第463話 (幕間)王道のファンタジーとは!2

 異世界拉致されて、20日が経った。


大盾 恵みです…


相変わらず、ステータスプレートは、


(メンテナンス中)…


どれだけ強くなったか?


わからない…


だけど、冷静さを取り戻して来たことに


よって、おかしな事に気がついた!


「ねぇ?ステータスプレートが


メンテナンス中なのに、なぜ城の鑑定珠は、


鑑定出来たの?」



王女?(私達の側日付いて絶賛監視中!)

「?!


その…あのあとなのですが…


宮廷魔道士団長達に、


ステータスプレートの変異を調査


させたところ、鑑定珠でも


鑑定出来なくなっていました。


つまり、あなた達を鑑定珠で


鑑定したあと、何か変異が起きたと


思われます。」



多可士

「え?じゃあ、どれ位強くなったか


鑑定する手段が無くなったと言うこと


だよね。」



大盾 恵み

「じゃあ、ここにいても私達役に立つか


わからないということだから、


元の世界に、帰ろうか!」



多可士

「そうだね、では帰して下さい。」



王女?

「あの、そういう事ではなくてですね…」



エロクズサラリーマン

「おい!王女様よ~!俺の嫁になるなら、


残って魔王とやらを、殺ってやるよ!


早く服を脱げ!」



多可士

「これで、話はまとまったね!


本当に僕が勇者だとわからなくなったのと、


この世界に残る意思を持つ方もいます。


僕らは、いらない!


だから、帰ります。


それでは王女?様、僕達2人は


帰るので帰還の準備をお願いします。」




王女?

「きょ…今日は、


もう訓練を切り上げましょう。」



エロクズサラリーマン

「おい!結婚式を挙げる準備をしておけよ!」



そして翌朝…



王女?

「ステータスプレートが、変異した


原因が魔王にある可能性が出てきました。


魔王を倒さないと、帰還魔法陣も


起動出来なかったので


帰れません。しかし良かった事に


あなた達は、充分な戦闘力を持ったと、


判断できました。


それでは、魔王討伐に出発してもらいます。」



多可士

「お断りします!早く元の世界に、


帰して下さい!」


大盾 恵み

「サラリーマンさんが、


残ってくれるみたいだから、


討伐してもらったら?


私達は、帰ります。」




エロサラリーマン戦士

「任せとけ!おい!すぐに結婚式を


挙げるぞ!魔王討伐だろ?


結婚式後に、出発しようか!」



王女?

「では、出発してもらいます。


魔王を倒したら帰還の魔法陣も


起動すると思いますので、


がんばって下さい。これは、


当分の間の食料と、路銀です!」



そんな事を言った途端、


城の床が光って、


森にいきなり立っていた。


クソ!また転移?


あのクズ王女?が投げ込んだ


ズタ袋に、ショートソード3本


携帯食料?の黒の硬いコッペパン3日分


あと銀貨数枚。


あと手紙?



手紙には、


我らが崇高なる指令を下してやる。


喜んで、魔王を倒せ!


倒したら、帰す事を考えてやっても


いいだろう!


なんて書いてあった。


崇高?いやいや…、


あなた達十分に外道だよ!


人の皮を被ったモンスターだよ!




召喚拉致されてから…


35日目…


エロサラリーマンさんは、どこかに行った。



今は、いない。


あーーーーーー!


あの世に、行ったわけではないと思う。


1週間前に、全裸で襲って来たので


金のボール2つを、思いっきり


蹴り上げて潰してあげた。




何か別の物も、潰れた感触があったけど


し〜ら〜な〜い!


そのまま放置!



泡吹いて気絶していたから、


生きてはいると思う。




今は、多可士と二人で旅をしています。


剣とかの装備?


高いね!


村を、発見したときに


武器屋に入ったけど、とても買えない。



そしてダンジョンがある村で


冒険者ギルドってところで


登録して、モンスターを倒して


ドロップした魔石とかをギルドで換金して


今は、生活している。





召喚拉致されてから


半年経った…



あの村のダンジョン?


踏破したよ!


ボス?大きなゴブリンだったよね!



え?解体とかよくやるなって?


ちょっと聞いてよ~!


この世界のモンスター、


倒されると魔石とか残して


消えるのよ!



オーク?倒したときに


生姜焼きにしてやろうと思っていたけど、


残ったのは魔石だけ…。



え?じゃあ何を食べているのか?


えー(・_・;)宿で出される


塩のスープと、黒の硬コッペパンと


高野豆腐!


そう!


何故か高野豆腐がこの世界にあったの!


あと、醤油も!



出汁?無かった…


高野豆腐…薄い醤油味…


だけど…豆があるはずだと探したけど


無かった…。



綿花みたいに、高野豆腐が


葉っぱにくっついて畑で出来ていた。



異世界だな〜って、二人で悲しくなった。





つづく…

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