第403話 クラス優遇組のダンジョン日記4

  メルーダ鉱山跡ダンジョンに


あと少しのところでゴブリンの


襲撃を受ける輸送団!


杉谷達は、限界であった。


杉谷の頭の中で、テレッテテッテテー♬


と音楽か鳴る!


「スキルアナウンスです。


勇者スキルが、上がりました。


おめでとうございます。


スキルが、進化します!


勇者スキル2に進化しました!


只今の勇者スキル2のレベル1です。


おめでとうございます。


勇者スキル2のパッシブスキルが


開放されました!


勇歩スキルが発動します!


敵に対して、強制的に前に進みます!


そして、後ろからの敵に対して、


自動反撃を開始できるようになりました!


後ろに向いたままでも、


勝手に反撃します。



おめでとうございます。


上位剣術強制習得スキルが発動します。


これにより、間違った剣の使い方だと


激痛が走るようになりました!



おめでとうございます。


勇者の祈りのパッシブスキルが


発動します。


一日最低1回、本気で涙を流して、


懺悔しないと、激痛が発生します。」





 杉谷は、真っ青になる。


黙って、ゴブリンを斬るようになった。



 そんな時、輸送団はタール将軍に


救助される事になる。



 そして、大穴の前に立たされる三人組。


 時々、大きな揺れが発生している。



杉谷

「待ってくれ! 食事と休憩をとらせて


欲しい。」



騎士シー・ド・ダイハード

「いいのか? すでにヨーガ殿が


このダンジョンの中に入った!


先にこのダンジョンを攻略しないと、


厳罰をバボン国王から言い渡されて


しまうぞ!」



担任・帆山

「ここに、やはり用賀が来ているのか!


ラッキー!」


エージェント則子(旧田丸 則子)

「良かった!


これでこのダンジョンを


攻略しなくて済むわ~


出てきた所で、さっさと歓待されて、


豪華な生活を送れるのよ!」



ベルガーは、用の書き置き通りの


展開になったのを、


ジーと見ていたが、買い置き通りに


することになった。


ベルガー

「いいのか?そんなに仲がいいのなら、


ボス攻略時にもらえる、


攻略者本人様しか使えない


若返りの秘薬とか、


モテる秘薬とか、


金を産む魔導具?とか魔導生物?とか、


あるらしいが、


止めを刺すときに譲ってもらえる


のじゃないのか?」



杉谷の目に光りが!


杉谷

「金を産む魔導生物!」


担任・帆山

「モテる秘薬!」


エージェント則子(旧田丸 則子)

「若返りの秘薬!」




 三人組は、大穴の入口に近づくと、


そこに強風が吹く!



「「「あーーーーーーー!」」」


三人組は、大穴に落ちて行った。


ベルガー

「うわ〜!あれほど


強風に気をつけろって


言ったのに!」






その頃、用たちは大邪神分身Cを


封印して、食事休憩を取っていた。



メイド・トロイ

「味付けどうですか?」


「うん、美味しいよ。」



AI

「アラート! 上から急接近の


複数の物体があります!」



「「「あーーーーーーーーー!」」」



杉谷達が、用たちの目の前を、


高速で落下して行った!



「Σ(・ω・ )」


メイド・トロイ

「Σ(ノд<)」


AI

「ハァ…まぁ、大丈夫でしょう!」



メイド・トロイ

「息があれば、再生できます。」



「あれ?古田丸 則子がいなかったな?


もう一人の仲間はゴブリン?なのか?


あれ?トロイアルちゃんに、


もう一度聞かないとな。」



AI

「(トロイちゃん、どうしますか?


まさか、あのゴブリンが、


旧田丸 則子だって言っても、


かなり無理があるような?)」



メイド・トロイ

「(だよね…トロイアルから、


聞いてはいたけど…


いや、気にしてはダメよ!


そのままの事実を言いましょう。)」



「まさか…あれが旧田丸 則子か?」


AI

「そうだと思います。」


メイド・トロイ

「なんとなく、トロイアルから


聞いていたのと一致していますね。


呪いの反動があるのでしょう。


しかし、その次に来るのは、


報いです…


反動と報いは全く別物と考えないと、


いけません。」



「そうだね。


呪いの反動だけでも、ああなるか…。」



しみじみと、考えさせられる物を見て、


ダンジョン攻略を続行する用たちであった。

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