第424話 夜の会談…2



バボン国王は、まだまだ事態をなめていた。


そのことを、マットは


戒めようといたが…、


どこまでもバボン国王は、舐めていた。



しかし、この流れに


良いのか?悪いのか?


よくわからない存在が転移してきた。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


つづきから。



転移してきた存在。


それは、受付嬢トーラであった。


バボン国王は、


ストレス起因の超高血圧性脳溢血で


死亡する一歩手前であった。



バボン国王

「痛い!頭が痛い! 助かった。


よく来てくれました受付嬢トーラ様…」



ドサッ!


バボン国王は、倒れた。



しかし、冒険者ギルドグランドマスターは


動かない。


そして、受付嬢トーラも動かない。


そして、喋らない。



だが…


マットは、すでに身体強化を纏い、


戦闘態勢に入っていた。


言葉は、攻撃!


そう、受付嬢トーラのレベルだと、


喋る言葉すべてが大呪文!



マットは、すでに遺書を書いてあった。


後は戦うのみ。


そういう男だからこそ、


用は争わずただ講話に首を、縦にふった。




いかに、バボン国王は薄っぺらいことか…


基本的に、命令だけして後は無責任…


王とは、責任を持たなくてもいいという


根拠の無い考えにどっぷりと漬かった


者のなれはてが、マットの前の椅子に


倒れていた。




受付嬢トーラは、


上のさらに上の上の上の存在から


叱責を受けていたのだ…。



実は、冷や汗をかいていた。


なんとかこの事態を収めないと…。



そこに、転移してきた存在が!


メルト(元聖カルッティ王国女王)

の精霊体だ!


(メルトは、世界樹は通常精霊と


話すためにメルトの精霊幽体離脱?


なる固有オリジンスキルを


よく使っていた。第324話内のメルトも


幽体離脱精霊化状態で、


女王はこのとき2人いたのである!


ちなみに、


これはメルトのオリジンスキルである。)



メルト(元聖カルッティ王国女王)

「ハァ?スキルのレベル上げをかねて、


バボン国王に、嫌味を言いに来たら、


こんなことになっておったか。


どうする?ヨーが、タヌキ寝入りを


してくれている内に、片付けるか、


それとも、地獄のラッパを鳴らすか?」




トーラの眼が白く光る!


神鑑定眼だ!


受付嬢トーラ

「(強い…え?用賀 用の下僕?)


ズルい!自分だけ先に!


下僕?こら!どれだけ私が辛抱して…。」



そこに、また転移するものが…。


ミノタウロス将軍 ボルッキー

「間に合ったか。やれやれ。


トーラ様?どういう絵を…」


その時トーラは、脳溢血を起こす寸前の


バボン国王の頭を指さすと、


バボン国王の青白い顔が普通に戻るが、


何か変だ?


それを見て、ボルッキーはため息を、


マットは、責任者の義務と噛み締め、


メルトは、まるで赤ちゃん歩行補助器の


品定めしないといけない時の、


買う人の眼になる。



 そして、トーラはメルトの眼を見て、


パイン街で何が会議されていたのかを、


すぐに察知した。



トーラは、ずっとバボン国王を見ている。


そして、それを見守る三人組…


マットは、その時大きな存在が、


透明なバボン国王を担いで


地下からやって来て、


バボン国王の身体に叩きつけるのを、


見た!!!感じた!


そして、大きな存在はトーラに一礼して、


メルトに「頑張れよ」と言い、


マットに、向かってうなずき、


ボルッキーと互いに一礼して、


地下に帰って行った。



そして、バボン国王は目を覚ます。



受付嬢トーラ

「バボン国王様、国王としての責任を


取るときが来たようです。


貴族無しで国王としての仕事をするか、


腐敗王国討伐革命物語の悪役に、


踊り出るのか、


よく考えて行動してください。」




バボン国王

「お許しをーーーーーー!


地獄行きはイヤだーーーーーー!


おねげえします!


腐敗貴族をすべて、取り締まります。


王国の民の為の政治に作り変えます!


税金も、下げます!


王であっても、謝ります!


謝らない貴族は処刑します!


どうか、お許しをーーーーーー!」




受付嬢トーラ

「( ´△`)」


ボルッキー

「ヽ(´Д`;)」


メルト

「(´°A°`)」


マットは、バボン国王がどこで


どんな目に、あったのかが、


だいたいわかったので


見守ることにした。



そして、それぞれトーラが言った


内容とほぼ同じ事を、バボン国王に


言って、その場から離れた。




パイン街 冒険者ギルド横

(仮)喫茶では… 


メルト

「マスター?


(夜更けに、優しいセット)5つ


お願い〜!」


そこでは、妙な会議が始まる。


マット

「会議用の喫茶?」


ボルッキー

「地球の日本の都市部で、


少し前に流行った喫茶店らしい。」



受付嬢トーラ

「バブル時代は、テーブルに黒電話2台


置いてあったやつね。


最近は貸しオフィスとか、


ホテルのテレワーク時間貸しプランに


移行しているけど、


契約事とかは、喫茶店はまだ現役よ。」



そこに用が、来る。


そして、マスター役のメイド・ゆみが、


フレンチトーストセットを持ってくる。


受付嬢トーラ

「すごい!…卵使わないで


大豆と小豆で、ここまで再現するとは…」



ボルッキー

「精進料理もいいが、ビーガンも


なかなか進んでいるな。」



マット

「これなら、精霊魔道士達に勧められる。」



そんなことを言いながら、


会議は、始まった。




追記

バボン国王は、


(  Д ) ゚ ゚


な、状態で硬直しているようです。






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