第477話 悪夢からの目覚め(準備編)3

  旧地球文明圏・外道諸国連合と、言われている国々があった。


 決して用?が昔つけた名前ではない。

 その国々から、亡命した(皇族・王族・民衆選挙で選ばれた指導者達)が、旧地球文明時代の国際会議で、演説したときに必ず入る10以上の国を表す単語が(外道)(人権なし)(腐っている)(人に非ず)であり、自然の流れとしてそう呼ばれるようになった。


 そして、その国々が戦争をおこしたのだが、それがきっかけで、とんでもない大戦争になってしまう。


 それが (地球魔導怪獣大戦)であると言われているが、その戦火を生き抜いた者達に言わせると、少し違う。


 大邪神(元大教皇・サイザー)曰く、

「あれ(大戦)は、最後の人類が死守した良心の抵抗であった。あの世界は余りに無茶苦茶過ぎた。」



 オババ

「ワシが邪悪?それでは旧地球ではすぐに[邪辣人]にさらわれて、兵器に改造されてしまうぞ!」


なんて言われるほど、熾烈な世界となった原因の国々であり、今の地球に少しでも当時の兵器や武器の類いが残っていたら、すぐに消去しないと暴走して文明が終わると、言われている。



そして、大戦の結果マルダス世界に移民せざる負えないことになった外道諸国連合は、旧地球文明の物(スパコンとか!)を取り上げられたが、その国々の担当だった管理者達は、こっそりとこの国々を理由をつけて優遇したのであった。


マルダス世界に移民した当初から、地球でろくでもない事をした、代償から大きく警戒され、いきなり経済制裁とかの決議がされていないのに、個人個人のレベルから、食料の売買とかを拒否されたのだ!


外道諸国連合は、自己食料生産能力が酷く低下…いや、はっきりいうと激しい差別にさらされて農家・兼業農家が全員亡命したのでゼロである。


それを、外道諸国連合担当の管理者達は差別だとか言い出して、「生活を維持するために!」とか言って、人工惑星兵器2つ(今のマルダス世界の2つの月!)を天界に無断で持ってきて、マルダス世界を征服させようとしたが…


天界に、もちろんバレてしまい…


その管理者達は、当時万を超える数が発生した地獄に、地獄を終了させる為に強制転勤させられた。


だが!外道諸国連合は、全く反省しなかった!


天界も、地球復興の為に忙しく、地球魔導怪獣大戦の民衆の苦しみから発生した万を超える地獄の発生の抑制に、てんてこ舞いだった。


その事態につけ込んで、外道諸国連合はマルダス世界から都合のいいエネルギーだけを搾取する機構を人工惑星兵器を使い製作!


そして、自国の旧担当管理者の護符などを勝手に使い、自作の不完全な世界を形成する。


しかし、忙しい天界も全く放置していなかった!


諌めるという名目で、スキル鑑定とかに出る情報を更新する!


今の旧外道諸国連合の天界の情報である。

自称が、旧地球時代の名乗っていた国名らしい。


○正式国名 外道NO.1

自称    ベオグード

国番号   GEDOU 01




○正式国名 外道NO.2

自称    アルフォーデ

国番号   GEDOU 02



○正式国名 外道NO.3

自称    パンデビート

国番号   GEDOU 03




○正式国名 外道NO.4

自称    フェントロー

国番号   GEDOU 04




○正式国名 外道NO.5

自称    ブリンド

国番号   GEDOU 05



そして、今!(仮)管理者が2名(仮免許なので単位は2名呼び)出たが正式な管理者とは認められず。


そして、この外道諸国連合の国民(邪辣人)達の賭博国際会議が行われていた。


今の賭博開催国は、外道NO.2(自称パンデビート)で、異世界勇者召喚勇者の魔王討伐予測ダービー真っ最中であるが、その裏での賭博国際会議であった。



賭博国際会議場

 

「どうなっている!魔力ブースターが作動していないぞ!」


「オイ!俺の血糖値が上がりっぱなしだ!邪気ノ転移廃棄が出来てない!どうなっている!」


「大変です!魔導量子コンピュータが止まりました!オッズの集計が出来ません!」


「馬の勇者達は、今どこだ!」


「聖女を付けて、制御はできているのだろうな!」


「それが、聖女は全て偽物としてモンスターと同じ扱いにされたので…」


「何だと!」


「聖女役の者は、モンスターとして討伐されました!」


「ハァ?」


「大変です!今回の魔王役のベオグード王から、電信の連絡が来ました!


(勇者来た!強い!どうしよう?)です!」


「ハァ? 我々の力が抜けて行くのと、今回のダービーとは関係が有るのか?」


「大変です!マルダスからの生命力強制組み上げポンプが、作動していません!そして人力で動かしたのですが、全くマルダス側から吸い込めません!」


「何だと!」


「いつまでマナと生命力は保つのだ!」


「すぐに管理者に言え!」


□□□□□□□□□□□□□□□□□□


さて、黒幕たちが騒ぎ出します!


つづく

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る