第409話 ホロン国王陛下逃亡開始!
ホロン国王は、まだかまだかと、
玉座の下に隠れていた。
大邪神の手が、
なかなか宮殿から動かない…
元王太子(大邪神分身A)
「クソ!、メルーダ鉱山跡のダンジョンが、
攻略されてしまった!
冒険者ボー・ボーガス?
よくも、邪魔をしてくれたな!
大邪神の分身を斬るなんて、
何者だ!クソーーーーーー!」
メイド・トロイの認識阻害結界の
せいで、大邪神の通信網は、
用達とパイン街の情報に関して、
全て、無茶苦茶になっていた。
ホロン国王
「ボー・ボーガス? いやこの感じ…
ヨー・ヨーガ殿か!
(希望が見える国王)
頑張れオレ!
耐えるんだ!
なんとかして、生き抜くんだ!」
もはや泣きが入ったホロン国王…
そこに、妙な情報が入ってくる!
大邪神の下僕A
「聖カルッティ王国の情報部に、
ホロン国王が、浮気相手の
ブリードル帝国のフロンと言う娘に
会いに行ったと、
書いてある物が見つかりました!」
誤情報である!
フェイクニュースである!
ホロン国王とバボン国王は、
どこか抜けてはいるが…
不倫だけはしなかった。
しかし…
元王太子(大邪神分身A)
「なるほど! だからいくら探しても
いなかったのか!
なんて事だ!この王太子すら
知らない事だぞ!
なるほど!この王太子もバカなら、
ホロン国王もバカだよな!
特に王太子は、国王と匹敵する
バカだったよ!
ハーレムに、巨大な力と、権力!
それにつられて、俺様に
乗っ取られたのだからな~!」
笑いながら、大邪神の手と分身は、
どこかに行ってしまった。
ホロン国王は、すぐに移動する…
行き先は、トイレだった…
そして、スッキリした国王が、
宝物庫とに閉じこもる。
ここは荒されて無かった。
途中の部屋を見たが、
もぬけの殻出たあった。
そして、一番ショックだったのは…
自分の信用していた者達が、
大邪神に寝返った事であった。
「あーーーーーー。情けない。
クソ!こんな事になるのだったら、
ベルガーの言うとおりにしておけば…」
そして、決める。
騎士シー・ド・ダイハードに、
なんとか会わないと…
そして、ヨー・ヨーガ殿に会わないと…
国王は、国宝のマジックバックに、
全ての国宝を入れる!
そして、逃亡用の冒険者の出で立ちに
なって、マジックアイテムの
「身代わり人形」を使う!
これは、先王の恐怖政治時代のもので、
先王から没収したものだ。
宝物庫から出て、すぐに国王役をさせる!
物陰に、倒れている者がいた!
私の側近だ!
前を斬られていたが、まだ息があった!
ミレイ特製のハイポーションを飲ませる!
側近
「陛下!ご無事でしたか!」
国王
「すまん、わしが不甲斐ない為に。
そうか!お前がここで叫んだから、
危機を気づけたのか!
わしは、今からバボン王国のパイン街に
行く!どうする!」
側近
「お供いたします。
昔は冒険者を副業でしておりましたから、
戦えます!」
こうして、ホロン国王と側近は
バボン王国目指して、旅に出た。
その頃パイン街のパン職人修行工房では…
ミルト(ホロン国王側)
「あの、その…相談があるのですけど…」
最近、一緒にパンを作り出した、
新人のトレバ さんと、メルトさんに、
トレブさんの三方に
相談する事になった。
出したのは…
ホロン国王の王印であった!
ミルト(ホロン国王側)
「2日前に、朝起きたら…
お腹の上にあったのです。
これって、本物にそっくりだし…
どうすれば…
私にちからがあれば、
国印と話せるのでしょうけど、
その…もうひとつの可能性も…」
メルト
「なるほどね…待ってね。
おーい、ミレイ呼んで来て!」
ミレイ・ヴァーミリオンが、来た。
「ハァ…先に言っとくけど、
幽霊じゃないからね!」
アワアワする、元辺境伯達…
ミリは、土下座…
そこに、用達が上空から
空飛ぶ新幹線で返ってきた。
いや…スピード出しすぎて…
空を飛んだ為に、空を飛んで
帰ってきたと言う方が正解らしい…
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さて、ついに…あれ?
受付嬢トーラは?
いろいろありますが次回は
杉谷編てもなく、大邪神編です。
大邪神のクセして変でしたよね?
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