第476話 悪夢からの目覚め(異変の始まり)1

  マルダス世界に、2つの月が登る…


 しかし…今日の月は少しちがった。



パイン街冒険者ギルド


ギルドマスター室

そこでは、パイン支部ギルドマスタードリズと、グランドマスター・マットが打ち合わせをしていた。


そこに、管理者ヘル・タイガーとミノタウロス軍団達も来る。


ドリズ

「すいません。こちらから行くべきなのに。」


ヘル・タイガー

「大丈夫だよ。弟さんの具合も良くなって来ているみたいだ。主も喜ぶ。」


グランドマスター・マット

「それでは、会議を…やめときますか、固っ苦しいのも!」


ミノタウロス軍団将軍ボルッキー

「ハハッ!」


ヘル・タイガー

「うん、そうしよう。今しても、これから急変するこの世界に、対応出来るようにしておく基本方針だけにしておこう。」


ドリズ

「先程、弟がものすごく言っていたのですが、月が変わったって言うのです。噴出していた黒い恐怖が、ばらまかれなくなったって。」


ヘル・タイガー

「わかるのか!まだ、そんなに気づく者は少ないと思っていたけど!」


執事・大俵

「月が、柔らかくなった…殺伐としたものがなくなった様な感触がありましたが…気のせいではなかったのですか?」


グランドマスター・マット

「夜になると、どうも臨戦態勢になる癖があったが、気の緩みかと思っていたが…」


ミノタウロス軍団将軍ボルッキー

「月からの、邪気と殺気の拡散が今日は無い。ということは…」


ヘル・タイガー

「地球側からの連絡があった。主が、向こうに乗り込んだらしい…それもヘルゲートクラッシャーを利用してだから、誰も文句無しで!」


ドリズ

「用様の言っていた掃除が始まったのですね…。」



□□□□□□□□□□□□□□□□□


その頃…とある邪気廃棄場では?


「クリア・ダーク!」


ピカッーー!

ジュ~!

邪気が、溶けてゆく!


そして、

ヨッピー

「ファイアブレス!」


カーーーーー!

ドラゴンのブレスというよりも、怪獣の熱線砲に近いもので邪気を焼いてゆく!


そして、ヨッピーが変なものを見つけた!


ヨッピー

「主〜ここに水道の栓みたいなのがあるよ〜?」


用?

「なになに…これは…マルダスからの存在律には関わるエネルギーの吸引弁野コックか!」


この辺りから、掃除をしていくことになる。


そして、ついに吸引装置を発見!


吸引モーターを停止させる。


そして、ベントを閉じて…


マルダスからの搾取の一つが、ひっそりと停止する。



そして廃棄場に、邪気を送り込む装置も発見して、停止させる。


AI

「ヨッピーさん!正式に天界から、用様の従者として認定が出ました! 里で、ゲーム機越しに子供達に呪詛をする愚かさからの脱却する教育とか、しっかりと里の外道教育から脱出して、人として歩む教育と道標となった事が、凄く評価されてまして、(仮)外道管理者達の精神支配に抵抗して、熱線砲を自らの首の関節を外してずらすなどの精神的な評価とものすごく高かったです!」


ヨッピー

「良かった!これで僕も乗竜になれる♪」


用?が、そんなに馬ゾウ(昔の用?の乗騎)って、羨望の的だったのか??と、首をひねっていたのだが…。




そして、その影響は、とある所にも…



とある所の魔王?領域の砦


魔王?四天王ヤホー

「やってきたか!勇者達!ここまで来たのが、運の尽き!」


ハァ!バンバン!


あっれー?

何故か濃い歌舞伎の演出色の敵キャラが出てきたぞ!


ここに、二人の男女がいた!


用達が拉致された、3分後位に異世界拉致された二人の関西に住む高校生である。


第462話から第465話を、参照


大盾 恵み と、同級生の、菜乃葉 多可士

である。


二人は、武術の心得がありなんとか、この2年近くを、生き抜いて来た!


もう一人、不気味なサラリーマンがいたが途中で姿を、消した。




四天王ヤホー

「喰らえ!ファイヤーストーム!」


火災旋風が発生する!


火の竜巻から逃れる術は、あまり無い!


いきなりの初見殺しの強烈な1手だ!


多可士

「クソ!ホーリーシールド!」


しかし、

四天王イホー

「喰らえ!ダークシャンベリン!」

ドカーン!


恵みと多可士は、シールドを爆破され、絶対絶命になる!


四天王ヤホー

「聖女無しではここに来るとは、やはりバカだな!アッハハハハハハハハハ!」



大盾 恵み

「ここまでか!ごめん…」


多可士

「恵みちゃん、この脱出石を使って、君だけでも逃げろ!オレは用君ほど勇気なかったけど、これだ………アレ?」



プスン!プスン!ポン!


火災旋風が、いきなりエネルギー切れみたいに、ガタついて消えた…


「「「「ハァーーーーーー?」」」」


敵キャラ、味方関係なく叫ぶ!



四天王イホー

「何を、した?クソ!アイスストーム!」 


バリバリバリバリバリバリバリバリ!


空気が、耳が痛くなるほど凍り出す!


そして、それがいきなり、ねじれると氷の竜巻になって二人を襲うが…


ガラガラガラガラガラガラ!


竜巻が、止んで氷が落ちてきた。


そして、大盾 恵み は気がついた!

砦のゴブリン達が放っていた、ファイアーボールの攻撃も、なくなっている。撃って来ない!



四天王の二人も頭に??が飛び交っていた!


多可士

「まさか!着火!」


ボウ!

指先から火が出るが、恐ろしいほどの魔力が消費されていく!

フラフラになる!


四天王達も、何か確認したようだ!


四天王ヤホー

「クソ!覚えて…グフッ!」


そこに、 大盾 恵みの正拳が腹に突き刺さる!


大盾 恵み

「アタタタタタタタタタタタタタタタタ!」


四天王イホー

「(グサッ!)クッ…ナゼ…」



四天王イホーは、完全に油断してだらけていた所を、多可士斬られた!



多可士

「ナゼ?とか言っていたな。どういう事だ?」


しかし、彼らをさらなる異変が襲う!


つづく…







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