第408話 杉谷…オババに会う。そして…知ってしまう1

 元、 メルーダ鉱山跡ダンジョンから、


連れ去られた、杉谷達は…



オババが封印となった島…


いや…オババも封印された島に


来ていた…



大邪神分身達は、封印を解いたら


生かしてやるとだけ言って、


どこかへ行ってしまった。



杉谷達は…?な感覚だった。


どういうことだろう?


食料も有るぞ…


ここって…あの封印がある島だよな…



そこに、恐ろしい笑い声が聞こえてくる!


「キャッハハハハハハ!」


「久しぶりだのォー父上の分身よ〜」


「やめろ〜食うな〜」



「逃しはしないぞ〜」


「ヒィーーーー!」


「おい!同胞よ〜どこに行く〜


助けてくれよ〜」



「ヒィーッヒッヒッヒー!


そうはいかんぞ〜!」



「なに?助っ人?勇者?


もう配置につけた?


おーい!助けてくれよ〜


この妖怪を、退治してくれ〜」




杉谷

「(´゚Д゚`)ハァ?」


担任・帆山

「(´д`|||)なんだ?」


エージェント則子(古田丸 則子)

「Σ(゚Д゚;)ナンデ?」



そう!


あの恐怖の声なのだが…


何故か情けない大邪神の声で、


助けを求められる…


それに、かなり戸惑う三人組…



そして、大邪神が言う!


妖怪だと…


つまり…


大邪神よりも怖い妖怪…





オババって言っていたよな…


ヤバくない?


食われるとか言っていたぞ…


うわ〜


関わりたくねぇ〜




なんて、三人組は…


会議ならぬ、愚痴をたいていた。




エージェント則子(旧田丸 則子)

「そういえば、フロンが関わりたくない


ヤツの上位だとか言ってたよね。」



担任・帆山

「海の向こうから、視線を感じる。


間違いない。大邪神の分身のヤツ


見張っている!」



杉谷

「なあ? 確か…バラエティ番組で、


海水から塩を取る方法とか、あったよな!」



担任・帆山

「あーーーーーー!藻塩とか塩田か?」



エージェント則子(旧田丸 則子)

「そうか! 妖怪だから塩!


作りましょ!


スキルとか、あの封印の力の抜けようから


考えて、無理!


それよりも怖い妖怪なんて、


対応は不可能よ!」




しかし…

「誰が妖怪だとー!


こら、さっさとわしをここから出せ!」


そんな声が、山から聞こえる!



「「「出たーーーーーー!」」」


一目散に、海岸まで逃げる三人組!



そして杉谷と帆山は、塩田を作り出し、



エージェント則子は、大きな葉っぱとか、


何か使えそうな物を、探し出す。






遠い海の上では…


大邪神分身達が、会議をしていた。

「おい! パイン街を見てきたが、


あの執事…オレの視線を、


探知していた。」


「ほう?なかなかやるじゃないか!」


「そちらはどうだ?」


「あいつら…なにか塩を作るなんて


言い出したぞ?」


「塩作ってどうするつもりだ?」


「わからん。」


「なぁ? 今はオババだったか…


一応、本体の娘なんだよな?」



「あぁ…そのはずだ…」


「そう言われると…自身がない…」


「怖いよ…もう妖怪だ…」


「本体のやつさぁ〜、


あの妖怪を自分思い通りになるとか、


思っていたんだろ?


おかしいだろ!」


「確かに… あんな妖怪…


どういう教育したら産まれるのやら…」



大邪神(念話)

「なんだと!もう一回言ってみろ!」


大邪神分身ズ(念話)

「「「あれは、妖怪!


私達では対処不可能です!」」」



大邪神(念話)

「なんか、すいません(._.)


作りたくて、出来上がったのでは


ないんだが…。」





□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

オババ達に対するの対応は、


大邪神でも難題らしい…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る