第465話 (幕間)王道のファンタジーとは!4

 辛かった…


大盾 恵み です…。


やっと魔王領域にたどりついた!


拉致されてから、一年後…


隣の国に行くと、いきなり狂った犬とか、


マイクロバス並のネズミとか…


二足歩行の筋肉が凄い


身長二メートルのアライグマとか…


モンスターが突然変わった!



もう、いや!


モンスター、見たくない!



そう思った時もありました。


その時です。


道端に、スクール水着を着たウサミミの


少女が、倒れていたですが…。


多可士

「(なぁ? 恵み?おかしくない?


こんなに寒くて、毛皮を着た俺達でも


寒いのに素っ裸同然で、アイツの上にも


雪が積もってないよね?)」



大盾 恵み

「(よし!これで行こう!)


わー!凄い大きなウサギさん!


今日はウサギの丸焼きよ!」


そう言って、油をかけて火魔法で


着火する!


「ファイヤーボール!」×2


ドッカーン!


ウサギ人間?

「うわ~待つのですウサ!


私は、食べ物ではないウサ!


(聖女)ですウサ!


女神様の命令で、ここに来たウサ!」



多可士

「女神?誰のこと?騙されないよ!」


大盾 恵み

「ファイヤーライン!」


シュッボ!


ウサギ人間?の周りが焔に包まれる!



ウサギ人間?

「女神様のご命令ですよ!


止めて!やめろ!」



大盾 恵み

「本性を出したわね!このモンスター!


アタタタタタタタタタタタタタタタタタタ!


アター!」


ウサギ人間?を、拳でフルボッコに


する。


多可士

「ファイヤーアロー!」


ドッカーン!


爆発の衝撃で、ウサギ人間は谷に落ちた


はずだった!


だが、ウサギ人間?は宙に浮いてる!



ウサギ人間?

「よくも、女神様の使徒である私を…」


大盾 恵み

「フン!ようやく本気なったの?


○○ゲークエストの魔王直属四天王


の1体、クサッテルーラビット!


(そんなキャラはこのゲームいません!


全て恵みのアドリブです!)」


多可士

「(作戦開始だね!)


隠しキャラの画像そのままだね!


だから死ね!


ファイヤーシャンベリン!」



ウサギ人間?

「私はモンスターではない!


クッ! ホーリーレーザー!」



ボン!


炎の槍と光の筋が衝突する。



大盾 恵み

「使徒だと言うなら、証拠を見せろ!」


多可士

「さぁ、元の世界に帰してもらうよ!」



ウサギ人間?

「魔王を倒すのが…(サクッ!)」


ウサギ人間?の頭に斧が刺さる!



そして、ウサギ人間?は谷に落ちて行った。



クソ〜!



そんな叫びをしっかりと二人は聞いて


また、歩き出す事もあった。


これで自称聖女は何人目だ!


15人(匹)はいたぞ!…



大体、舞空術を使えるほど強かったのなら、


お前ら単独で魔王倒せよ!って怒鳴りたい!



そして、魔王の支配地域に入る!


スライムが現れた!


おい!このスライム!○○○○クエスト


そのままだぞ!



そして、強い!


ファイヤーボール5発当てても効かない!


恵みが、側の大きな石を持って、


何度も叩きつけて、やっと倒した!




玉ねぎスライムが出てきたよ!


うわぁ!目から涙が出てきたよ!


ク〜!




そして、出たよ…


ハァ?いきなり?


メタルなスライムが出てきたよ!


こちらの攻撃なんて、効かない!


だけど、何故か向こうの攻撃は…


スーーーゴク!どんくさい!



だから、避けられる!


だけど、囲まれている。敵10は匹!


その時、私の中に電撃が走ったような


閃きが!


こいつら…アレに似てない?


そして、ここは極寒の地の魔王領域!


地面は凍土!


そう!そして、攻撃の為に飛んで来た


メタルなスライムをキャッチして


他のメタルなスライムに滑らせて


ぶつけてみた!


そう!カーリング!


ピシ!


メタルなボディにヒビが入った!


すかさず多可士もボーリングの要領で、


メタル同士をぶつける!


一匹倒した!


9匹が逃げ出す!



なんとか…生き残った…。


急いで魔王領域から離脱する!


多可士

「用君達と昔、道場交流会の


真夜中ボーリング大会を


やった事が、ここで助かるとは。」


大盾 恵み

「そうだよね〜。


うちらの近所にボーリング場が、


駐車場になったちゃったからね〜。


ボーリングなんて事無かったから…。


やってなかったら、


こんな発想すらなかったかも…。


なんとかして、元の世界に帰って


用君や、あけみちゃん達に会いたいな…。」



2つの月を見て、疲れたので


魔王領域そばの村の宿で


寝た…。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□


次回、本編に戻ります。





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