第390話 マルダス月探索計画!2

しばらくフロン海賊団と、


クラス優遇組の残り三人組に


スポットを当てて行きます。


あまりに、激動する他の国、組織の動きに


ついていけなくなる前の調整となります。


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続きです。  




 冒険者ギルドの尋問官が、


真っ青になって報告書を書く…。


そして、その内容を伝え聞いた、


バボン国王も真っ青になった。



 しかし、その杉谷達の尋問を、


 屋根裏で盗み聞きしていたタラント伝に


聞いたフロン達は、首をひねった。


(フロン達は前世の記憶が蘇ってます。)


 

 打ち上げを、島から見ていて途中で


爆発していたのが見ていたからだ。



フロン(元皇女・海賊王)

「違うと思う。わざと爆発させた?。」


ハーノ(元聖カルッティ第1王女)

「同感!何かを狙っている?」


プルト(元聖カルッティ第2王女)

「あ!月が天頂の時に発射したよね。」


メルード(元聖カルッティ第3王女)

「まさか……狙いは月?」



フロン(元皇女・海賊王)

「月に、なにかあるのか?」


プルト(元聖カルッティ第2王女)

「元女王(メルト)が☓印を


つけていたのを覚えている。」



フロン(元皇女・海賊王)

「まさか…え?…あれって…よく見たら…」


ハーノ(元聖カルッティ第1王女)

「うん…似てるよね…あの死の戦闘衛星…


(ブラッティムーン)に…。」



フロン(元皇女・海賊王)は、


タラントに、杉谷達を見張るように、


指令したが…


その魔導通信をかなり不完全に


傍受されて…


かなり内容が変質した報告が、


バボン国王に入った。


魔導師団・傍受担当者

「フロン元皇女は、ヨーガ商店が


異世界移動の準備に入ったのでは?


と言っていると思われます。」



それを聞いた側近Dは、

「世界を焼くつもりだから、


移動準備に入った!」


なんて言い出す。



実は……………、


ブリザード公国に助力をもとめたのだ…。


すると、内部浄化をキツク求められたのだ!


「なぜだ!」と、バボン国王が


キレ気味に聞くと、


かなり冷たい声で、


「あの方なら、怒りがMAXになったら、


全てを焼くだろう。」


と言われる。


そんな経緯があったのだ…。


バボン国王は、再び真っ青になる。



その日…


バボン王都の城下町のワインが売れる!


そして、いつもは明るい貴族街が、


暗い…


そして…


静かであった…。



そこに、王都の外へ行こうとする、


ボロ馬車が、大門に向かっていた…


門番兵士A

「止まれ! 通行許可証と身分証明書を


みせよ!」


ボロ馬車の御者

「へえ、これです。」


御者は、紙と金貨入りの袋を渡す。


しかし、金貨入りの袋は突き返された。



悲壮な顔をする御者…


そして、紙も返された。


門番兵士

「見逃してやる! すぐに引き返せ!」


大門前には、兵士が集まっていた。


ホロ馬車から、執事らしき者が出てくる。


執事?

「侯爵様の御印だぞ!」


門番兵士B

「だから、ここで殺さず見逃してやると、


いっただろう!早く帰れ!」



執事?

「どういうことだ!」


門番兵士C

「ハァ〜。早く帰れって言ったのに…」



近衛師団が、やってきた。


そしてボロ馬車を囲む。


中から侯爵婦人達が、連れ出された。



侯爵夫人らしき声が響きわたる…

「ハァ? なぜ私が!…」


「ヒィ! 違う! アレは私ではない!」


「そんな…。」



そして…一時間後… 


今度は、豪華な馬車が大門前に来た。


御者

「王命だ! 今から、マイークラー街に


至急向かう!開けてくれ!」


しかし…そんな指令出ていない…



中には、子爵夫人に公爵夫人もいた…


門番衛兵A

「…………」


そして、彼女達も捕まって行った。


月が明るい夜であった。


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