第425話 バボン王国の騒動の後始末1

 バボン王国・王都…


  夜の会談の次の朝


 いつもは、商店街と住宅街からの


 「コケコッコー!」な、

  

 ニワトリの鳴き声で始まるのだが…



 その日は、違った。


 「ギャーーー!」


 「イヤだーーーーーー!」


 「ワシは子爵だぞーーーーーー!」


 「公爵様タスケテーーーーーー!」


 そんな、声が貴族街からきこえてくる。


そして、道をいつも乱暴したい放題の


子爵の5男とか、侯爵の長男とか、


見たら逃げろ!が標語になる、


有名人が、簀巻きにされて、


馬に引きずられ、


庶民街の道を通過していく。



民主は、そっと窓から見て、


それを見守る。



冒険者ギルド裏の酒場が、


朝から開くことになった。



なぜか…


王都民の組織代表達が、


状態交換をするためと、


冒険者ギルドに、何が起こったのか、


聞くためであるが、



冒険者ギルドは、なぜか沈黙したのだ。



冒険者ギルド職員達に、箝口令が出た!


商業ギルド職員達にも、箝口令が出た!



そして、冒険者ギルドにやって来る


S級冒険者達。そして


A級有名パーティ!達がやってきては、


宿を埋めていく。


冒険者ギルドに入って行くのみ。



情報が、ない。



そのうち、王都民の組織代表達は、


フッカケ商会の、店員を呼び出すが、


フッカケ商会新人女店員クーラ

「どうしたのですか?」


王都民の組織代表達が、


今朝の事を言うと、


フッカケ商会新人女店員クーラ

「ヨーガ商店本店は、すでに


バボン王国にブチギレ状態でしたから。


後、前のフッカケ商会の先輩達は、


研修の名目で、港町支店に避難しました。


今、フッカケ商会に在庫無いのですよ!


私が採用されたのは、かけっこで


足が早かったので採用だったのですよ。


え〜と、本店からの指令は、


(戦争が起これば逃げろ!)です!」


「「「「「!!!!!!!」」」」」



そして少しすると、昼に


「国王からの重大な発表がある」と、


お触れが回る。





その頃、ベルガー将軍達は、


旧公爵領に戻って、治安維持に


回っていた!


そして、食料を備蓄して


戦争の準備を始める。



タール将軍も、王都近くの領地に戻り


戦争の準備に入った。



そして、バボン王宮の影の軍団達も、


昨日の、夜の会合の内容を


知っていたので、忙しい。


そして、各都市に特急ハト便を、


飛ばしていた。



バボン第二王妃は、顔を青くしており、


軍務大臣ドルゲンは、


簀巻きで王宮に転がされ、


その部下は縛られて王の前にいた。



バボン国王

「なぜ、裏切った!」



軍務大臣ドルゲン

「ヒッヒッヒッヒ!


もうすぐ大邪神様が動かれる。


もう終わりだ!」


バボン国王

「はたして、そうかな?


それを言うなら、この国を乱した、


我らは既に終わっとる。


気づかなかったか?」



国務大臣ガゼッタ

「国王陛下、

 

もう一度お考え直して下さい。


貴族なしでは、国は動きません。」



バボン国王

「そんな国はいらないと、言われたら


終わりなんだと、まだわからないのか?」



軍務大臣ドルゲン

「フハハハハハハハ!


言われたのか!


なら次は、貴様が大邪神様に

 

言われたらいい!」



バボン国王

「大邪神か…


旧地球文明時代の終わり、


地球魔導怪獣大戦・地球戦場編末期に、


このマルダス世界へ、


移民船を乗っ取ってやって来た、


元大教皇サイザー・ラ・カルッティは、


すでに、旧地球時代に救世主様に、


同じ事を言われた後らしいよ。


そして移民後その元大教皇様は、


黒大ダコの大邪神にジョブチェンジした


らしいな。」




国務大臣ガゼッタ

「陛下…」


軍務大臣ドルゲン

「フン!地獄見てきたような、


眼を、しておるが無駄無駄無駄!


大邪神様に革命を起こして……え?


オレ…何を言っている?


ハァ?…アーーーーーーーーーーーー!」




軍務大臣ドルゲンが、泡を吹いて


気絶した。



近衛騎士がドルゲンを鉄の檻に入れる。



国務大臣ガゼッタ

「いったい、何が…」



バボン国王

「早く、オオト・ユミの事件を解決させる。」



国務大臣ガゼッタ

「ハ!」





 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る