第394話 まだナメプ中のバボン国王1
続きです。
その日の内に、
バボン王城に真っ黒な騎士たちが、
転がされる。
あまりの展開の速さに、
冷や汗だけで脱水症状を起こしそうな
バボン国王は、何度も水を飲む。
冒険者ギルドに対して宣戦布告を
したバボン王国のニュースは、
全土に広がっていく。
バボン国王は重い腰を上げる。
騎士たちの実家を兵士で囲む。
たとえ貴族であっても、
捕まえた。そして廃爵にした。
その上で、全土放送をする。
バボン国王
「我々は冒険者ギルドとは敵対しない。
そして、戦争もしない。
その意志を示すため、
勝手に王命と偽り宣戦布告をした
騎士達の家を全て廃爵し平民にした。
そして、その罪人は全て逮捕した。」
しかし、そこに別の魔導通信の
速報が入る。
ホア・ド・ソク公爵の領都陥落である。
長男のラターグ・ド・ソクも
捕まったとのライブ放送が始まった。
放送は、ホア・ド・ソク公爵の
宣戦布告場面から、
ソク公爵軍の地獄ムカデに地獄ウナギに、
スケルトン!との戦闘の一部を流して、
今、公爵と長男を簀巻きにした映像が、
流れていた。
こうなると、次の展開はだいたい
決まってくる。
用は、国王がどういう対応をするのか、
見ていたが…動かない…。
あれ?
AI
「気絶しているみたいです。」
用
「まだ舐めていたか…。」
メイド・ゆみ
「そうですね。こんな局面に
なるとい予想できていたはずです。」
メイド・トロイ
「どうしますか?」
用
「報いは、受けてもらう。」
メイド・ゆみ
「バボン国王の冒険者ギルドに対する、
宣戦布告ですか…。
こちらも、すぐに手を打ちます!」
次の日……
元宰相家のペイン家では、
会議が開かれていた。
「どうするのだ?」
「行方不明の叔父上を探せ!」
「大変です!王都からの使者がきました。」
「なんのようだ!」
「クソ!あの国王が丸く収めないから!」
元宰相側近B
「ごきげんよう!元宰相婦人!
よくも私の母を殺したな!」
ブスッ!
短剣が元宰相婦人の腹に、
突き刺さる。
「貴様!」怒鳴る声があったが…
そこに、騎士たちがなだれ込む。
元宰相側近B
「国王陛下からの命令書だ!
元宰相夫人の命は、私の裁量に入った。
後は、貴様らの事だ!
さて、王都に連行する。
心配するな、お兄様たちよ。
お前達が生きていける選択肢も、
用意しておいたから。」
その日、ペイン家の全ての人、
使用人すらも全て牢屋行きになる。
使用人の裏稼業は暗殺者だからだった。
元宰相側近Bは、用との和睦が成立
してから、ペイン家をどうするかを
考える事にした。
バボン王国・王都
バボン国王は、玉座に座り込む。
元宰相は元宰相側近Bが片付ける。
だが…用の事はどうしよう…。
建国の勇者達が、
説得してくれるだろうと、
おもっていたが…
やはり、勇者達が怒っていると言う
情報は正しかったという事か…。
いったい受付嬢トーラ嬢は何をしている。
そういえば側近Bと側近Cの
やつどこに行った?
ユミ・オオトが怒っていると言う
情報は恐らく正しいだろう。
だが…国家の存続を考えると…
待てよ…
そういえば…
冒険者ギルドのグランドマスターは、
妙な事を言ってきたな…
宣戦布告を撤回するなら、
ヨウ・ヨーガに対する宣戦布告と、
ユミ・オオトに対する宣戦布告を、
行動によって撤回せよと。
彼らには、王国を存続させる
義務など一滴もないのだと!
そのことを、よく考えろ。
なんていっていたが…
まぁなんとかなるだろ!
この王国の存在価値……
まさか…そうか…彼らには
王国の存在価値は…いや…あるはずだ…
それに、管理者達にも…
存在価値はあるはずだ…
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