第393話 目が覚めた患者さん。
パイン街ヨーガ商会の屋敷
野波
「ハァ、生きていたか…」
用
「「知らない天井だ」とか言わないのか?」
野波
「オレは、もう…」
用
「ゾウさんなら、再生する。」
野波
「え?マジで?」
用
「その水槽の中で、しばらく休め。
脳血栓とか、かなりヤバかったけど、
血栓は分解した。
当分の間は水槽生活。」
野波
「ハハハ………。
ゴメン……、
アイツラ…助けられなかった…。」
用
「心配するな。ほら…
あのモニター見てみろ!」
野波
「え?…あいつら…」
用
「オレ達はあの時に、砦に向かって、
ゴブリン・ジャイアントと交戦したんだ。
なんとか回収できてな、
みんな、脚とか腕とか無くなったり、
ボロボロだったけど、
一命をなんとか繋いでな…
最近やっと、五体満足に
なったんだ。」
そして、例のペットボトルを出す。
用
「あのマイネだかな、
ここに封印した。
こいつは、死んでも死の概念が
ないんだよ。
だから、直接地獄に入れる。」
野波
「えーーー!」
水槽でアゴが外れていた野波であった。
その頃、マイークラー街の冒険者ギルド
ルルト
「嫌な予感がしますわ!」
ミルト(バボン王国側)
「私もする。国が動く。
ルルト、私達も動くわよ。」
バボン国王の女騎士が、冒険者ギルドの
女子寮に入った時に入れ違いになる。
女騎士R
「ミルト様ルルト様達はどこだ!」
副ギルドマスター ラチェット
「ご自身で判断され、
ご自身の足で動かれました。
そういうことでは?
ねぇ?ライザール家の詐欺師女騎士様?」
女騎士R
「なんだと! なぜ私の家の名を…
貴様…!」
副ギルドマスター ラチェット
「ヨー様!感謝します!
我が父と母の敵達の一人と、
ここで会わせてくれたことを。
覚悟しろ!このクソ女!」
ここ、マイークラー街冒険者ギルドで、
親の仇討ちの戦いが始まる。
ラチェット
「ファイヤーランス!
ファイヤーウィップ!
喰らえ!爆裂乱打!」
無数の残像も入った、火のムチが
女騎士Rを襲う!
女騎士R
「フン! ウォーターウォール!」
ジュア〜!
すぐに水の壁が蒸発した。
そして、あっさりと火のムチ百叩きを
喰らう。
女騎士R
「うげ!」
全身黒焦げになる女騎士。
ラチェットは、すかさず蹴りを入れる。
ボキッ!
女騎士Rの肋骨が折れた。
ラチェット
「オイ外道!弟の居場所を言え!
そうすれば、生かしてやろう!」
女騎士R
「ウゥ…」
ラチェット
「言え!」
蹴りを入れる!
ボキッ!
今度は左腕の骨を折った。
「どうした?」
他の男騎士が乱入する。
ラチェット
「不届き者を焼いただけよ。」
男騎士
「貴様!」
ラチェット
「あら?ライザール家の次は……」
そこに、冒険者ギルドマスター
グリスが来た。
グリス
「冒険者ギルド女性職員寮に乱入とは、
先王に言われたとか言って、
また女性を乱暴の限りを尽くす
つもりかな?」
男騎士
「国王陛下に対する、反乱とみなす!」
しかし、ここにもう一人いた…
グランドマスター マット
「そうかい!なら、冒険者ギルドに対する、
宣戦布告とみなす!
みんな見たね!
この通信は全土ライブ放送だから。」
その日の内にバボン王都・王城に、
黒焦げにされた騎士達が、
転がされた…。
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