第462話 (幕間)王道のファンタジーとは!1

 私の名前は、


大盾 恵み(おおたて めぐみ)!


関西の○○○高校に通う高校2年生!


下校途中に幼馴染の多可士(たかし)と、


コンビニ寄って会計していたら


突然床が光って、白く光る部屋に


いつの間にか、いたの!



なんで?


わからない!


そして何故か動けない!


側に、多可士が小銭入れから百円出している


姿勢で固まっている!



私も、チョコレート持った状態で


固まったまま!



だけどビックリしたのは、全く


気づかなかったのだけど、


サラリーマンが、私の真横にいた事!


そして私の胸を上から覗いていた!



ハァ?


私、こう見えても武道で


全国大会出たことあるけど全く気配が


感じられなかった!


こんなに接近されていたとは!



そして、部屋に女の人?らしき姿が!


ハァ?布一枚って…


おい!多可士!お前!なにガン見してるの!


サラリーマンのやつも、目だけ動かして


ガン見している!



女の人?

「よくぞ、来た。選ばれし者たちよ!


これから、あなた達は召喚された世界に


送られます。そこをはびこる魔王と、


大邪神を討伐してください。


各自にスキルを付与しましょう!


そして、使命を全うするのです!」



ピカーーーーーー!



いきなり、女の人が光って気を失った!



気がつくと、中世のヨーロッパの


お城みたいな大広間にそのままの状態で


固まったまま、いたのだ!



かっこわる〜!



王様?

「フハハハハハハハ!よくぞ我が呼びかけに


答え来てくれた勇者殿!」


ハァ?異世界召喚?勇者?


ファンタジーテンプレ恒例の鑑定珠での


鑑定が始まった。


そして、案の定…多可士が(勇者)だった。


そして私が(聖女)ではなくて…



なんで、(武道家)なのよ!


ここは空気読んで私が(聖女)でしょう!


あのサラリーマンのエロクズ男?


知らないわよ!


一発やらせろ?バカじゃない!



ジョブ?たしか…(根暗…)何だっけ?


よくわからない。




そして、皆は、なんとな〜く


予想がついているだろうけど、


強制的に訓練をされられて…


まずいマズイ不味い飯を、出されて…



え?(聖女)は?


まぁテンプレだと、普通は私!


だけど、違ったから…



そうよね…



そうなると大体、皆が予想するのが


王女様が(聖女)!ってパターン!



だからね、私…


もてない私に対して普通に接してくれる、


親、兄弟以外の数少ない友(多可士)を、


このニンマリ笑う王女を奪われるのは


すっごーーーーく、嫌なの!



だからね、王女が


「私が(聖女)なんですーーーーーー!」


なんて言いやがったら、


数少ない友の一人の…


武術仲間の友の一人の、「用」君に


教えてもらった、貫手で


この王女の腹を、ぶち抜いて


風穴を開けて殺る!と力を貯めていたけど、


何故か、言う雰囲気なのに


止めた?キャンセルした?みたいな、


ポーズをとって、


あの王女、何も喋らなくなったのよ!



な〜〜んか、おかしい!



ステータスプレート?って叫ぶと


今の私達の、強さとかレベルが


数値化して出てくるって


行っていたけど…


なにこれ?


(只今、メンテナンス中です。)


ハァ?


メンテナンス?


スマホゲームではあるまいし!



これには、王様?も、宰相?も


王太子?とか????????状態だった。



こんなこと初めてなんだってー!



そこで、私は閃いた!


「ねぇ多可士? これって、


ログインとログアウトって機能が


有るんじゃないの?」



王女?

「そんなもの、ありません!」


なんてムキになって言ってくる!



だから言ってやったの!

「えーーーーーー!


ログインとかログアウトすらないの!


おっくれってるーーーーーー!」


多可士

「そうだね~!


メンテナンスなんてやるのに、


ログアウトすらないなんて、


ヘボステータスプレートだよな!」


クソエロサラリーマン

「ケッ!おい!さっさと脱げ!そして踊れ!」



そう!このサラリーマン!下ネタばっかり!


腹が立つ!


だから八つ当たり気味に、王女?に


言ってやったの!


「まさか、魔王倒しても元の世界に、


帰られないなんて外道RPGみたいな


事は、ないでしょうね〜!」


なんて、睨んで言ってやったら、


国王?のヤツが冷や汗をかいて、


宰相?が変な顔をするし、


王女?がブチギレ気味に

「そんなこと、あるわけないわよ!


帰す事はできるわよ!外道じゃないのよ!」



なんて叫びだす!


ものすごい鬼気迫るモノがあって、


正直、魔王?


お前達が討伐したらいいじゃん!


なんて思った。


つづく…









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