大邪神よりも、ブラックな事をしてきた自分達の姿…


そして、元国王ブラックマルトを筆頭に、

親戚の宰相も王子達も己の罪から、目をそらすことができなくて、泡を吹いて倒れた!


結果…元第3王女 ヒプー・ド・ドッセ

だけが耐えた。


元第3王女 ヒプー・ド・ドッセは、旅に出ることにした。


目指すはパイン街…




その頃…用達は…


不完全世界の

デストピア大陸・旧ブリンド国にいた。


自販機役のAI

「ピコン!黒酢餡かけソイミート団子定食のオーダーが5つ入りました!」


ヨッピー

「ハイ!ソイ黒酢定食5つ!」


給仕ロボット役のAI

「ハイ!定食5つどうぞ!」


「ご飯追加炊きあがったよ!


キャベツ千切り追加!カット野菜追加!


出汁は、あと3分でできるから!」


仕込みが追いつかない!


出店出した途端に、大繁盛したのである。


商売敵が、来るかもなんて思っていたが、

なんと、向こうが店畳んでやって来た。


聞いてみると、久し振りに美味いものを食べられるみたいなので、来たという。


そして、何かと話していると…


恐ろしい事実が出てきた…。


第2王子様の、王太子に成るための修行として、アルバイトを全職種を経験しなければならないらしいが…


その過程で、第2王子様の作る(まかない料理)が最高に涙が出るほど美味しいと感じなければいけないとの、無茶苦茶な王命が出たらしい。


そのせいで、死ねないけど痛い仕事を罰として強制されるのが嫌な料理人たちは、料理のレベルを下げたのだが…


まず、塩の使用を止めたらしい。


そして…砂糖も…


グルタミン酸…も…


いろいろ…



そして…最後は、ただ切って焼いただけの料理になったが…


それでも、王子の料理よりも美味かったらしい。



そこで激務刑が嫌な、ある料理人達は考えた!


ゲロマズふりかけを、開発したのだ!


だが…今回のダービーが、いつもと違う流れになってしまい王子は大負けして、王太子修行がストップしている状態で、ゲロマズ料理が強制続行中なのだという。



AIも、用も、ヨッピーも、空いた口が塞がらなかった。


どうする?


その夜、3人会議となった。


AI

「売上が、3000万オーバーです。目標達成ですね!」


ヨッピー

「情報も入ったね! よっぽど飢えていたのか、

おかずサービスで、かなりの情報も入ったよ!」


「昔…見たことある奴が、家族で来ていたな。

(邪辣人)のフリをしていたが、どうも辞める事ができた奴もいるっポイ。


 狂気が枯渇した?あとは、卒業した?ような奴がチラホラいたな。」


AI

「それにしても、王命で水1杯150もお金を取らないといけないって、酷いですよね!


 その水は、マルダスから搾取しておいて!


 なんなのですか!この国!


 それにしても!今日の集客数が65万人ですか!


 まぁ500のお金で食事出来る水飲み放題定食なら、来ますけど…


 二人共働きすぎですよ!


 あれ?レーダーに敵意のある者が、


 城方面に集結してます!」


「来たな!」


ヨッピー

「身代わり土人形の出番だね!」




その夜…


旅行者の宿の部屋に押し入り強盗が入ったが…


被害者は、悲鳴をあげて消えたらしい。


衛兵が、形だけ強盗を捕まえたフリをして、


牢から釈放しようと、鍵を持って向かうと…


土の人形に変わっていた…




だが、それはそれで、大問題になった。


第2王妃派の影の暗殺部隊が、全員消えたのである!


強盗に扮した、エリート暗殺者部隊が消えた!


死ねないけど、殺される痛みは誰でも嫌だ!


一応…恐怖の対象だったのだが…


そのことで、第2王妃の王宮内の力が激減した。




次の朝……


王の庭園には…


大型花火式ロケットを、強化プラ鎖で括りつけられ奴隷の器具をつけ!そして、指令から外れた行動をすると無限苦痛が発生する呪いをかけられた、元第2王子ブルリがいた!



「見事、ヘルムーン落下を止めて復帰させよ!


拒否権は無い!あと10時間以内に成し遂げろ!


他の王家も、対策をするらしいがお前一人で全てやる前提でやれ!


崇高なる我々の仕事だ!失敗は許さん!


ではいけ!」


王太子ブリリ

「崇高なる役割!決してサボりは許されん!いけ!」



ブルリ

「イヤだーーー!


(呪い発動!)


ギョエーー!」


「ロケット点火!」


ドーーーン!


そして、ブルリは、ヘルムーンへと行った。


王太子ブリリ

「よし!回収した宇宙船の部品を集めろ!

再建造するんだ!急げ!」


指令を飛ばす息子を見て、


なにか、遠い昔に湧き上がらなければならなかった感情があったような事が、少し思い出された王であったが…


あまりにも時間がかかり過ぎた…


そして、自分の城下に、とんでもない者がいることに気がつかなかった。

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