第389話 マルダス月探索計画!1

  その後、ゆみさんはゴーレムの


オート設定を解除し忘れて…


5機のツバメシャトルが出来ていた。



メイド・ゆみ

「あう〜〜!」


ユグドラシル

「とりあえず、打ち上げよう!」



そして、夜…


月の一つに向けて発射された。



闇夜に打ち上げるのである。


よく目立つので、


すぐに、バボン王国中の噂になった…。



バボン国王の耳にも入る。


だが…表立って今の状況では、


国王が、表立って聞くわけには


いかない。



しかし、冒険者ギルドが調査しようと、


してきたがドリズが「触れるな!」と


警告した。



なので、冒険者ギルドに捕まった、


杉谷達が問い詰められる。



魔導通信で送られてきた映像記録を


見る三人組。




エージェント則子(旧田丸 則子)

「これって…

スペースシャトル?」


担任・帆山

「ロケット推進? ブースター?


打ち上げ?」



杉谷

「すげー! あいつ石炭や石油を


作っていたけど、


まさかスペースシャトル打ち上げるか!」



そして映像は、ゆみが雰囲気作りの為に


宇宙服を着せたゴーレムが


うろうろと歩く場面も映す。



エージェント則子(旧田丸 則子)

「え? マジで宇宙服じゃん!」


担任・帆山

「オイ!あの載せている機械!


まさか!ハッブル宇宙望遠鏡か?」



杉谷

「ハァ?あれは、家の会社の技術者が


言っていたけど、一人で作れるような


物か?相当賢くなかったら、


作れる物じゃないぞ!」



エージェント則子(旧田丸 則子)

「あいつは、賢さレベルだったら、


かなり高いよ。杉谷の実家の会社の


総資産2000億の3倍をたった2日で、


稼いだ事があるくらいよ。」



担任・帆山

「あの噂は、本当だったのか…」


杉谷

「ハァ?オレの実家の3倍?マジか?」


杉谷

「だけどな、コンピューターは


どうするんだよ?


いくらあいつでも、ICとか


作れるのかよ? ナノだぞナノ!


センチとかミリじゃないぞ!


細かいのと、正確さで実家の会社でも、


開発するのに苦労しているのに!」



エージェント則子(旧田丸 則子)

「…………………あ!そうか!」



担任・帆山

「そうだよ杉谷、コンピューターは


あるじゃないか!スマホが!


ブリードル帝国の奴らが、


もっと、俺達のスマホの中の状態が


良ければ、錬金術の奥義スキルで、


コピー出来るって言っていたよな。」


(クラス生徒達が持っていたスマホは、


転移の影響のせいで、故障しています。


中は、無茶苦茶に溶けたのような


状態だったようです。


一部の者達は、スマホの後部パネルを


開けた途端発火してしまったみたいです。)




杉谷

「そうか…そうだった!」


その時杉谷の中に、乗りたい!!!


スペースシャトルに乗りたい!


と、明るいも暗いも含んだ


大きな気持ちが、動いた…



これが、後にどうなることやら…


そして、冒険者ギルドには、


空の上から何かを見る装置でも


打ち上げたのでは?と、


適当に言っておいた。


(ハッブル宇宙望遠鏡は、地球ではなく


宇宙を見る装置なので、


三人組は逆さまの報告をしたつもりで


ある。)



冒険者ギルドは、そんなことをして、


何になるというので、


杉谷は、大きくため息を吐いて言う。


杉谷

「上から見ればお前らが軍を、


動かしてパイン街に攻め込むのが


丸見えだろ!」



と言うと、冒険者ギルドの尋問官は


真っ青になった。


□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

用達は、ハッブル宇宙望遠鏡は


作ってません!


ゆみさんの願望で作られた、


人工衛星っぽい物です。(笑)

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